相互理解の魔法:コミュニケーションにおいて成功するための秘められた方法#1
7日目のmonちゃんからバントンを受け取りました!
ChatGPTと仲良しになったmonちゃんの情報とても参考になりました。
▼monちゃんの記事は以下です
AI下手でもChatGPTを力づくで使ってGASを設計できた話
自己紹介
はじめまして!初投稿です。
GMOペパボ株式会社のCS部門に所属しているTomboです。
2023年2月1日に中途入社しました。
前職は、コンタクトセンターを中心としたBPOサービス事業に約12年ほど従事していました。
ペパボに転職したいと思ったきっかけは、働く環境などいろいろありますが、なによりペパボの企業理念である「もっとおもしろくできる」
という言葉にワクワクしたからです。
大抵の会社は企業理念や企業概要にはフィロソフィーのようなものが
記載されていることが多いと思いますが、
ペパボでは、堅苦しい内容ではなく「会社を知る」のようなワクワクさせられるような内容や、「HRブログ」のように会社を知ってもらうための活動が全面に出ていて「とてもおもしろそうな会社だ!」と思ったからです。
また、ペパボは「わたしたちが大切にしている3つのこと」というのがあります。それは以下の3つです。
なんか楽しそうで変わった社風の会社だなって思いませんか?w
3つの中でも個人的には、「みんなと仲良くすること」において、簡単なようで一番難しいことだと思っています。
なぜか?それは、一人だけでは絶対にできないことだからです。
私は前職でコミュニケーションを取るときに気をつけていたことがあります。
それは、相手のことを知る(相手の考えていることを知る)ということです。コミュニケーションは一方的では成り立たないですよね。
相手がどんな人なのか?どんなことを大事にしているのか?人それぞれの「行動の原理」は違うので、そういったことをなるべく理解して相手の意図を汲み取ってコミュニケーションを図ることに気をつけていました。
ただ、相手がどんなタイプの人なのか?どういった考え方をする人なのか?を知るには「大量の会話 × 相手を知る為の質の高い会話」が必要になります。
ただ、前職では所属部署内に500名ほどが在籍しており、ひとりひとりのことを知るには非常に時間がかかる環境でした。
そこで、相手のタイプをざっくりと知るために活用していたコミュニケーションツールがあります。
それは、「エニアグラム」です。
エニアグラムとは?
9つの基本タイプ:
エニアグラムは1から9までの数字で表される9つの基本タイプがあります。それぞれのタイプは異なる特徴や特性を持っています。
パーソナリティの根本動機づけ:
エニアグラムは各タイプが特定の根本的な欲求や動機づけに基づいて行動すると考えており、これにより、個々の行動や決定の背後にある基本的な原則を理解します。
相互作用と成長方向:
タイプ同士の相互作用やストレスへの対処方法、そして成長するための方向性がエニアグラムに組み込まれています。各タイプはストレス時に別のタイプに似た特性を示すことがあります。
コミュニケーションの理解:
エニアグラムは他者とのコミュニケーションにおいて、異なるタイプ同士の理解を深める手段として役立ちます。自分と他者のパーソナリティの違いを理解することで、より良い人間関係を築く手助けになります。
自己成長の指針:
エニアグラムは個々のタイプが自己成長するための指針を示してくれます。各タイプは特定の成熟度の段階を経て、より健康でバランスの取れた個人へと発展することが期待できると言われています。
ここからは、具体的なエニアグラムの活用方法について少しだけ触れていこうと思います。
エニアグラムの基本理解
エニアグラムはどこでできるのか?
色々なサイトがありますので「エニアグラム診断」と検索してみるといいと思います。
以下に、私がお勧めしているサイトをいくつかご紹介させていただきます。
診断をする際に意識してほしいことがありますので、診断前にチェックしてくださいね!(私はタイプ1とタイプ2のハイブリットでした)
日本エニアグラム学会
(いくつかの診断方法があるのでお好みのものから選択できます。)
さあ、みなさんはどのタイプでしたか?
一番点数が多いものから順番にご自身のタイプが色濃く出ていると言われています。もしトップの点数が複数ある場合は、周りの人にご自身の性格がどのタイプに当てはまっていそうか尋ねてみるといいとでしょう!
【基礎編】エニアグラムタイプ別性格について
タイプ1: リーダータイプ
良い点:
責任感が強い: チームやプロジェクトのリーダーとして、タイプ1は責任感が強く、計画的に進めることができる。
秩序を重んじる: 組織内で秩序を保ち、規律を守ることで、円滑な業務遂行に寄与する。
悪い点:
過度な完璧主義: 過度な完璧主義が生じ、他者や自分自身に対して厳しい要求を課すことがある。
注意すべき点:
柔軟性の確保: 柔軟性を保ちながらも、計画通り進めることが求められる。他者の立場や意見も尊重することが重要。
タイプ2: 助けるタイプ
良い点:
他者のサポート: タイプ2は他者の世話を焼くことが得意で、協力的なサポートを提供する。
協力的な雰囲気: チームビルディングにおいて、協力的で親しみやすい雰囲気を醸成する。
悪い点:
過度な献身: 過度な献身が生じ、他者の期待に応えようとしすぎて、自己犠牲を強いることがある。
注意すべき点:
自己ケアの重要性: 助けることに尽力する一方で、自己ケアを怠らないように心がける。バランスが重要。
タイプ3: 達成者タイプ
良い点:
目標達成へのモチベーション: タイプ3は成功と目標達成に向けて高いモチベーションを持ち、プロジェクトを前進させる。
効率的なリーダーシップ: 効率を重視し、計画的に行動することで、リーダーシップの役割を果たす。
悪い点:
他者との競争心: 過度な競争心が生じ、協力よりも個々の成功が強調されることがある。
注意すべき点:
チーム全体の成功: 個人の成功だけでなく、チーム全体の成功を重視することが求められる。協力と競争のバランスを考慮。
タイプ4: 芸術家タイプ
良い点:
独自のアイデンティティ: タイプ4は独自のアイデンティティを追求し、クリエイティブなプロジェクトにおいて個性を発揮する。
感受性と共感: 感受性が豊かで、他者の感情に深く共感し、コミュニケーションを豊かにする。
悪い点:
過度な感傷: 感傷的になりすぎて、現実的な問題に対処することが難しくなることがある。
注意すべき点:
現実的なバランス: 現実的な側面も見失わず、チームの目標に焦点を当てることが求められる。理想と現実の調和を考慮。
タイプ5: 観察者タイプ
良い点:
高い知識欲: タイプ5は知識欲が旺盛で、分析力が高い。新しいアイディアや知識をもたらす。
冷静な判断: 感情をコントロールしやすく、冷静で客観的な判断ができる。
悪い点:
過度な独立: 過度な独立性が生じ、他のメンバーとの協力が難しくなることがある。
注意すべき点:
コミュニケーションの促進: 積極的なコミュニケーションが苦手な場合があるため、情報共有を促進することが重要。
タイプ6: 忠実者タイプ
良い点:
信頼性と計画性: 忠実者タイプは不安を感じやすいが、信頼性を重視し、計画的に行動する。
協力的な仕事への貢献: チーム内での安定感を提供し、協力的な雰囲気を築く。
悪い点:
過度な懸念: 過度な不安や心配が生じ、決断を妨げることがある。
注意すべき点:
ポジティブな視点: 悲観的な傾向に陥りやすいため、ポジティブな視点を意識的に取り入れることが求められる。
タイプ7: 冒険者タイプ
良い点:
新しいアイディアと刺激: 冒険者タイプは新しい経験やアイディアに飢え、楽観的で冒険心旺盛。
チームのエネルギー: チームにポジティブなエネルギーをもたらし、退屈を嫌う姿勢が刺激的。
悪い点:
過度な非現実性: 現実逃避をしやすく、計画的な作業が苦手になることがある。
注意すべき点:
目標の明確化: 冒険者タイプは計画性を欠きがちなので、目標を明確にし、達成への焦点を保つことが大切。
タイプ8: 挑戦者タイプ
良い点:
自己主張が強い: タイプ8は自己主張が強く、リーダーシップを発揮する。弱者を守ることに喜びを感じる。
行動力と決断力: 問題解決に積極的で、行動力と決断力をもってチームを引っ張る。
悪い点:
過度な支配欲: 過度な支配欲が強まり、他者の意見やアイディアを押しのけることがある。
注意すべき点:
協力と柔軟性: 挑戦者タイプは協力と柔軟性を重視し、他のメンバーとの協力関係を築くことが求められる。
タイプ9: 調停者タイプ
良い点:
穏やかで平和主義: 調停者タイプは穏やかで平和主義的な性格であり、対話を円滑に進めるための環境づくりに適している。
融和と調和: 対話やコミュニケーションにおいて融和を重視し、対話相手の意見を尊重する。
悪い点:
過度な避け: 過度な融和のため、時には問題を避けることがあり、対話の深掘りが難しくなる可能性がある。
注意すべき点:
自己主張の重要性: 調停者タイプは他者との融和を追求しすぎる傾向があるため、自身の主張や意見を明確に表現することが重要。
【実践編】エニアグラムを用いたコミュニケーション戦略
相手がどのタイプなのかを知ることによってどのような点に気をつけたり尊重するとうまくコミュニケーションを取ることができるのかの一助となります。
実際に、私が前職で上司、同僚、部下と接するときには相手のエニアグラムを理解した上で相手のタイプにあわせて気をつけてコミュニケーションとっていました。
これにより、仕事がスムーズに進んだことは言うまでも有りません。
特に会社内でのコミュニケーションに大活躍してくれます。
みなさんも会社内のコミュニケーションで困っている方がいたら、
会社内でエニアグラムを広めていき、相手のタイプを理解することでより互いに尊重しあえるコミュニケーションを試みてはいかがでしょうか?
1. タイプ1: リーダータイプ
コミュニケーション戦略:
明確な目標設定: タイプ1は明確な目標と計画を重視します。コミュニケーションでは、共通の目標やプロジェクトの進捗について明確に伝えると良いでしょう。
ポジティブなフィードバック: 達成した成果や頑張りに対してポジティブなフィードバックを提供し、仕事へのコミットメントを評価することが重要です。
柔軟性を促進: 過度な完璧主義に陥りがちなので、柔軟性を求め、達成への道において変更や調整が必要な場合にはオープンに議論すると良いでしょう。
2. タイプ2: 助けるタイプ
コミュニケーション戦略:
感謝と認識: タイプ2は他者のサポートに喜びを感じます。コミュニケーションでは感謝の意を示し、他者の協力に対する認識を明確に示すことが重要です。
自己ケアの重要性: 助ける傾向が強いため、コミュニケーションの中で自己ケアや休息の重要性を伝え、無理をせずに適切な範囲で協力してもらえるように工夫しましょう。
感情的なサポート: タイプ2は感情的なサポートに敏感です。感情面での配慮や理解を示すことが良い関係の構築に寄与します。
3. タイプ3: 達成者タイプ
コミュニケーション戦略:
目標と成果の強調: タイプ3は目標達成を重視します。コミュニケーションでは目標や成果に焦点を当て、達成に向けての進捗を明確に伝えると良いでしょう。
励ましと挑戦: 成功体験を励まし、同時に新しい挑戦にも意欲的に取り組むことをサポートすると、モチベーションが向上します。
効率性の確保: タイプ3は効率を好むため、コミュニケーションは要点を抑え、時間を無駄にしないように心がけましょう。
4. タイプ4: 芸術家タイプ
コミュニケーション戦略:
個性の尊重: タイプ4は個性を大切にします。コミュニケーションでは個々のアイデンティティを尊重し、異なる視点やアプローチに開かれた態度を示すことが大切です。
感性と共感: 感性が豊かなので、感情に共感し、創造的なアイデアや表現を評価すると良い関係が築けます。
現実的な展望: タイプ4は感傷的になりがちですが、現実的な問題にも注意を払い、解決策を共に見つけるよう努めましょう。
5. タイプ5: 観察者タイプ
コミュニケーション戦略:
知識と情報の共有: タイプ5は知識欲が旺盛なので、新しい情報やアイデアを共有し、知識の広がりを促進すると良いでしょう。
プライバシーの尊重: 観察者タイプはプライバシーを重視します。コミュニケーションでは適切な範囲でのプライバシーを尊重し、無理に押し付けないよう留意しましょう。
穏やかなコミュニケーション: 穏やかな雰囲気の中で行われるコミュニケーションが好ましいため、穏やかな言葉遣いやトーンを心がけましょう。
6. タイプ6: 忠実者タイプ
コミュニケーション戦略:
信頼性の確保: 忠実者タイプは信頼性を求めます。コミュニケーションでは信頼性を示し、予測可能な状況づくりを意識することが重要です。
ポジティブな強調: 不安を感じやすい傾向があるため、コミュニケーションではポジティブな側面や成功体験を強調し、安心感を提供することが役立ちます。
柔軟性の伝達: 不確かな状況に対しては柔軟性を伝え、変化に対する適応力をアピールすると良いでしょう。
7. タイプ7: 冒険者タイプ
コミュニケーション戦略:
ポジティブなエネルギー: タイプ7は楽観的で冒険心旺盛なので、コミュニケーションではポジティブなエネルギーを伝え、チーム全体を活気づけることが大切です。
目標のクリアな定義: 冒険者タイプは新しいアイデアに飛びつきがちですが、コミュニケーションでは目標をクリアに定義し、焦点を維持することが効果的です。
柔軟性の取り入れ: 新しい経験への欲求が強いため、柔軟性を持って変化に対応し、楽しい雰囲気を維持することが求められます。
8. タイプ8: 挑戦者タイプ
コミュニケーション戦略:
リーダーシップの強調: タイプ8は自己主張が強いので、リーダーシップの重要性を強調し、チームの方針を明確に伝えることが効果的です。
他者の強みの評価: 他者の強みを認識し、それを尊重することで、協力的な雰囲気を築くことができます。
柔軟性の示唆: 挑戦者タイプは自己主張が強いが、柔軟性を示すことで協力関係を構築しやすくなります。
9. タイプ9: 調停者タイプ
コミュニケーション戦略:
融和と平和: 調停者タイプは融和を重視するので、コミュニケーションでは穏やかな雰囲気を保ち、対話の中で平和を促進することが大切です。
自己主張の醸成: 自己主張が苦手な場合があるため、自分の意見や感情を適切に表現する訓練をすることが良い関係構築に繋がります。
共感と理解: 調停者タイプは共感が強いので、他者の意見に対して理解を示し、共感の機会を積極的に増やすことが大切です。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
ここまでご紹介したエニアグラムはあくまでコミュニケーションを取るための一つの手段であり、これがすべてではありません。
本来的には、懇切丁寧に時間をかけながら相手のことを理解していくための会話を重ねていく必要があると考えています。
しかし、会社内では業務にかける時間のほうがどうしても多くなり、なかなか懇切丁寧な時間をかけることは難しかったり、コミュニケーションが難しい相手や、好きになれない人ってどうしてもいますよね・・・
でも、仕事となると話しは別です。
スムーズに業務を進めるには好き嫌いだけでコミュニケーションを回避することは難しいと思います。
そんなときにも活用できるツールだと思いますので、ぜひ興味が湧いた方は活用してみてくださいね!!!
ここまで、長々とお読みいただきありがとうございました!
みなさんが上司、同僚、部下とより円滑かつストレスフリーなコミュニケーションをとれることを願っています!
番外編
エニアグラムとMBTIの違い:
エニアグラムは人間の動機や根底にある恐怖や欲望に焦点を当て、感情的なパターンや基本的な動機を提供する。
MBTIは人々が物事を理解し、判断し、世界に反応する方法に焦点を当て、認知的パターンや思考の流れを強調する。
エニアグラム診断の特徴:
タイプごとに「何を避けようとしているか」、「どういう振る舞いをしたくなるか」、「どう自己確認したいか」など、感情的な側面や基本的な動機に焦点を当てる。
MBTIの特徴:
認知的パターンや思考の流れに焦点を当て、物事の見方や情報収集、意思決定プロセス、外向性または内向性などを表す。
これらの枠組みは異なるアプローチを持ち、自己理解や他者との対人関係に深みと洞察力を提供します。それぞれのシステムから得られる視点を組み合わせることで、より包括的な理解が可能となります。
お勧めの書籍
以上、お読みいただきありがとうございました!(大感謝)
明日はminneCSのmochanの記事です!
どんな記事を書いてくれるのかな~楽しみですね😆