お別れの儀式(洗濯機編)

決めた!となったら、今現在まで活躍してくれた洗濯機さんにお礼をすることにした。
息子に洗濯機を移動してもらい、放水パン?のお掃除。
最大級の汚れに、初めて万能クリーナーの原液を古い布に垂らして使って、丁寧に掃除をする。
つるつると綺麗に、これは無理でしょうという汚れまでするっと汚れが落ちた。さずがに、ガタゴトいっていた洗濯機の足の真っ黒な傷跡だけは消えなかったけれど。

洗濯機の足の下に、5センチ角に切ったダンボールをガムテープで包んだものを、置いてみた。
これでガタガタいわなくなったら、まだ洗濯機は使えるね!という期待も込めて。
その状態で洗濯を開始すると、いつもよりおとなしめな気がした。
でも時折、これは大きすぎという揺れと騒音がしてしまう。
やっぱり、もうお別れだね。

外側、内側、タオルで拭ってあげて、ピカピカ(まだ外観はとても綺麗)にしてあげて、ありがとうと伝えた。
今まで、辛い時も、この洗濯機が毎日使うタオル、お洋服、シーツ、子供達のサッカーのユニフォームなどを綺麗にしてくれた。
どうもありがとう。

息子にも洗濯機さんにお礼を言ってあげてね、と伝えると、
抱きしめてありがとうと言っていた。。。
ちょっと大げさに。
もしも、洗濯機さんに心があるなら、伝わったよね。

物とのお別れするとき、特に毎日こうやって使っていたものを綺麗にしてあげると、少しだけ喜んでいる気がする。
そんな気がするだけだけど。


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