読書記録📕『木曜日にはココアを』『月曜日の抹茶カフェ』青山美智子
木曜日にはココアを、と、月曜日の抹茶カフェ、は、若干の繋がりのある2作品。
どっちも、本当に、あっっっったかーーーーくなる作品。
癒し効果?あったまる効果?
読書していて、激しい系の本を読んでいるとどきどきしたり、考えすぎたり、つづきどうなっているの?!って焦ってページをめくることってあると思いますが、青山美智子作品、特にこの2冊に関しては、ただただあったかいです。(あったかい、という言葉しか出てこない自分の語彙力が情けない)
私たちが人間が過ごしているこの社会?世の中?って、気づいていないだけで、沢山の出会いと呼ばれるものがあって、思いもしていない出会いから、ちょっとずつ影響を受けて、与え合っているのだと思った。自分ひとりの道を、まっすぐに進んでいるように思えても、毎日、生きているだけで、沢山の縁があって、色んな人の、ちょっとずつの個性や色、要素を受け取り、影響し合っている。
でも、気づかないんだよね、そういうものは。でも、ふと、なんで自分はこれが好きなのかな?興味があるのかな?って考えて、ルーツを遡ると、思い当たる人物が、ちょっとずついたりする。それで良い。きっと、自分の存在も、誰かに、気づかないところで、影響を与えている。頭の中の片隅に、そっと存在している。それはきっと、あったかい事だけじゃなく、人を傷つけてしまうときも同じ過程だと思う。だからこそ、お互いが、お互いに少し影響し合っているということは、知っておいた方がよい。何か悪い「気」をもらいそうな人からは、そっと、離れた方がよい。
何気ない一言が、その人の気づかないところで、その人を助けている(そこまでいかなくても、何かの支えとなる)ことになれば、と思った。私の中にある、誰かからとも知らないあったかい所や優しい所を、また、誰とも知らぬ、気づかない人へ、つながりますように、、。悪い所は、私で、ここで、断ち切れますように、、。
癒し効果を求めたい時は間違いなく青山美智子作品をおすすめします!!
『誰かのために、何かのために、彼は起点となって人を動かすのだ』
『でも考えてみたら、多かれ少なかれ、誰もが誰かにとってもそういう存在なのかもしれない。きっと知らずのうちに、私たちはどこかの人生に組み込まれている』
『最初の手、なんてないんだ。この世に生まれ落ちたときから、僕たちはただどこまでも繋がり続けている』