2018年のズッキーニ
今日の夕方、現像屋さんに預けていたフィルムのデータが届いた。わたしは毎回この日を心待ちにしている。
ピント合ってるかな、真っ暗になってないかな。そういうことをずっと考えて一日中そわそわする。フィルムカメラの、時間差で思い出が届くところが、本当に本当に大好き。
写真は、前回のノートに少しだけ書いたフィルムカメラで撮った、2018年の50円ズッキーニ。
この日は、小学校の同級生たちと森のコテージに泊まる、という夢みたいな日で、朝からバーベキューのためのお肉や野菜を買い込んでいて、途中、野菜の販売所を見つけて、このズッキーニを買ったの。
当時、わたしたちは住んでいる都道府県がバラバラで、年末とお盆しかまともに集まれない、みたいな状況で、だからこの日の『森のコテージに泊まろうね』のイベントが、大事な大事なビッグイベントだったな〜
この帰省が終わったら、またしばらく会えなくなるね、それぞれの生活に戻るんだね、みたいな感情を、旅の終わりまでみんなで隠し持って、最終日まではちゃめちゃに遊び散らかす、という数日間。毎年夏と冬にこの気持ちになってた。大げさかな、もしかしたらわたしだけが異常にこの数日間を大切にしていたのかもしれないけど、それでも別に、全然いい。とにかく当時のわたしにとって“小学校の同級生たちと集まる”というイベントは、宝物だった。
朝からほんとうに何から何までおもしろくて、ずっとゲラゲラ笑ってて、このズッキーニに至っては“安すぎる”という理由でまたゲラゲラ笑った。あの日のわたしたちは心底“ズッキーニ”でわらった。
そしてその旅の間『ズッキーニ』が流行語大賞になった。書いていてマジで意味がわからない。もともとズッキーニのことは大好きだったけど、その日以降さらに愛が増した。そもそもあんなに美味しい野菜も珍しい(大げさすぎて説得力ゼロ)。
話が逸れました。
ともかく、わたしはこのズッキーニの写真を見るたびに、あの日の、ズッキーニにまつわる楽しい思い出を一瞬で呼び戻すことができる。
写真の、そういうところが大好き。
このズッキーニと同じくらい愛おしいスイカの写真もあるんだけど、それはまた今度載せます(いまのiPhoneに入ってないので)。
たぶん、このノートに散々登場した同級生の3人は、この記事は読まないと思う。あいつらはわたしのSNSにまるで興味がない。そういうところが好きで、だからずっと友達でいる自信がある。もう1年以上会えていない子もいる。でも、写真を見返すたびに、わたしはあの日の楽しかった思い出を思い出せるから、大丈夫。また会いに行くからね。それまで元気でいてね。
5年前のズッキーニの写真一枚で浸りすぎました。同級生にURL貼り付けよっかな(過激派)。
今日届いた最新のフィルム写真はまた今度ゆっくり載せる。今日届いた写真たちもかわいいので。
でも一枚だけ。9月最後の山形旅行の一枚。
離れたところにいるみんなが、変わらず元気だったらいいな。