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イベント業界を知る #3

イベント会社の給料っていくら?
儲かるの?儲からないの?ズバリ答えます!

どうもtomatoheadです。

3回目の記事にして大勢の方に読んでいただき光栄です。

皆さんが1番知りたいであろう、お給料の回です。

前回の記事はコチラ↓

前回記事では一般会社員の2.8倍の仕事量(勤務時間)とお伝えしましたが、
じゃあ相当の給料をもらっているんじゃないの?
と思う方もいるでしょう。


先に結論からお伝えします!


役職ごとの年収推移を一覧化しました。


ドーーン!



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生々しくてごめんなさい。

プロデューサーのところまでは私の実体験です。


役員報酬は下記4項目を参考に算出した推定値です。

① 決算書
② 収支表
③ 従業員数
④ 先輩、自分、後輩の給与額


①〜④のエビデンスの入手方法は下記の通り。

①決算書
中小企業の場合、従業員に対して、決算書は非公開がセオリーですが、
クライアント企業と口座開設する際、目にする機会があります。

②収支表
売上・原価・利益はプロデューサー(営業)が自ら入力するため、調べるまでもありません。

③従業員数
社員数は数えれば、すぐ分かります。
業務委託やアルバイトは減価償却の場合がほとんどでしょう。

④先輩、自分、後輩の給与額
勤続年数が長く社内での顔が広ければ、こちらから聞かなくても、
飲みの席などでボソッと教えてくれます(笑)


というか、役員全員がベンツ乗り&タワマン住みだったのでここまでしなくても察しはつきます(笑)

この記事で私がお伝えしたいことは、
プロデューサーや会社役員になって儲けよう!
という話ではありません。

むしろ、下積み時代は割りに合わない給料で働く期間が長いです。





★ なぜ、イベントプロダクションで働くのか?



すでにイベントプロダクションに入社しており、
辞めるか、続けるか、結論が出ずに悩んでいる。

そんな方に向けて、判断材料のひとつとして
以降の記事をご覧いただければ幸いです。



あなたの10年後のビジョンをイメージしてみてください。

お金持ちになっていて、幸せな家庭を築いて、仕事も順調で・・・
などなど色々あるでしょう。

今の仕事を続けていけば、それは達成できますか?


イベント業界で10年も働いていれば、きっと大ベテランの
凄腕プロデューサーとして、活躍していることでしょう。

一般会社員の2.8倍分の労働時間、つまり10年で28年分もの仕事量と場数を踏むわけですから、当然です。

ただし「10年経っても、数年前とあまり変わらなかった」
と後から気づいていては、もう手遅れです。



手遅れになる前に、早い段階からロードマップを引きましょう。


私の場合、幸いなことに入社3年目で、身体が持たないと判断し、
転職を試みましたが、イベントプロダクションの強みを活かすには
まったくと言ってよいほど、実力が足りていませんでした。


当時は「同い年の若手と比べれば私の方が圧倒的に出来る」
と自負していましたが、
採用側の企業からすれば、そんなのは些細な誤差に過ぎず、
転職活動はほぼ門前払いだったということです(笑)


そこで、計画的に辞める算段を立てた際のロードマップを作成しました


それがこちら↓



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●スタッフ
先輩(アシスタント)の下に付き、イベント現場での雑務を通して実地で学んでいきます。
その他、現場の備品を通販で買ったり、芸能事務所やイベント会場の空き状況を問い合わせたりと雑務をこなしていきます。

ここで辞めては、入社3ヶ月で蒸発していた同期たちとあまり変わらないことに気づきました。


●アシスタント
プロデューサーの下に付き、運営マニュアルや台本、提案書などの資料作成を主に担います。
慣れてくる頃には、クライアントと直接連絡を取り合い、案件を進めていくシーンも出てきます。

スタッフの延長上でしかなく、ここで辞めてもまだ2.8倍の恩恵は受けないと判断しました。


●プロデューサー
運営マニュアルや台本などを手掛けることはもちろん、アシスタントに任せて監修側に回ることが多くなります。
利益目標の達成、チーム管理などの責任が付きまといます。
クライアントから新規案件を引っ張ってくることが、思考の8割を占めます。

ここまで登れば、立派な個人商店。
入りたい企業でも重宝されるスキルが身につくだろうと判断し、
ここを目標として、3年後に辞める決意しました。



プロデューサーとは、複数のクライアントから、中長期間、
案件を獲り続けることが出来る人を指します。


この記事ではプロデューサーになるために必要な○○!
みたいことは書きません。

ただし、クライアントをグリップ出来ないと、
ずっとアシスタントのままです。

つまり、忙しいのに給料が低いというデフレ・スパイラルが続く
ということを知っておいていただきたい。


アシスタントとプロデューサーの大きな違いは、クライアントから目標利益を引っ張りだし続けられるか。これに尽きます。

対人関係における折衝能力、これこそが私が身につけようと目標にしたスキルです。


クライアントも人間ですから好き嫌いはあるでしょうし、運もあります。
クライアントと上手くいかず、日に日に萎れていく先輩、後輩をたくさん見てきました。

「惰性で仕事を続けていくか」それとも、
「ゴールを目指して仕事を続ける」かではモチベーションが全く違います。


目標があったからこそ、上手く行かないことはポジティブに割り切れます。
忙しすぎるということは、挑戦する機会も大量にあるということ。


クライアントと上手くいかなくても気にする必要はない。
(今日のクライアントは便通が悪く、機嫌がよくないだけ)

他のクライアントで、挑戦して成功すれば良い。

このようにトライ&エラーを繰り返し、強みとしていったことで、
上位ジョブに転職しています。



儲かるか?儲からないか?


イベントプロダクションでも30代前半で1000万プレイヤーは射程圏内です。

ただその道程は険しい上に運要素もあり、プロデューサーになれない場合は
忙しいけど給料は低いままということ。

とするならば、2.8倍もの仕事量を資産により良い条件(賃金、労働環境)で
活躍できる転職先を見据えておきましょう、というお話でした。

少しでも参考になれたなら幸いです。
また次の記事でお会いしましょう。

by tomatohead
2021.05.02

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