恐るべき公安👮♂️④-05謀略工作部隊サクラ「監視対象”カード作成”対象者」
恐るべき公安④-05謀略工作部隊サクラ「監視対象”カード作成”対象者」
悪名高い公安の
組織や手口に迫っていきます。
青木理「日本の公安警察」
青木理(あおき おさむ)
1966年長野県生まれ。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。
90年に慶応義塾大学卒業後、共同通信社入社。
社会部、外信部、ソウル特派員などを経て、
2006年よりフリーとして活動
政治との距離
「カード作成」対象者
反共カルト「左翼の暴力革命から国の治安を守る――。」これを組織の至上命題としている公安警察にとって、中央官庁や基幹産業内部にいる共産党員や左翼団体メンバーは、「きわめて危険な存在」としてその視野に投影されているらしい。
こうした産業内の共産党員は、「危険分子」として、たとえ末端の職員であろうが、公安警察内で保存される資料用の「カード作成」対象者として、「危険人物カード」が作られ、恐らく企業などとも情報共有されている恐れがある。
なぜなら、当然、反共カルトの公安警察にとって基幹産業内の左翼分子は
「究極的には排除されねばならない対象」として存在しているからである。
伊丹万作「騙されることの責任」
もちろん、「騙す方が100%悪い」のは紛れもない事実である。
その上で更に「騙されることの責任」を考えよう。
もう一つ別の見方から考えると、いくら騙す者がいても誰1人騙される者がなかったとしたら今度のような戦争は成り立たなかったに違いないのである。
つまり、騙す者だけでは戦争は起らない。騙す者と騙される者とがそろわなければ戦争は起らない。一度騙されたら、二度と騙されまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。騙されたとさえいえば、一切の責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘違いしている人は、もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。
伊丹万作「戦争責任者の問題」より