恐るべき公安③-04諜報工作の手口「スパイ獲得の実例②大阪」
悪名高い公安の
組織や手口に迫っていきます。
青木理「日本の公安警察」
青木理(あおき おさむ)
1966年長野県生まれ。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。
90年に慶応義塾大学卒業後、共同通信社入社。
社会部、外信部、ソウル特派員などを経て、
2006年よりフリーとして活動
協力者獲得のケーススタディ
大阪府警の"落とし物"
公安はスパイの運命を自分達の都合の良いように操作しまくる。
例えば、「縁談が破談になる方がプラスとなる」と思うと
妨害して、縁談を破断にさせたりして、都合よく他人の人生をいじる。
1958年・大阪での工作
検討会
「検討会」では、統一協会の「タワー長会議」のように、
ターゲットの調理方法などを決める。
今回の場合は、一般協力者としての獲得条件があると判断された。
お好み焼き屋にて
協力の開始
「検討会」では、Aに対する報酬金を与えることが決められる。
報酬を与えるとは、情報提供と引き替えにカネを受け取るのは、
協力者(スパイ)として後戻りできない一線を渡ったことを意味する。
つまり、公安に逃げられないよう捕らえられたということである。
洗脳工作を推進せよ
伊丹万作「騙されることの責任」
もちろん、「騙す方が100%悪い」のは紛れもない事実である。
その上で更に「騙されることの責任」を考えよう。
もう一つ別の見方から考えると、いくら騙す者がいても誰1人騙される者がなかったとしたら今度のような戦争は成り立たなかったに違いないのである。
つまり、騙す者だけでは戦争は起らない。騙す者と騙される者とがそろわなければ戦争は起らない。一度騙されたら、二度と騙されまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。騙されたとさえいえば、一切の責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘違いしている人は、もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。
伊丹万作「戦争責任者の問題」より