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統一協会の手口③-03反共カルトと異常な攻撃性編「手を切れない政治家」

統一協会の手口③-03反共カルトと異常な攻撃性編「手を切れない政治家」

悪名高い統一協会(世界平和統一家庭連合)の
「マインドコントロール」や
「騙し」の手口を明かしていきます。
この章では、主に集団でクレーム電話☎️をかけたり、
被害者を訴える人を脅したりする
”信者たちの異常な攻撃性”や”異様な共産党嫌い”
についてみていきます。


政治家が統一協会と手を切れない2つの理由

共犯者だから迂闊に手を切れない事情も。

なぜ、政治家は「関係を断ちます」と明言できないのか

激しい言葉で威圧されたり、脅されたりすれば、
当然、恐怖心を抱きます

しかし、こんなことをしたら、
すぐに警察に通報されて逮捕されることになるでしょう。
したがって、”巧みな者たちは、直接的ではないかたちで
恐怖心を与えるような言葉を発します”


まさに、旧統一教会で教えられる
「教えに背いた行動をすると、地獄の地獄に行く。
悪霊がとりついて事故にあう、病気になる、家族に不幸が訪れる」
は、
”マインドコントロールをする言葉”といえます。

いま、政治家と旧統一教会のつながりが次々に明らかになってきています。
なかには、旧統一教会の関連団体のイベントに参加し、
信者の前で教団の活動をほめ称えるような話をする人もいます。
すでに教団の関連団体から選挙協力も受け、
教団の組織票の配分まで受けていた議員の話まで出てきています。

そのなかには、過去に霊感商法の手法で物品を売り、
多額の献金をさせて家庭崩壊までいたらせてしまうような
活動実態があることを知りながらも、

今後も教団関連の団体からの支援を受けていくかについては、
一部の政治家は
「慎重に検討する」
「軽々に答えることはできない」

と答えた人もいます。

なぜ、きっぱり
「教団との関係を断ちます」
「二度とかかわりません。手を切ります!」
と言えない人が多いのだろうか?

そう思われている方も多いでしょう。

【行動を変えるには巨大なエネルギーが必要なので、安易に楽をして現状維持したい】
ここには、
”二つの恐怖心で教団に支配されている”ことがあると思っています。
元信者の私の目には、歯切れの悪い言葉を発する議員たちの姿が、
どうにも”旧統一教会の教えに疑問を持ちながらも”
長年、”教義にどっぷりハマってしまったために”
”なかなか脱会し切れない信者の姿”に重なって見えてならないのです。

先にも述べたように、信者は教団の教えに背いた行動をすれば、
「地獄に行く」
「悪霊にとりつかれる」

など気づかぬうちに恐怖心を植えつけられ、行動を支配されています。
しかすると、議員たちも知らないうちに不安と恐怖心を
旧統一教会に抱かされ、毅然とした態度がとれない可能性があります。

多田文明「信じる者は、ダマされる。」

私も関与した筑紫哲也さんへの電話攻撃

旧統一教会では自分たちに味方しない人たちや
批判する側の人たちを「サタン」と呼び、
徹底した組織的攻撃をしかけてくることで知られています。

ひとつは、敵に回すと何をしてくるのかわからない、
恐ろしい宗教団体という恐怖心です。

旧統一教会では自分たちに味方しない人たちや
批判する側の人たちを「サタン」と呼び、
徹底した組織的攻撃をしかけてくることで知られています。

すでに批判的な報道をするテレビ局や弁護士などへの
執拗な抗議電話などの行為は明らかになっています。
もし、旧統一教会の側についておかないと、
選挙においてどんな組織的な妨害工作を受けるかわからない恐怖心があるために、
「関係を断つ」と明確に言えないことが考えられます。

私も信者時代に攻撃にかかわるように指示を受けました。
1992年に合同結婚式のニュースなどが騒がれた時代、
旧統一教会に批判的な報道するひとりに、
テレビ番組のニュースキャスターを務めていた筑紫哲也さんがいました。

「私はこの団体が大嫌いです」
と番組で発言されたこの言葉を、当時の信者として覚えてします。


連日、霊感商法問題などを報道するこの局に対し、
私が所属する部署の責任者から次のような指示がありました。

「テレビ局にクレーム、文句の電話をかけろ!」
です。
責任者が見守るなか、私たち信者は、一般人のふりをして、
「こんな偏向報道はやめろ!」
「個人的な感情をぶつけるな!」
「ウソばかりの報道で、真実を伝えていない!」

などと電話をかけ続け、組織的な攻撃をしかけました

いま振り返れば申し訳ないのですが、当時の責任者の言葉は神さまの言葉ですので、
従わなければなりません。
筑紫さんたち批判するマスコミの発言を、サタンの側の人間と見て行動していたのです。
当時、報道各社には、かなりの数のクレームや無言の電話がかかってきたのではないでしょうか。
このように、旧統一教会は相手をサタンの側と見て敵対視すると、
組織的な攻撃をしかけてくるのです。

多田文明「信じる者は、ダマされる。」

教団からの「暴露」の恐怖から逃れるには

一見すると、”彼らは口が堅く、人がいいように思える”かもしれませんが、
それは表向きだけで、”裏ではすべての情報が報連相によって教団側に流れています”。だから、旧統一教会の信者団体とのつながりが長く、深い議員の事情などは、より知られている恐れがあります。

恐ろしいまでに徹底された報連相です。
すでに述べたように、教義において神さまの前に
いっさいの隠しごとをしてはならず、報連相は必須です。

それに、神さまに近い上の存在(アベル)から与えられた命令は
神さまの言葉と思っていますので、
教団から与えられた使命に対しては信者は手を抜くことをしません


議員たちは自分のために必死になって選挙活動をしてくれる
彼らを見て感動することでしょう。

内部にいたころ、教団の集会に訪れた議員の話や幹部からの
「選挙応援を受けた人たちは、本当に教会員の人たちの活動に感動している。
それで統一原理が本当にすばらしい教えだと思ってくれている」

という話も聞いています。

当時、それを聞き、日本の政治家たちが統一教会の教えを受け入れており、
政治と宗教がひとつになる神の国の実現の日も近いという希望を抱いたものです。

しかし、ここで考えてほしいのは、彼らは指示に忠実であるとともに、
報連相における報告も忠実なのです

報告とは自分のことだけでなく、身の回りで起きたことすべてを報告します。
つまり、政治家がより多くの信者スタッフや信者秘書を受け入れれば
受け入れるほど、その議員の性癖や人間関係、
さらに表には出せないような裏の情報のすべてが収集されてしまう
のです。

一見すると、彼らは口が堅く、人がいいように思えるかもしれませんが、
それは表向きだけで、裏ではすべての情報が報連相によって教団側に流れています。

だから、旧統一教会の信者団体とのつながりが長く、深い議員の事情などは、
より知られている恐れがあります。

内情を知られているために、”教団側からの暴露を恐れる気持ち”もあり、
きっぱり「縁を切る!」
と言えない歯切れの悪い言葉につながっているのではないかと私は見ています。
これが二つ目の恐怖心です。

私たち信者も、旧統一教会を離れて教義を捨てれば、
「事故にあう」
「病気になる」
「地獄に行く」

などと言われて恐怖心を持たされました。
しかし、”自分がしてきた過去の出来事に向き合い”
教団が教え込んできた恐怖心と戦いながら、
なんとかそれらを乗り越えて脱会を果たしています”

多田文明「信じる者は、ダマされる。」

かたちは違えども、教団と決別することへの恐怖心が
議員たちにあるとすれば、それを払うことは容易ではないことはわかります。
しかし、それに”蓋をすればするほど、
教団の思う壺にハマってしまう”
ことになります。

恐怖心を払うためには、被害を受けてきた人たちの姿を
しっかり見ることです。おそらく政治家の地元にも、
必ず霊感商法の被害者がいるはずです。
また、違法伝道によって信者になった人もいるでしょう。
まずは、そうした”被害者の声に耳を傾けて”ください。
そして、”自分がかかわってきたことにより、
どれだけ多くの人の被害拡大につながってしまったのかを認識”
してください。

【恩を売ったり、弱みにつけ込むことで支配するのが目的】
政治家たちは、”一心不乱に活動する信者を見て、
すばらしい団体と思う”
かもしれません。
しかし、”そう思わせられている事実”に気づかなければなりません。
”議員たちに恩を与えて教団に取り込むことを目的にしている”からです。

もしかすると、教団の組織票を得て当選した国会議員、
地方議員のなかには、教団への感謝の念を抱いている人もいるかも
しれません。
しかし、その背後で犠牲になってきた人を見てほしいのです。
議員のもとで活動していた彼らは、そのときには神のため、
教団のためと思い、必死に働きました。
しかし、その多くの信者はやめています
自分たちが教団から正体を隠して伝道などで入信させられるなどして、
心がマインドコントロールされて活動し、
多額の献金などをさせられていたことに気づいたから
です。

【騙して搾取して奪ってきた教団に加担する罪】
こうした人たちは、”貴重な自分の時間を教団に奪われ、
青春時代を棒に振ったような状況”
です。
もちろん”報酬もほとんどないなかで活動させられて”います。
こうした元信者の犠牲のうえに票が積み重ねられ、当選できたのです。
教団への感謝より、どうかこうした人たちの被害にも目を向けてほしいのです。

【基本理念セミナーの強制参加など、既にマニュアル化されている】
これまで旧統一教会の勧誘の手口を見てきて、
”議員たちへのアプローチのしかた”や、
”賛同会員、信者議員にするために統一思想を学ばせるステップ”は、
ある程度は”マニュアルになっている”はずです。

実際に、教団関連の団体に当選後に誘われ、
”議員と秘書が1泊2日の研修”を受け、
”旧統一教会の教えの講義を受けた”という話も出てきています。

まさに、議員たちに当選という恩を売って信者にさせようとする
思惑も見えてきています。
これから先、日本の行く末を真剣に考える、たくさんの新しい政治家が生まれてくるでしょう。その人たちが、こうした教団の罠にハマらないためにも、
しっかり議員自身が受けた経緯を赤裸々に知らせるべき
だと思います。

それこそが、次の政治家たちへの大きな橋渡しとなるのではないでしょうか。

多田文明「信じる者は、ダマされる。」

【推薦確認書にある基本理念セミナー参加の罠】

推薦確認書の内容

平和大使協議会及び世界平和議員連合に入会し
基本理念セミナーに参加することが義務づけられており、
統一協会の今まで見てきた勧誘テクニックから明確なように、
一度でも参加したら、あらゆる手を使って個人情報を入手され
分析され、マインドコントロールされるような仕掛けになっていると思われる。

【大物政治家が逆境時に近づいて、恩を売り、乗り切った後に内部に深く侵入する手口】

ニクソンがウォーターゲート事件で逆境にある時
安倍元総理が自民党が下野し、野党になった時など
逆境時に大規模な支援をすることで多大な恩を売り
政権内部に深く侵入する手口を得意とする。


ウォーターゲート事件で逆境にある時に支援する文鮮明


安倍元総理が自民党が政権奪回した時に統一協会幹部と面会
安倍元総理が自民党が政権奪回した時に統一協会幹部と面会


手口シリーズのINDEXページ

統一協会の手口シリーズまとめ


伊丹万作「騙されることの責任」

もちろん、「騙す方が100%悪い」のは紛れもない事実である。
その上で更に「騙されることの責任」を考えよう。

伊丹万作「騙されることの責任」

もう一つ別の見方から考えると、いくら騙す者がいても誰1人騙される者がなかったとしたら今度のような戦争は成り立たなかったに違いないのである。
つまり、騙す者だけでは戦争は起らない。騙す者と騙される者とがそろわなければ戦争は起らない一度騙されたら、二度と騙されまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない騙されたとさえいえば、一切の責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘違いしている人は、もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。
伊丹万作「戦争責任者の問題」より



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