統一協会の手口②-07信者の生活編「霊感商法の手口と経済部隊の生活」
統一協会の手口②-07信者の生活編「霊感商法の手口と経済部隊の生活」
悪名高い統一協会(世界平和統一家庭連合)の
「マインドコントロール」や
「騙し」の手口を明かしていきます。
この章では、主に勧誘されて”信者になってしまった人の日々の生活”や
”教義”についてみていきます。
教祖文鮮明の霊感商法自慢
三菱などトップ10企業が我々のハッピーワールドの社長の後を
追いかけようと競いあっています。
花瓶(壺🏺)1ついくらで売ったかと言うと25万ドルです。
高麗人参茶🥕を売る場合も300年分を一度に売るのです。
宗教儀式の装飾品や備品には、税金もなく定価もないのです。
高麗人参エキスも1人が200年分を買いました。
20世紀の統一協会には打ち出の小槌があるのです。
例えば創価学会が動くのに年間どれだけのお金がかかるか?
年間500億円です。でも私たちはそれを超えているのです。
創価学会には1300万人いますが、統一教会は人数的には
100分の1にも満たないのです。
それだけの人数でこういうことをしているのです。
霊感商法の手口①(元信者宗田孝裕さん)より
霊感商法の拠点となる民家🏠の「店舗」
選挙区と連動した区割りで「店舗名」が決まっていた。
「店舗」と言ってもただの民家。
10人超の男女が集団で1つの民家に集団生活している。
外回り役(営業)の1日のスケジュール
テレビもなく外部の情報からは遮断。
個別訪問の方法
アベル(上役)と2人1組で、
アベル(上役)の命令は絶対で、
報連相を欠かさないルールになっている。
個別訪問は、直接訪問販売するのではなく、
あくまで「展示会」への勧誘が目的。
「無料で手相を見ています」などと家🏠に入り込む。
手相は口実で、本命は「姓名判断」。
「姓名判断」をしながら、
・家族構成
・家族の弱み
・家系図を描いて、先祖の情報
・資産の状況
などを引き出す。
大切な人を探り、不安を掻き立てるトークをする。
最終的に「展示会へ誘うアポイント」をとる。
展示会でのセールス
個別訪問した時に得られた資産情報などを含む
「家族情報」のファイルが作られており、
偽霊能者やタワー長などにも共有されている。
狙われたターゲットの被害者の「振る舞い」や「表情」などは
監視カメラで、隣の部屋の「タワー長」がチェックする。
こまめに偽霊能者に指示を出し、購入させるタイミングを図る。
十分に狙われたターゲット被害者の不安や恐怖心を煽り、
壺や多宝塔を買えば先祖が浮かばれると説得する。
2時間近くかけて、じっくり精神的に追い込んで契約させる。
一度買うと、カモ🦆にされ、信者にさせられ、
何度も献金する献金マシーンに仕立てあげられる仕組み。
引用元の宗田孝裕さんのツイート
元信者の宗田孝裕さんの一連のツイートより転載させていただきました。
霊感商法の手口②(報道特集📺)より
【報道特集】「二倍やれ!三倍やるんだよ!」旧統一教会 悪質性の原点、霊感商法はこうして始まった
「経済部隊」での勧誘の手口
「霊感商法の原点」はどこにあったのか?
これはなんですか?
これは「経済部隊」にいた時の”手相と姓名判断”の資料です。
元信者のAさん、1970年代後半
教団の「経済部隊」に所属していた。
訪問販売で様々なものを売り歩いていた。
勧誘の手口
その手口は?
「無料で今日は手相を見てあげましょうか?」って
真っ直ぐここが伸びている人は
運命線が(豊臣)秀吉も
ここまであったそうですよ、とか
手相で運勢が良いと持ち上げた後は、姓名判断で
この画数を見て数字によっていろいろある
この数字とこの数字はいいけど
ここと繋がって斬ってるからね
武士の因縁だと
こういうペケ印があると”盲腸の手術”とか
体を切った方はいらっしゃいませんか?というと
あっ、そういえばね、こうでこうなのよ、と。
だんだん話を聞いていくうちに
この家庭はこういうことで悩んでいるんだな、と。
そして、頃合いを見てススメた商品が
「マナ」天の食物っていうか。
高いけど高いなりに
すごく体にいいんだよって
紹介したことがあります。
朝鮮人参茶🥕の霊感商法の始まり
教団の霊感商法に関わっていた元信者のAさん。
まず薦めたのが、「マナ」天の食物っていうか。
当時教団が、「マナ」と呼んでいた高麗人参茶🥕。
「マナ」は旧約聖書では「天から与えた食物」を意味する。
1971年、教団の関連会社「一和製薬」が設立され。
「マナ」人参茶🥕や人参エキス🥕の製造が始まり。
1973年7月、「人参でサタンも逃げていく」と題された講演で
文鮮明氏が販売の大号令をかけたのだ。
人参茶🥕を飲めば、いかなる病気も治る。
十箱でも何箱でも一遍に買ってくれる。
「だから二倍やれ!」
「三倍やるんだよ!」
1973年7月、号令は瞬く間に全国の経済部隊に伝わり
猛烈なセールスがかけられた。
「人参🥕は人格も作ってくれました」
もう、食欲が出てきたと喜んで
三箱追加して買ってくれた。
むくみが取れ、この人参茶🥕は神様だと喜んで、
お金の続く限り買うと言う人がおります。
原価の何十倍ものぼったくり商法始める
当時の内部資料によると、
人参エキスは原価の8倍、
1本8万円で販売され、売り上げは急増。
その後、販売の主力は
より利益率が高い、印鑑や壺🏺などに移った。
多宝塔は原価の500倍、5000万円で売られていた。
Qどういう思いで売っていた?
今、地上天国を作るために
自分は使命がある、みたいな
ホントに救い主だと思っていた
文鮮明
誰かを騙そうとか、そういう気持ちでなく
(世の中を)良くしようという思いで
脱会支援の和賀牧師
40年以上に渡り、信者の脱会を支援する活動を続ける
キリスト教会の和賀真也牧師
これは統一協会をやめた方々が、自分たちは
もう見たくない、先生のところへお預けしますと
こちらの方などは、700万円って言ってましたね。
これまでに500人以上の脱会に関わり、
信者らが手放した壺🏺や仏像が部屋の片隅に鎮座している。
親泣かせ原理研の被害実態
今でも全国150の家族から相談が寄せられる。
その大半が
この信仰を捨てさせて、親子の絆を取り戻したい
と言う、切実な願いだ。
40年経ちました、30年になりましたとか
そう言う長期戦ですよ。
親も終活しないといけないし
亡くなっていく人もいるし
やっぱり(子どもが)目を覚まして
”普通の親子関係に戻りたい”という
1960年代後半
教団の学生組織、原理研究会の勧誘で
子どもが親と連絡を絶つなど社会問題になった。
「親泣かせの原理運動」
邪教にとりつかれた我が子達を救出しよう
50年以上経った今も
子どもを取り戻せない人たちが数多くいる。
信者一人一人の気持ちは
自分らが目指していることは正しい
地上天国実現のどこが悪いんだと
親が泣いているのは反対派とか
マスコミの言い分に誘導されて
まぁ、いわば勝手に悩んでいるんだと
”親泣かせは続いている”ということになる
カルト原理研創設者「大脇準一郎」の政策への介入実態
その原理研究会を創設した1人。
教団の古参信者「大脇準一郎」氏だ。
原理研究会創設した「大脇準一郎」氏
自民党の総理経験者たちと親しげに写る写真の数々。
中曽根康弘元総理とカルト「大脇準一郎」氏
岸信介元総理とカルト「大脇準一郎」氏
大脇氏が事務局長を務めていた教団の関連団体の学者グループは、
40年以上、政策提言をおこなっていた。
中曽根先生に対してね
すごくね、感謝されるようなものを作った。
僕はいいことしたなと思いますよ。
大脇氏らのグループの提言
「自民党と新内閣への提言」
大脇氏らのグループの提言は
中曽根元総理側によって、国会図書館に寄託されていた。
その政策の一つが、防衛費のGNP比1%枠の撤廃だ。
提言の4年後に、中曽根元総理が表明した。
1986年、防衛費GNP比1%枠を撤廃を表明
やっぱり国や世界を良くするのにはね。
最後はやっぱり具体的に物を動かすのは、政治の力ですよね。
自民党の政権に力を与えてきたと自負する大脇氏らは
解散命令請求に対し、悔しさを滲ませた。
Q解散命令請求に対しては?
こう言う形で統一協会が
生贄になるっていうのは、残念だし
本当に日本の将来にとっても残念なことだし
教団そのものは終わったとしても
宗教団体として宗教としては残る信仰としては
全然そんなことは動揺しないですよ
カルト原理研創設者「大脇準一郎」は霊感商法被害に反省なし
Q統一協会と言うのは献金のこともありましたし
そう言う団体ということの認識は?
それはもう前からわかってたことでね。
こういう事件、安倍先生の事件が起こる前から
教会の問題を胸を痛めてましたよ。
カルト国際勝共連合の元事務総長「阿部正寿」の解散請求感想
そして、もう1人。
最古参の信者の1人も取材に応じた。
広報委員長 阿部正寿氏。
多くの自民党議員などを後押ししてきた
教団の政治団体
国際勝共連合の元事務総長などを歴任。
1970年開催された、WACL(世界反共連盟)日本大会では、
責任者も務めた人物だ。
阿部正寿
解散命令請求を前に、ようやく重い口を開いた。
正直なことを言えば、私もいろいろ非難されるとは思いますけど
(解散命令請求は)私はもう、仕方ないと思う
結果的に社会にそれだけの混乱を与え
問題を起こしたということは事実ですから
Q教団がここまで追い込まれた根源的な理由はどこにあると思いますか?
根源的な理由は、”傲慢さにある”と思う
韓鶴子氏が「日本の総理大臣を連れてこい」とか
あれは非常に傲慢だと思う
私は文書を送りましたよ
「やめてください、そういうことは」と、私は手紙を送りましたよ。
日本の中心は日本であって
韓国で韓国が韓国のためにやればいいんですよ。
統一協会が主張する解散命令請求に法的根拠なしの主張
教団の内部で、今盛んに宣伝されていることがある。
「解散命令請求には法的根拠なし」と言う主張だ。
引き合いに出されているのが、
阿部氏が布教活動を任されていた、イギリスであった出来事だ。
1984年、教団の”免税特権の剥奪”をめぐり提訴される
統一協会が”家族を引き裂いている”告発等が証拠とされたが、
信憑性が不十分などの理由で、裁判が中止になったのだ。
一方で、日本での解散命令請求の動きについて、阿部氏は。
宗教というものに対する
日本の理解がね、やはり浅いですよ
だからこういう結果(解散命令請求)になる
それも最終的には私たちの責任であると
統一協会も感じるべき
本当の意味で宗教活動に徹していなかった
ということが問われているのでは?
その解散請求が自民党の政権によって行われたことについては?
これはね私たちも、自壺党🏺も問題だが
私たちのやり方も問題だったと思いますね、
高い理想・理念を失ったからだと思う
宗教2世の被害主張は「甘え」「教育不足」と言うカルト
2世信者の中にはですね。非常に教団に対して、
我々被害者だと訴える人たちも決して少なくありませんよね?
そういう苦難は神が与えたもの
その試練を超えて成長して
日本を動かす団体になるんであって
それは甘えですよ。私からすれば
そういうものには屈しない、と言うのが私の考えですよ。
それも教育していかなきゃいけない
私たちが教育できなかったということを
反省しなきゃいけない
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手口シリーズのINDEXページ
統一協会の手口シリーズまとめ
伊丹万作「騙されることの責任」
もちろん、「騙す方が100%悪い」のは紛れもない事実である。
その上で更に「騙されることの責任」を考えよう。
もう一つ別の見方から考えると、いくら騙す者がいても誰1人騙される者がなかったとしたら今度のような戦争は成り立たなかったに違いないのである。
つまり、騙す者だけでは戦争は起らない。騙す者と騙される者とがそろわなければ戦争は起らない。一度騙されたら、二度と騙されまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。騙されたとさえいえば、一切の責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘違いしている人は、もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。
伊丹万作「戦争責任者の問題」より
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