ぼくがサンタになったきっかけ
サンタクロースで世界一周。
これが僕のこだわりであり、僕が選んだ世界で遊ぶための手段。
旅人はこだわりの塊りだ。
まず、自分のいる場所に固執するよりも、自分の目で世界を見てみたいというこだわりがある。
そこにプラスして、他の旅人とは異なる旅がしたいと
旅のコンセプトを決め、旅のスタイルを決める。
せっかく旅をするのに、そこにこだわらなければ、もったいない!
とすら思ってしまう、こだわり魂。
旅人のこだわりは、十人十色。
これまで浴衣、着物、侍…をまとって世界一周している人には出会ったことあるけど、サンタはまだ出会ったことない。
唯一感は、旅を語る上でとても心地よい。
「なんでサンタなの!?」
出会った人にまず聞かれるごく当たり前のこの質問。
このこだわりには、ちゃんとワケがあるんです。
サンタになったきっかけ
南の島ツバルでサンタクロース
2017年の僕は、フィジー共和国で暮らしていました。
ちょうどクリスマスど真ん中に、ツバル旅行を計画していたので、
クリスマス×ツバルで何かできんかなぁ…と思っていた時に、
思いついた、たまたま思いついてしまったのが”サンタクロースになる”。
そして、個々が重要だけれど、
南の島ツバルでサンタクロースをやってくるか…とたまたまやる気になってしまった。
★たまたまそのアイディアを応援してくれる人が周りにいたこと
★たまたまサンタの衣装が手に入ったこと
★たまたま自分の心にサンタになる余裕があったこと
こんな外的要因にも囲まれていたおかげでもあるけれど、やる気になってしまった!この勘違いで進めるのが大切なところ。
全部意図してなかったし、たまたまだったけれど…
それがサンタ旅になったきっかけ。
その時にツバルでやったことは…
①ツバルに到着した時に、サンタ姿で飛行機を降りてくる
②国中でお菓子・チョコを配る
③赤い自転車で国中を巡る
④国営ラジオでお菓子配ることを宣伝する
⑤大臣のお宅訪問
⑥警察からの職務質問
⑦子供たちとのふれあい
⑧ツバルの海へダイブ
ツバルが小国がゆえの、
日本では、まず出会えない人や出来事のオンパレード。
でもそんな偶然の出会いを加速させてくれるのがサンタクロース。
サンタを着ると、ただの旅行を異なるユニークな旅に”勝手に”変身させてくれる。セレンディピティ(「思いもよらなかった偶然がもたらす幸運」)を引き寄せてくれる。そんな存在なのです!
ツバルでは、サンタクロースの存在を知らなかった子供もいたみたい(お菓子・チョコを配る赤い怪しい人だった…とか)。
それからというもの…
サンタが引き寄せるセレンディピティに味を占め、
毎年クリスマスシーズンになれば、世界一周を始めてからはほぼ毎日、
サンタで遊ばせてもらっている。
2017年、南の島ツバルで常夏サンタ
2018年、大分県で「火の用心」の夜回り
2019年、愛媛県でミカン農家
2020年、愛媛県でミカン農家
2021年、愛知県でオルタナティブスクール訪問
2022年、中南米でサンタ旅
2023年、世界中でサンタ旅
2024年、フィンランドでサンタクロース村訪問
ひょんな思い付きで始めたサンタクロース。
結果、サンタにハマり、旅のこだわりとなり、自分の武器としているわけです!
サンタで世界一周旅するという
自分のこだわり旅から学んだことをまとめてみよう。
世界一周”サンタ”旅で学んだこと
①リアクションの違いが見えること
世界中で多くの人に認知されているサンタクロース🎅
サンタの衣装を着ていると、多くのリアクションを見ることができて面白い。
例えば、
・「HOHOHO」って言ってくれる人
・「メリークリスマス!」って言ってくれる人
・「プレゼント頂戴!」って言ってくれる人
・「パパノエル!」って言ってくれる人
・「クリスマスはまだ先だよ?」って言ってくれる人
・二度見する人
・サンタを盗撮する人
・サンタに話しかけに来る人
・一緒に写真を撮ろうといってくる人
・何事もなかったかのように通り過ぎる人
リアクションの種類もあるけれど、
国や地域、場所によってリアクションの温かさが全然違う。
サンタを着ていて最も温かいリアクションで迎えられたのは、
アルゼンチン・パタゴニアのフィッツロイの登山道。
パタゴニアにきて登山する人は、心に余裕があるのかな?
わざわざ立ち止まってサンタに話をしに来てくれる人が多くて、
サンタとしては楽して楽しかった思い出の地。サンタパラダイスと呼びたい🎅
一方、都市部は難しい。
人も多いから、当たり前だけど無視されることが多かったな。たまに盗撮する人。
こっそり写真撮影しているけど、サンタからはしっかり撮影者さん見えてますよ(笑)
でもまあ無視されるよりは、盗撮された方が嬉しいかな。
②世界とトモダチになりやすいこと
サンタクロース最大の効力と言えば、わけもなくフランクに接してもらえること。
たぶん普通の格好していたら、話す機会がなかった人たちがサンタに釣られて話しかけてきてくれる!サンタが話しかける”わけ”を作ってくれるという大きいメリット。
各国によってサンタクロースがどんな受け入れられ方をされているかは、正確には分からないけれど、少なくともサンタクロースは友好的に受け入れられやすい対象でありそう。
ありがとう、赤色の衣装に誰もが知る意味を持たせてくれて。
おかげで世界中でフレンドリーに接してもらい、たくさんのトモダチと仲良くなれました🙌
③覚えてもらいやすいこと
「サンタの人」という肩書で覚えてもらいやすい。
・道で誰かと会ったとき、
・誰かと待ち合わせをするとき、
・インスタで初対面の人と知り合うとき、
・カウチサーフィンでホスト見つけるとき、
・Workawayでホストを見つけるとき、
・帰国後、報告会をするとき、
・スターアライアンス日本地区事務局さんに世界一周航空券のプレゼント当選者に選んでいただくとき
サンタは、人の目に留まること。
ただそれだけで覚えてもらいやすさは、格段に上がるように思う。
④強い自分の武器になること
覚えてもらいやすいことで、色んな出来事を引き寄せてた。
最も大きな引き寄せは、「どこ行く?何する?スターアライアンスで行く『世界一周旅行』キャンペーン」の当選者になれたこと。世界一周航空券をいただけることになってます!
ゴリゴリにサンタ旅をアピールしたことが、当選の理由(のはず!聞いてないからわからないけど)。
サンタのおかげで
世界一周目が終わるころには、世界二周目へ出発が決定してた🎅🌎
ありがとう、サンタを武器に世界にトモダチを増やしてこよう。
さて、次は、どんなセレンディピティが待ってるだろうか。
サンタというこだわりを大切にしている理由
サンタを着て旅をするというこだわり。
世界中で遊びながら世界と仲良くなりたいと思いつつ、
僕はもともとシャイで話しかけるのは苦手。出来るけど時間かかります。
だからこそ、勝手に話しかけてもらえるこだわりを作って、
苦手を突破してもらっている。
それこそ僕が携えている
サンタを着て旅をするというこだわり
なのです。