【朝読書】行動経済学から考える"計画通りにいかない理由"と"計画通りに進める方法"
今日も前回と同様に「図解DE 行動経済学入門」を読みました。
今日はこの中でも計画についての話があり、自分自身のためになると思った内容があったので、紹介していきます。
それはタイトルにある通り「計画」についてです。
私は恥ずかしながら自分で立てた計画どおりに行ったことがあまりありません。笑
「自分はなんてできないやつだ」
「なんて怠け者なんだ」
と言うようにネガティブに考えたことが山ほどあります。
そんな中で「納得」のいく答えの一つがあったので、私の経験も交えていきます。
計画通りに進まない1番の理由は"自信過剰"
昨年、私は年始に「今年の4月までにサーフィンを必ずする」と言う目標を立てました。
計画を立てた当初は、結構余裕をもった目標でした。
しかし、結局達成できたのは「10月」でした。
なぜなら、2月頃に手首の軟骨を怪我してしまい、手をつくと痛みが出る状況でした。
ジムでも一時期ウエイトトレーニングを辞めたくらいでした。
でもこれも私は怪我をしないと言う「自信過剰」があったからに過ぎません。
元々が自信過剰なのですが…笑
この本の中でも「自信過剰」についての研究がありました。
それは、大学の論文完成期間を学生に質問したものでした。
①最も順調に進んだ場合にかかる期間
②最も手間取った場合にかかる期間
この2つを質問したところ
①の学生の回答:平均27.4日
②の学生の回答:平均48.6日
さらに
完成まで最も可能性が高い期間:33.9日
と言う結果になりました。
その後に学生が論文を書き終えるまでの平均日数は「55.5日」でした。
完成まで最も可能性が高いと考えた33.9日と比べると1.6倍近く長くかかる計算となります。
①の平均と比べると2倍にもなります。
つまり、ここから言えるのは、
"自分が想定するベストケースから2倍の時間がかかる"
このことを想定して計画を立てるのが現実的な計画になるのかもしれません。
確かに私の「サーフィンをする」と言う目標も当初の目標から2倍かかっています。
このことを計画を立てる時には覚えておく必要がありますね。
計画通りに進める方法"アメ&ムチ"を必ずセットにする
「アメとムチ」って言葉はみなさんもご存知だと思います。
ただ、これは計画通りに進めるには必ず2つがセットで必要となります。
つまり、インセンティブがあれば誰だって動きますよね。
先ほどの私の「サーフィン」の例で言えば、
【アメの場合】
「4月までに達成したら、5月に海のキレイな沖縄でサーフィンをする」
【ムチの場合】
「4月までに達成できなかったら、好きなお酒を1ヶ月やめる」
こんな感じでしょうか。
達成したら良いことが待っていて、達成できなかったら悪いことが待っている。
そんな状況なら必ず達成しようとやる気になるはずです。
大抵の場合は、「アメ」つまりご褒美を準備する方が多いと思います。
しかし、それだけではダメであることはみなさんも経験してるのではないでしょうか。
もちろん、私も今までの目標は達成した時の「アメ」だけを準備していましたからね。
次から気をつけます。笑
さらに計画通りに進める方法
先ほどの「アメとムチ」をさらにバージョンアップした方法がありました。
私はこれはかなり納得した内容だったので、ここに備忘録も兼ねて紹介します。
それは、「コミットメントする=自分の将来の行動を表明する」ということです。
これはよく聞くことかもしれませんが、これに「ムチ」のインセンティブを加えていくのです。
具体的にどういうことかと言うと
先ほどの私の「サーフィン」の例にすると
計画達成レベル"最弱":
「4月までサーフィンをするぞ!」
⇨独りコミットメント
計画達成レベル"弱":
「友人に4月までにサーフィンをすると宣言する」
⇨他人へのコミットメント
計画達成レベル"強":
「友人に4月までにサーフィンできなかったらご飯をおごる」
⇨他人へのコミットメント+ムチのインセンティブ
計画達成レベル"最強":
「4月までに達成できたら5月に沖縄に行く」
「友人に4月までにサーフィンできなかったらご飯をおごる」
「4月までにサーフィンできなかったら好きなお酒を1ヶ月やめる」
⇨アメのインセンティブ+他人へのコミットメント+ムチのインセンティブ
ここまで来ればかなり最強ですね。
他人の目ってかなり大事ですよね。
私も1人で勉強するときより、カフェや図書館でするときの方が集中できますからね。
なんとなく知っていたんですけど、改めて勉強になりました。
みなさんも参考にしてもらえたら嬉しいです。
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