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【朝読書】有望銘柄をどうやって見つけるか?
今日も渡部 清二さんの書かれた"10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート"を読みました。
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有望銘柄の種類別の探し方
1.中小型成長株
成長が期待できる中小の成長株です。
3つの視点から探す
時価総額300億円以下
増収率 前期比20%以上
オーナー企業
この3つの視点から探すことをこの本では推奨していました。
補足をすると「増収率」とは、
今期の増収率={(今期売上高 ÷ 前期売上高)-1}×100
来期の増収率={(来期売上高 ÷ 今期売上高)-1}×100
著者は、今期の増収率であれば、20%以上、来期の増収率であれば、15%以上で見分けているそうです。
2.業績回復株(大きなリターンを生む)
この株では2つ視点で見ていく
増収増益に向かいつつある企業
今期営業赤字→来期営業黒字に回復する企業
企業を見る時に業績については、4つのパターンがある。
増収増益
増収減益
減収減益
減収増益
この4つを株価のサイクルに照らし合わせて図にしてみるとこんな感じ
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つまり、増収増益になりそうな企業を探すことで、その後株価が上がっていくと予想されます。
本当は、減収増益になったところが株価的には大底の可能性があるのですが、あくまで可能性なのでここを求めると悲しい結果になりそうなので、やめておいた方が良さそうです。
3.優良株(順調な値上がりが期待できる)
この株の特徴は、以下の3つになります。
競合がないオンリーワンの商品や技術を持っている
グローバルに見てもニッチな業界や業種
業界トップシェア
これは探せば、色々出てきそうですね。
4.割安なバリュー株
この本の中で言われている特徴が3つあります。
PBRが0.7倍以下
自己資本比率70%以上
株価上昇のきっかけ(カタリスト)があること
ただ、PBR自体は東京証券取引所が「1倍以上」にするように通達を出したこともあるので、今後はこの指標はなくなるかもしれません。
そして、バリュー株の株価が上向く背景は2つあるとされています。
「利益が出て自己資本が拡大する」or「自己資本が拡大する期待によってPBRが切り上がる」
ただ、注意としては割安感だけでカタリストが期待できない株もあることです。
まずは、目を養うこと
色々有望銘柄の探し方や特徴を本では紹介していましたが、やはり自分でその銘柄が良いかどうかを判断できるようになる必要がありそうです。
そのためには数多くの企業や指標などを見て、「この株がこんな時に変化するな」「あの株はこういう傾向がある」などとわかるまで色々見なければなりません。
本で学びながらも普段から株価やさまざまな指標をみてみることが始めていきます。
僕自身もこの本を読んでから指標を毎朝みるように心がけています。
さすがにこの著者のように日経も四季報も徹底的に見ていくことはできませんが、少しでもできるところが取り入れていこうと思います。
以上、読んでいただきありがとうございます。