【朝読書】「決めた」と「思った」の違い
今日も柳生雄寛さんが書かれた"「決める」技術"を読みました。
この本で、かなり印象に残った話があります。
それは、このような話です。
"明日の午前中に必ず提出しないといけない企画書があり、徹夜してやろうと思ったが、眠くなったので、明日の朝4時に起きてやろうと決めてしっかり目覚ましも合わせて寝たにもかかわらず、目が覚めたら、いつもと同じ7時だった。"
この話って学生時代の勉強を思い出します。
夜帰って、眠くなったから明日早く起きてやろうと決めたけど、朝起きれずに勉強できなかった。
これは、結局
「決めた」ではなく「思った」
だけなのです。
つまり、決めたと思っただけです。
決断できる人というのは、この
「決める」と「思う」の違いを理解しています。
私は、今まで「決めた」と言っていたのは、ただ「思った」というだけのことがどれだけ多かったかを実感させられました。
本当の「決める」ということ
本当の決めるということ、それは、
必ず「決める」と「行動」がセットになるということ
です。
この「行動」までできて初めて本当の「決めた」ということになります。
先ほどの、朝早く起きる話で言えば、
「明日早く起きて勉強すると決めた」= "思っただけ"
「朝4時に起きた」= "思っただけ"
「起きてから勉強した」= "決めた"
朝早く起きて勉強までしてようやく、"決めた"ということになるのです。
人生を変えようと思った時、
「決めた」と思っているだけでは何も変わりません。
何も変わらないのは「決めた」ではなく、思っているだけかもしれないので、注意しなければと痛感させられました。
「決める」と「思う」の境界線
では、「決める」と「思う」の違いってどこにあるのか?と疑問に思いませんか?
その境界線に対しての答えの1つとして、
「マーケティングの11項目」
を紹介していました。
この11項目が埋まることで初めて人は動くことができるようになると言っています。
ただ、11項目が埋まるにしても埋まらないにしても行動までしてしまえば、決めたことになります。
そのため、あくまでこれは行動までするための道具だと思いました。
そのマーケティングの11項目とは、
1.誰が
2.なぜ
3.何を
4.誰に
5.誰のために
6.誰と
7.いつからいつまで
8.どのように
9.いくらで
10.いくつ
11.どこで
マーケティングの11項目なので、先ほどの朝早く起きる時には全てを埋めることが難しいと思います。
しかし、何かを決める。旅行などでは使えると思います。
一応試しに「朝早起きして勉強をする」で11項目を埋めてみました。
1.誰が = 私
2.なぜ = 朝早く起きて勉強して、人生をさらに変化させるため
3.何を = 朝5時に起きる
4.誰に = 私
5.誰のため = 自分のため/自分の人生のため
6.誰と = 一人で
7.いつからいつまで = 明日の朝からずっと
8.どのように = 夜の21時までにお風呂に入って22時には寝る。
目覚ましは、起きる10分前にもかける
9.いくらで = 0円
10.いくつ = 一人
11.どこで = 自分の家と出張先で
以上のようになりました。
こうして11項目を埋めてみるとより具体的になったのがわかりました。
「9.いくら」などは、埋めようがありませんが、お金がかからないことなので、0円として埋めれば良いかと思います。
まとめ
この「決めた」と「思った」の違いってかなり重要だと思います。
私も1年以上までは、何度も朝早く起きて勉強したり本を読んだりしようとしていました。
しかし、朝早く起きても二度寝をしてしまうことがばかりでした。
この時は、「決めた」ではなくただ「思った」だけだったのでしょう。
今では、休日も含めて朝早く起きて、読書をして自分が興味があることを勉強しています。
ここまで行動してようやく自分が「決めた」になったのだなと実感しました。
みなさんも自分のことを振り返ってみてどうでしょうか。
私も早起きはできていますが、まだまだ「決めた」と思っていることばかりのことが多いです。
「行動」= 「決めた」
このことを意識して「思った」にならないように今日から注意していきます。
読んでいただき、ありがとうございます。