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【朝読書】成行注文×売買板×相手の心理 #株式投資

今日は、"今まで損をしていた理由がわかる!株式投資の真実:カモられないための「論理」"を読みました。


今まで損をしていた理由がわかる!株式投資の真実:カモられないための「論理」

一番に優先される「成行注文」

売買板を見ているとき、どうして強い板(買い注文が多い)ものを探して、これから株価が上昇するだろうと思うものを探してしまっていました。

でも売買板に出てきている数量は全て指値の注文だということ忘れがちです。

そして、その指値より一番に優先される注文が「成行注文」です。

この成行注文ってどういった時に出されるのか?どういう心理の時に出すものなのか?を考えて見ると

「いくらでもいいからすぐに買いたい」「いくらでもいいからすぐに売りたい」って思う時にではないででしょうか。

買いたいって時は、「これから株価が上がるだろう」「今まさに株価の上昇局面」「株価が底値だと判断した」などのときだと思います。

逆に売りたいって時は、「株価がどんどん下がっている時」「これから下がるだろう」「株価が天井だと判断した」などのときだと思います。

そして、仮に成行で買い注文を出すと現在の売り板にある一番安い価格と株数での約定になります。

ここから考えると成行注文で価格が変動するとも考えることができます。

この本の良かったところは、この売買板のことを詳細に書かれてあったところです。

実際に株価は、売買板で最後に約定されたものが株価となります。

これはやはり、株価が決まったり変動したりする基本だと感じました。

結局は、お金の奪い合いゲーム

前に一度売買板について学んでいたのですが、ここでは売買板からどういう心理状態で売買するのかまでのことも書かれていました。

以前、読んだ本ではも株式市場や株式のトレードはお金の奪い合いのゲームだと書かれていることがありました。

その時は「??」って感じで疑問に感じていましたが、この本を読んでよくよく考えてみると、株式投資で利益を出せている=誰かが損をしているということになり、自分が損をした=誰かが利益を出せているということになります。

つまり、損をしたAさんから利益を出せたBさんにお金が移動したということになります。

買いたい人がいて、売りたい人がいて成立するのが株式市場ですが、自分が買った価格より高く買いたい人がいれば、利益が出せるし、いなければ損をするゲームでもあると改めて感じました。

本当に儲かっている人は売った人

証券会社の口座の利益評価欄を見ているとプラスになっていて喜んだことがありますが、でもこれはまだ売ってはいないので、本当に儲けたかどうかは不明です。

先ほど言ったようにお金の奪いゲームなので、売って利益を出して初めて儲けたことになります。

どうしてもプラスになっているだけで儲けた気になってしまい、錯覚してしまいます。

僕もその気になって口座を見て、ニヤニヤした経験が何度もあります(その逆もありますが…)

でも売った人=自分の手持ちの株を売り切れた人が本当に儲けることができた人だということは忘れないようにしたいですね。

この売り切れた人がトレードした時の状況を考えて見ると

  • その株を買いたい人が多くいた

  • 自分の買った株より高値で買いたい人が出てきた

  • 買いたい人>売りたい人

という状況だったのではないのでしょうか。

買いたい人といっても、「現物買いをする人」「空売りして利益を出すために買う人」「空売りで損切りするために買う人」など様々います。

こういった買いたい人からお金を奪ってくることができた人であり、ゲームの勝者とも言えます。

もちろん、損してしまったら売っても儲かってはないので違いますが…

でもこの本で考えるようになったのは、売る側や買う側の先にどんな人がいるかまで考えるようになったことです。

結局人の心理で相場は動くので、ある程度そこまで想定すべきとも思うようになりました。

もっと、売買板やその相場の人の心理について考えるきっかけになりました。

以上、今日はここまでです。

読んでいただいた方はありがとうございます。


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