金継ぎという選択肢
みなさんはお気に入りのコーヒーカップをおつかいですか?
沖縄に引っ越して約十年、引っ越した当初に、さらに遠征した与那国島でお気に入りのコーヒーカップに出会いました。どういう種類で、どうすごいのか、など全くわからなかったのですが、見た瞬間に、欲しいとなりました。
実際それまで食器類などに興味もなかったので、値段も高いのかやすいのかわからずに、まあ旅の記念にもなるし、と買ってそのまま毎日使い続けています。
とはいえ、形あるものはいずれ壊れる。そろそろ使いはじめてから十年も経とうかという今日この頃、なんどか落として割りそうにもなりました。幸いにも今の所ことなきを得ていますが、いずれ割ってしまうこともあるでしょう。
ものとの出会いは、壊れてしまったらそれがお別れと、通常はなるところですが、なんとも気に入っているカップゆえ、いずれは修理してでも使い続けるかな?ともおもっています。
日本には、昔から金継ぎという技術がありました。まあ本来は骨董品や芸術品の類のいわば高級品を修理するためのものでしょうが、他方、しゅうりすることで、むしろ新たな造形になり、オリジナルとは違う意味で価値が上がることもあるとか。
まあ私のカップはそんな芸術品ではないのでしょうが、金継ぎにもそこそこ手軽なDIYキットがあるようです。
もしかしたらこのようなキットのお世話になることも選択肢の一つかもしれません。いわゆるプライスレスってやつですね。
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