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notionの普及でドメイン名はいらなくなる?

前回の続きです。情報サイト構築というと、デザインやコンテンツに加えて、ドメイン名は重要だとおもわれます。当初notionには独自ドメインで展開する機能がなかったため、あくまでも従前のwebサイトにリンクでぶら下がる派生サイトとしてしか活用できないかもと、残念でした。しかしその後、有料・無料の独自ドメインでnotionコンテンツをweb展開できるサービスや手法が登場するとともに、notion自身も冗長・煩雑なURLからanslist.notion.siteというように、非常にシンプルなURLで展開できる機能が備わりました。

また当サイトは完全無償で運用する予定でしたので、費用は我々の持ち出しとなります。従って一つ一つ吟味しつつコストを最小限に抑える必要があります。

旧来のwebサイト運用時の年間コスト
Domain料金 3000円
レンタルサーバー 12000円 (200GB + メールサーバー含む)
合計 15000円

notionのサイトに全てを移した時点での年間コスト
Domain料金 3000円
レンタルサーバー 1200円(2GB + メールサーバー含む)
notion有料アカウント 5000円
合計 9200円

既存サイト用のレンタルサーバやメールサーバに加えてnotionの有料フィーは現時点で省くことはできないものの、加えて独自ドメインで運用するサービスを使うかどうかの判断には苦労しました。概ね現在使用しているレンタルサーバーの月額費用と同じ程度の価格設定であり、ちりも積もれば・・独自のサービスが重畳されているものも多く、それなりに魅力的ではありますが、大体年間10000円以上かかります。その上、レンタルサーバーを持たない場合にメールサーバーをどうするかという問題も残ります。

現時点での解決方法
当面はメールに代わる汎用のコミュニケーションツールがないため、ドメイン名の維持やレンタルサーバーの維持を最小限にとどめつつ、301リダイレクトでnotionに飛ばすことにしました。

将来への期待
現時点では、独自ドメインでアクセスできることや独自ドメインのメールは無視することは現実的ではないでしょう。
しかし固定電話ー携帯電話ーLINE(などのSNS系)とコミュニケーションのプラットフォームは日々移り変わっており、実際ビジネスの世界でも旧態依然とした電子メールからSlackなどの新たなツールに移りつつあります。
そもそもGoogleがサービスを開始した時から、インターネットはURLを覚えておくものから、都度検索するものに変わってきました。ブランディングなどの重要性からURLに全く価値がないとはいいませんが、少なくとも日本国内の旧来の価値観である、co.jpを重要視する時代は.comの普及や、さまざまなドメイン名が追加されたことによって変わってきているのではないか。ちょうど、会社の電話番号は03が一番であるとか、携帯しかないのは変だとかいう考え方が変わりつつあるのと同じ感じです。
近い将来、汎用のコミュニケーションツールが普及し、ABC.notion.siteが幅広く認知されてきたら、ドメイン名の維持やメールサーバーの確保も不要になるだろうと期待しています。

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