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18650活用例

18650と聞いてなんのことやらという方も多いかもしれません。18650というのは電池の種類です。単三乾電池の親玉のような見てくれです。ですが、その中身はリチウムインバッテリーで3.7V 3500mAh 12.95Whという大容量です。同様な充電池としてeneloopがありますが、一番大容量のもので1.2V 2500mAh 3Whなので、18650電池の方が容量にして4倍になります。ちなみに重量はeneloopが30gなのに対して18650電池は48g。今回はこれをモバイルバッテリーとして使ってみたら便利だったというお話です。

eneloopは乾電池と同じ形なので、色々な機器で使えますが、18650電池はなかなかそういう汎用性はなさそうです。ですがたまたまダイビング用のライトで使っていたものが手元にあったので、これを利用できないか考えていました。一応、USB出力もできる充電器も持っているのですが、如何せんUSB Type A 5V 2Aという最近では心もとない仕様のうえ、それなりに大きく、さらに充電はACアダプターという仕様です。また潜りに行く前日に慌てて充電しようとしても、大容量ゆえそれなりに時間がかかっていました。

今回購入したXTAR PB2Sという製品は、18650を2本同時にUSB PD 18Wで充電でき、そのままType-CとType-A出力ができるモバイルバッテリーになるという優れものです。加えて残量の%表示や電圧・電流も表示してくれます。モバイルバッテリーとして考えたら、18650電池2本で7000mAhですので、さほど大きくもないですし、電池代も加えればAnkerあたりの同等製品よりも若干高くもなります。ですが、18650電池の充電器にもなるし、各種表示ができる点は優れています。

実のところ、モバイルバッテリーも18650電池を内蔵させているものが多いようです。ただバッテリーセル同士が溶接されていて、電池が劣化しても取り外したり交換できるわけでもありませんし、どんな電池が使われているのかもわからないのが通常です。過去に机の上でモバイルバッテリが発煙したり、路上で落としたりした経験もあって、使わないときは取り外しておけるというのは安心材料です。

さらに4.1Aという大電流で急速充電できる充電器もあります。ただしこちらはUSB出力はできず充電専用です。ただ45Wで充電できるというのは魅力です。ソーラーパネルで充電するにはこちらも良い選択肢になりそうです。


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