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インド映画

昨日『LION/ライオン~25年目のただいま~』という映画を見ました。正確にはオーストラリアの映画ですが、映画の主人公はインド生まれで、物語の大半もインドが舞台です。以下あらすじ。

インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという実話を、「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテル、「キャロル」のルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華キャスト共演で映画化したヒューマンドラマ。1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは、兄と仕事を探しにでかけた先で停車中の電車で眠り込んでしまい、家から遠く離れた大都市カルカッタ(コルカタ)まで来てしまう。そのまま迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長。25年後、友人のひとりから、Google Earthなら地球上のどこへでも行くことができると教えられたサルーは、おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめる。(映画.com)

これは実話に基づいたストーリーです。実際にインドで兄と母と生き別れた5歳の少年がオーストラリアで養子に迎え入れられ、25年の時を経てGoogle Earthで自分のルーツをたどっていくというなんとも今っぽいお話です。Google先生、さすがです。あなたがいなくては私たちは生きていけません。25年ぶりに実の母親と再会するシーンは感動的です。

ちなみにインド映画といえば、やはり『ムトゥ 踊るマハラジャ』ではないでしょうか。昔日本でもインド映画がブームになって、その火付け役がこの映画だったと思います。初めて見た時は衝撃を受けましたね。まず長い(3時間とか普通ですよね)。そしてとにかく歌い踊りまくる。「これが*ボリウッドか!」と驚愕したものです。*ボンベイとハリウッドを足して割った造語。インドは映画製作数世界一っていうのは有名な話。

あと比較的最近見たインド映画の中でダントツに面白かったのが、『きっと、うまくいく』(原題:3 idiots(3人の馬鹿野郎))ですね。

予告編を見る限り、すげーおバカムービーにしか見えませんが、あのスピルバーグも絶賛したとされるインド歴代共興収入No.1の映画で、AMAZONの評価もなんと★★★★★です。ご多分に漏れず長い(171分)ですが、見て損はないと思います。

先日『ピザ!』というインド映画も見ました。インドの貧しい少年たちが街に突如現れたピザレストランでピザ(高級品)を食べることを夢見て奮闘するお話です(たいして面白くないです)。インドにおける貧富における格差は想像を絶します。

最後に、これも純粋なインド映画ではありませんが、2009年のアカデミー賞受賞作『スラムドッグ$ミリオネア』はすごい映画でした。あの「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督がメガホンを取っただけあって、ものすごい疾走感でインド社会の軋轢を鮮明に描いていました。もし見てなければこれはおすすめの映画です。

なんかすごいインド映画ファンみたいな感じになってしまいましたが、そこまでインド映画が好きなわけでも、インドに行ったことがあるわけでもありません。純粋に面白い映画が好きなだけです。ハリウッドでも日本でも、フランスでもイタリアでもインドでも、どこの映画でも面白そうなら見ます。

あ~、インド行きてえ。