いつかチャンスが来たときに。
7月ということは、ポールくんが旅立って26年。
きれいなポールくんが死んで、きたない私が生きていることについて、
ぐちゃぐちゃのでっかい絡まった塊を、
ぐちゃぐちゃのままずっと持ってきたけど、もうそろそろ、
ほぐして、中身をカテゴリー分けして、わかるように収めたい。
みんなただ、
ぱちんと生まれてぽろりと死ぬだけなんだし。
人間も動物も虫も、花も木も星も太陽も。
ポールくんが死んだのは、多分私がきたないからじゃなかったし、
あんなにきらきらのポールくんにだってきたないところがあったかもしれない。
私にもきれいなところが少しはあるかもしれない。
1人が、きれいときたない以外にもいくつもいくつも持ってて、
玉虫色に変わりながら、影響し合う。
生きてるうちも、たまには生まれる前からも。死んだあとも。
だから私はもう、ポールくんが生きていたら言ったであろうこと、
やったであろうことをできるだけして、
誰かさんのちょっとプラスになることを目標に、
毎日ぐるぐるいくだけで、もうそれだけでいいんじゃないのと。
ぺしゃんこでデロデロ泣いてばかりの時間は短めに切り上げて、
早くとりかかればいいんじゃんと。
いつかチャンスがきて、
この世かあの世か、天国か地獄か次の命か、
夢か、スーパーナチュラルか、ハルシネーションか何かで
ポールくんに会えた時、
ポールくんが喜ぶような私になっていよう。
改善改善で、読む読むで、勉強勉強で、走る走るで、
少しずつ、少しずつ。
無駄にできる時間はないのだ。
止まらず行こう。