#2 苫前町 地場産品活用タコ飯開発秘話
とままえおこしプロジェクト事務局のAiです。
苫前町のにぎわい創出に裏方で日々奔走しているのですが、今回はひょんなことから製造することになりました本プロジェクト版タコ飯開発の裏話をご紹介します。
苫前町では、地元で収穫されたお米、メロン、カボチャ、タコなどの地場産品を加工し、道の駅などで通年たくさんの種類が販売されています。
お米→甘酒、メロン→アイス、かぼちゃ→プリンやお団子、タコ→カレーなどなど美味しい加工品が沢山揃う町なんです。旬の時期であれば素材のままでも美味しいですが、常に入手はできません。しかし、このように種類豊富な地元原料の加工品がいつでも手に入る自分たちは「口福度(造語:こうふくど)」が高いと再認識しております。
タコ飯の開発ですが、地方創生やローカルベンチャーに関心ある方に向けたオンラインイベントを企画する中で、参加者に実際にミズダコをお召上がりいただく機会を提供できればオンラインイベントとはいえリアルな苫前を感じてもらえるのではないか?との着想からでした。
地元お料理好きな方に、ミズダコを使ったレシピを複数お作りいただきました。どれも美味しそうで簡単調理で対応できそうではありましたが、常に商品開発を考える「とままえおこしプロジェクト」としては、長期保存ができ手軽に食べることができるアイテムを求めるなかで冷凍タコ飯に可能性を感じアクションを起こした次第です。
まずは専門業者へレシピをお渡し、タコ飯の製造可否の確認。また、苫前町産ななつぼし+ゲストスピーカーである小笠原宏一さんが獲って加工するミズダコ(ブランド名:ReTAKO)を利用し調理可能かどうかをお尋ねしました。米飯調理の専門業者様の回答は、試作を作りながら考えましょう!とのことでした。
この時点では、ドキドキハラハラです。イベントまで●か月しかありません。通常、商品開発には6か月以上かけますので・・・。
米飯調理の専門会社さんが試行錯誤し、第1弾試作品が完成しました。
第1弾試作品を関係者の皆様にお召上がりいただいた感想が、「美味しいが生姜がきつい」「おいしいがReTAKOを感じることができない」などなど、枕言葉でお褒めの言葉を頂戴できるのですが、なにか決め手に欠けあとひとつ工夫が必要なようです。
米飯調理の専門業者様のSさんと協議を重ねまして・・・、ミズダコの足の太さに加え、丁寧に皮を取り除いている「ReTako」の特性を活かし、輪切りのタコ足をタコ飯全体に散らしアイキャッチに加えることにしました。
生姜も少し減らすカスタマイズを行います。
イベント開催の前日、第2弾試作品第が到着しました。
なかなかスリリングな日取りでしたが、恵方巻プロジェクト(農林水産省)などにも携わる米飯調理会社さんも全力で取り組んでいただきました。
皆様から味の改良に関する良きコメントを頂戴したところで、イベント参加者にも同試作品をお送りしました。ご試食いただいた方にアンケートを通じてコメントを頂戴し、今後のブラッシュアップに繋げて参ります。「おむすび」にする案などもアンケートから頂戴しておりワクワクする展開が期待されます。
商品として完成はまだまだ先になりそうですが、今後の「とままえおこしプロジェクト」の活動にご注目くださいませ!