第4回 「預言されていたキリストの4つの御名」
聖書からのクリスマスのお話をしていきたいと思います。
旧約聖書 イザヤ書9章6節にはこのように書かれています。
ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。
ひとりの男の子が私たちに与えられる。
主権はその肩にあり、
その名は「不思議な助言者、力ある神、
永遠の父、平和の君」と呼ばれる。
[イザヤ書 9:6]
この聖書の箇所はイエス・キリストがお生まれになる約700年前に、イザヤという預言者が述べた言葉であります。
クリスマス・・・それはイエス・キリストがお生まれになったことをお祝いするときであります。
イエス・キリストは救い主としてこの地に来られました。
まことの神であり、神という立場を捨てて、私たち人間と同じ姿となってこの地に来てくださった、このことをお祝いするのがクリスマスであります。
イエス・キリストとは、どのようなお方だったのでしょうか。
イザヤ書には、イエス・キリストの4つの名前が述べられています。
1. 不思議な助言者
英語ではワンダフル・カウンセラー・・・こういう言葉が使われています。
イエス・キリストは素晴らしい助言者であります。
イエス・キリストは私たち人間と同じように人となって、私たちと同じ苦しみを、私たちと同じ歩みをしてくださいました。
私たちに素晴らしい助言を与えてくださる、そのようなお方であると述べられています。
いろいろな苦しみが人生の中にはあります。
また、私たちの人生の苦しみや弱さもイエス・キリストは知ってくださって、正しくアドバイスしてくださる・・・そのようなお方であると述べられています。
2. 力ある神
イエス・キリストは神様であります。
そして力のある方です。
イエス・キリストは力ある神であり、この地上に来られたときにもその力を発揮されました。
たとえば、イエス・キリストは多くの奇蹟を行いました。
病人を癒したり、人々に食べ物を与えたり、弱っている人々を励ましたりと、さまざまな神としての力を示されて人々を強めていきました。
それはご自身がまことの神であるということを示すために、そのような力を現していかれたわけであります。
3. 永遠の父
人間の父親は子供のために最善のアドバイスや導きをしていくのではないでしょうか。
同じように、イエス・キリストも私たち人間にとっての最善の人生とはどのようなものであるのかを導いてくださるお方として、この地にお生まれになった・・・。
そのことをこの名前は示しているわけであります。
4. 平和の君
平和・・・そこには喜びがあり、楽しみがあり、そして争いのない状態・・・そのような状況が平和であります。
人間の歴史を見ますと戦争は常にありました。
国同士が戦う、その状態はいまも続いています。
また、国ではなく個人個人を見てどうでしょうか。
人々は家族の中で争ったり、親子で争ってしまったり、また、友だち同士で争ってしまう。
そのようなことが、私たちの生活で日常茶飯事行われています。
そこには平和・平安はありません。
しかし、イエス・キリストは平和の神・・・、イエス・キリストを通してそこには平安があり、平和な状態がつくり出されるのです。
そのようなお方としてこの地上に来られる、ということが預言されているわけであります。
クリスマス・・・それは人々に喜びと平安をもたらします。
世界中で戦争が起きても、このクリスマスのときには戦争が一時的に中止されるということが、いままでの歴史の中で何度もありました。
イエス・キリストは私たちにまことの平和を平安をもたらしてくださる神様であります。
クリスマスのとき、私たちはこのイエス・キリストがこの地に来てくださったこと、そしてそれは、あなたの救いのためにこの地に来てくださったことを、ぜひ知っていただきたいと思っています。
聖書の中には、このイエス・キリストを信じる者は誰でも救われると述べられています。
それは、このイエス・キリストを信じることによって、私たちの心に本当の平安がまことの救いが訪れる・・・このことをぜひ、このクリスマスのときに知っていただきたいと思います。
クリスマスにはプレゼントを交換したりする習慣があるかもしれません。
イエス・キリストがこの地上に来てくださったということは、まことの神様の最高のプレゼントである・・・・
このことを聖書を通して皆さんに知っていただきたいと思います。
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