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コロナ禍のインフルエンザ予防接種

息子、インフルエンザ予防接種一回目。二回目難民になってしまった。8年間、この病院で予防接種を受けていて初めてのことだ。

「申し訳ないんですけど、今年は二回目のお取置きはできないんですよ」

「そうですか…」

「初心の患者さんだけで200人近くいてね」

「それは大変ですね」

「もしかしたら、余っていたり入荷されたりすることもあるかもしれませんので、申し訳ないですけど三週間後くらいに電話してみてください。それでできなかったらすみません」

「はい、わかりました」

「本当は二回打ったほうが良いんですけど、毎年受けているなら一回だけでも大丈夫ですからね。そんなに心配しないでくださいね。マスクと手洗いうがい、アルコール消毒が何よりも大切ですよ」

「はい」

二回目どうしようかな。医者も一回だけでも大丈夫だと言ってたし、めんどうだから行かなくてもいいかな。二回目を打つか打たないかはともかく、手洗いうがいをしっかりさせよう。

家に帰ると、息子のお友達がいた。ちょうどチャイムを押そうとするところに出会した。

「あそぼう」

と、お友達は言った。

私は、無印良品で買ったお菓子を出してあげた。

ゲームを始めようと、テレビをつけたらワイドショーがやっていて菅総理大臣が映っていた。

「あ、菅総理だ!」
「菅総理大臣だ!」

そして息子の友達が

「アイムソーリー、スガソーリー、前の総理はアベソーリー」

と言って、2人でゲラゲラ笑った。

昔からこの手のネタはあった。私が子供の頃は「アイムソーリー、ヒゲソーリー、日本の総理は橋本ソーリー」だったな。

テレビの画面はすぐ、マインクラフトのゲーム画面になってしまった。