「わからない」が大量にある毎日
私はよく、「わからない」と言う。
自分の好きなことがわからない。
自分のしたいことがわからない。
自分の行きたい方向がわからない。
自分がどう言う人間なのかわからない。
自分のタイプがわからない。
「どっちがいい?」と聞かれてどっちがいいかわからない。
自分がどうしたいのかわからない。
自分が何者か、わからない。
そんな自分がずっと嫌だった。
自分の好きなものをちゃんと理解して、自分というものをちゃんと認識して、すぐ回答を出せる人を見て、ずーっと「すごいな」と思っていた。
優柔不断でなんだかシャキシャキしない自分を見た相手の反応を見て、「イライラしてるんだろうな…」と思うこともたくさんある。
自分なんかでイライラさせてしまって、余計な体力を相手に使わせてしまって申し訳ないと思うようになった。
自分に自信がつけば、
この問題は解決するんだろうと思っていた。
でも、ある程度いい年齢になって
自分の問題もなんだかんだ解決してきて
自分は自分だしなと思えるようになっても
やっぱりまだ、ずっと、
「わからない」
が残る。
なんの「わからない」かというと、
ずっと、自分がわからない。
なんでこんなにイライラするのか
なんでこんなに苦しいのか
なんでこんなに一つ一つの事象にかき乱されるのか。
なんでこんなに自分はいろんなことがうまくできないのかわからない
ずーっとわからない。
どうして、そうなるかわからない。
どうして、ずっとそうなのか、わからない。
どういうことにして、この問題を片付けられるのか、わからない。
いつか、わかる日が来るんだろうか。
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