自伝的な短編を書いた
5月29日の深夜過ぎにスマホを見ながら風呂に入ってたら、なにやら私小説というか自伝的エッセイのような、とにかくそういった文芸コンテストの広告が流れてきて、「へー、面白そう」と思った。しかし、その時点で締切まで48時間を切っている。翌日も、その翌日も仕事があるので、48時間あるとは言え、執筆の時間はあまり確保できない。普通に考えたらそこで終了する案件なのだろうけど、詳しく中身を確認してみたら、「短編部門」というのがある。しかも、ウェブサイトから応募すれば、締切日の23時59分まで提出が可能。「さて、どうするかな」と考えながらその日は寝たけど、もう心は決まっていた。
翌朝、会社に向かう電車の中で、応募作品を書き始めた。書くべきことはもうすでにあるので、それをスマホでひたすら入力していく。大学を卒業してホームレスになりかけつつも、「職探しの旅」の末になんとかロサンゼルスで仕事に就くことができたという実体験のエピソード。会社の最寄駅に到着して、いったん執筆は終了。
オフィスで、一日中仕事をした後、また帰宅の電車の中で執筆を再開。読み返してみてなんだかしっくりいかず、なんとなく「文芸コンテストへの応募作品」という感じで肩に力が入って気取った文章になってる気がしたので、骨組みだけを残してほぼ全部書き直す。家に着いて、スマホで書いた文章をコンテスト応募用の文書フォーマットのファイルに落とし込み、パソコンで続きを書く。
三、四時間ノンストップで書き続け、原稿用紙10枚分になったところで執筆は終了。そのまま提出をしてもよかったが、いったん寝かせて読み返すのも大事なので、そのまま翌日は普通に仕事をする。終業時刻の後、原稿を読み返して、気になるところに手を加え、締め切りの4時間前に提出。
自分としては、原稿が完成して応募できたということで満足。その後の原稿がどのように評価されるかは、言ってはなんだけど自分にとってはどうでも良く。そこに参加できたということだけで自分としては成功なのだ。締め切りの2日前にコンテストの広告が目の前に現れたのはご縁だし、そこに参加しようと持ったのは自分の意思。そして、それを限られたリソースの中で成し遂げられたということで、このプロジェクトはいったん完結。それが何かに繋がれば面白いし、そこで終わったとしてもそれは楽しい経験だったので、「また来年も機会があれば応募してみようかな」と思う。
そして、この文章はコンテストに応募した翌日の、会社へと向かう電車の中で書いている。
こんな風に、書くことが「質(たち)」としてしっかり身についているので、書き続けることができるだけで満足なのだ。
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僕がブロガーだった頃
2002年に初めて「ブログ」というものに触れ、2011年から「ブロガー」を名乗るようになりました。ブログマーケティングが全盛だった時代の、…
「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。