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中銀カプセルタワービル 銀座の白い箱舟 (NAKAGIN CAPSULE TOWER BUILDING)

中銀カプセルタワービルの見学会に参加した際に、この本を購入しました。当時のカタログの復刻版とともに。まさかそのあと、本当にこのビルに住めることになるとは。

黒川紀章さんが設計した、この「メタボリズム」建築。日本のコアシャフトに140個の独立したカプセルが設置されている。細胞が新陳代謝をするように、このカプセルも20~25年周期で交換しながら使われるはずだった。

が、しかし。竣工からちょうど50年経った2022年に、解体されてしまった。一度も、カプセルが交換されることなく。

私がこの建物に住んだのは、2019年10月から11月にかけての一か月間。見学会を主催されていた「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」のマンスリーカプセルという企画に参加する形で、ここに住むことができたのでした。私が、確か13期生。2022年に解体されるまでに、30期生までいたはず。すごく良いタイミングで入居できたなと思います。

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個人的に思い入れのある本、大切にしたい本、知人が書いた本や、私がちょっとだけ載ってる本などについて書いています。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。