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気候変動を考える市民上映会

ひとつ前の『GOOD NEWS FOR THE PLANET』の本と、記事の内容があまり合ってなかったので。あらためてこの本について書こうと思うのだが。今回はこの本のテーマの先にある「気候変動」をフックに、2019年6月に勉強会の企画のひとつとして開催した 『気候変動を考える市民上映会』について書くという、またちょっと変化球的な内容で。

そもそも、「この本のこと」という企画自体が、本について書くというよりも、その本にまつわるエピソードをメインに書くというような内容なので、完全に本と関係ない記事でも、あるいは本のテーマから連想することでも、なんでもありということで。

ここに来て、文体にもバラツキが出てきたし、ますますカオスな感じのシリーズになってきているけど、それはそれで。それでも、最終的に電子書籍としてまとめて、ひとつの作品にしたいという目標は変わらず。とことん、やりたいようにやっている感じですが。

2019年6月の市民上映会について書くよりも前に、ちょっと時間をさかのぼって1993年の出来事へ。細かいストーリーをはしょって一気にとあるシーンへ。白黒のサイレント8mm映画フィルムが入ったケースを手に提げて、僕は乗り換えのために渋谷駅を歩いていた。とにかく、疲れていた。友人たちととある演劇の企画を立ち上げようとしたのだが、それがうまくいかず。映画の上映会でお茶を濁すような感じになってしまった。観客は、スタッフのみ。4人くらいで音のないサイレントフィルムを上映して、イベント企画は終了。徒労と、挫折と、諦めと、敗北感。暗い気持ちで渋谷を歩いていた。

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個人的に思い入れのある本、大切にしたい本、知人が書いた本や、私がちょっとだけ載ってる本などについて書いています。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。