【Edge Rank 1095】再び動きだす【TOMAKI】
再び動き出した中銀カプセルタワービル
10月7日、松竹による新しいクリエイティブスペース「SHUTL(シャトル)」がグランドオープン。この施設の特長は、昨年解体された中銀カプセルタワービルのカプセルユニットがそのまま施設の一部として設置されていること。メタボリズム(新陳代謝)をテーマとして、1972年に黒川紀章さんが思い描いたカプセルの循環と代謝の仕組みとはちょっと違うだろうけど、これはこれでありだと思うのですよ。もともとツインタワーに140個のカプセルが連なりくっついていた複合カプセルタワー。昨年解体された際に、そのうちの23ユニットが救出され、保存・再生された後に日本だけでなく世界各地に旅立っています。いよいよ、本格的に動き出したカプセル。次は、どこに向かうのか。まずは、和歌山県立近代美術館に展示されているカプセルと、サンフランシスコ近代美術館に収蔵されるカプセルは、観に行こうと思っています。
2回目の東京ビエンナーレ
9月下旬より、東京ビエンナーレ2023の秋会期が始まっています。都内の千代田区・中央区・文京区・台東区の約40か所の会場で、各アーティストさんたちがいろんな展示やプロジェクトを公開していますよ。第2回目となる今回の東京ビエンナーレのテーマは「つながり」です。私も、ボランティアであちらこちらのプロジェクトをお手伝いしたりして、楽しんでいます。
今月の9日と、15日は、有楽町の「Slit Park」で、工作ワークショップの先生役をしていました。「Slow Art Collective」という、オーストラリアのアーティスト二人組、加藤チャコさんとディラン・マートレルさんのアートプロジェクト。持続可能性や多文化共生をテーマに、竹やロープなどの素材を使ってクリエイティブな空間をみんなでつくりあげます。私のワークショップは、この会場設営にも使った竹を使って、幾何学的な立体のオブジェをつくるというもの。完成した作品は、会場に飾っても良いですし、おうちに持ち帰ってもOKです。
次回は、10月28日(土)12:30–15:30 に、丸の内仲通り UrbanTerrace 二重橋ビル前で開催します。
他にも、「顔のYシャツ」の会場施工やグッズづくりのお手伝い。
「天馬船」の1万艘の小舟を運び、旗付けをするなどもしています。
アートの祭典を半分裏側から見られるので面白いです。週末に時間を見つけて、いろんな会場を移動してハシゴをしながら、作品を通したコミュニケーションやつながりを楽しんでいます。
今年も100万歩を目指して
今月のEdge Rankは「動く」が共通のテーマです。私は、毎年9月から12月にかけて、よく歩きます。100日間で100万歩を目指すというチャレンジを続けていて、今年で10回目。昨年だけコロナ罹患のため期間内に達成できませんでしたが、「ロスタイム」を勝手に設けてなんとか賞味100日では達成。それ以外の年は、コンスタントに100日以内で100万歩を歩いています。
普段は、会社員としてパソコンの前でずっと仕事をしているので、意識しないとなかなか1日に1万歩は歩けないのですよね。1日さぼると、あっという間にきつくなってくるので、日々の継続は大事だなと思います。
それと並行して、いよいよ来月は待ちに待った「越後謙信きき酒マラソン」が開催されるので、それに向けて走るトレーニングも増やしつつ。走ったり歩いたりしつつ、体を動かすのを習慣化していきます。
編集後記
今月はわりとあちこちでワークショップを開いたり作品をつくったり「つくる場」というのをテーマに自分の作品を制作したり、周りのプロジェクトのお手伝いなどをしています。「日曜アーティスト」なので、お金も名声も権力もちっとも関係ないところで、好きなように作れるのが楽しいです。
今週の土曜日は、横浜のくるり工房で「古布で文庫本をリメイク」というワークショップをやります。アップサイクルをテーマにした、素敵な工房スペースですので、ぜひ遊びに来てください。
今回もお読みいただきありがとうございました。
次号は、「東京散歩ぽ」の中川マナブさんです!
「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。