モリウミアス(MORIUMIUS)の皆さんを応援!
草木をかき分けて急な坂道下ると、いきなり目の前に海!山と海がこんなにも近いなんて。波打ち際の岩場に腰を下ろして、しばらく波の音を聞きながら朝日を浴びました。
ありのままの、ゴツゴツした雄大な自然を直接感じることができる場所。それが、僕にとって初めて訪れた雄勝のイメージでした。
「イノベーション東北」でつながる
2015年、僕はベンダーとしてGoogleで働いていました。毎日地下鉄に乗って、六本木のオフィスに通う日々。そこで、中小企業向けのダイレクトマーケティングやデジタルマーケティングといった仕事をしていたのです。
ある日、Googleが運営する「イノベーション東北」というサービスに関する資料づくりを手伝うことになりました。「イノベーション東北」とは、東日本大震災で被害を受けた東北の事業者さんたちと、その復興をサポートするためのいろんなスキルを持った人たちをオンライン上でつなぐという、クラウドマッチングのサービスです。
資料を作りながら、「へー、面白そうだな」と思い、さっそくそのサイトに登録し、東北のプロジェクトをサポートすることに。その時出会ったのが「モリウミアス」の方たちでした。
宮城県の雄勝にある、築90年以上の「旧桑浜小学校」の木造校舎をリノベーションして、そこに子供たちが体験しながら学ぶ施設をつくるというプロジェクト。森と海と明日という言葉をつなげて、「モリウミアス」という名前にしたとのこと。
施設のオープンに先駆けて、僕らはボランティアとしてオンラインでのプロモーションなどを手伝うことになりました。
オープン前のモリウミアスでボランティア
オープン3か月前の、2015年4月。僕らはオズマガジンの方々と一緒にモリウミアスを訪れました。そこで実際にみんなと一緒にボランティア体験をして、それを記事にまとめるのが目的です。
生まれ変わろうとするその木造の校舎とその周りには、いろんな人たちがスタッフやボランティアとして、みんなで協力しながらモリウミアス立ち上げのための作業をしていました。企業からボランティアとして派遣された会社員の方もいれば、いろいろな地域の学生さんたちもいて、年齢も背景も様々な人たち。そこに混じって僕たちは、バイオジオフィルターづくりのために瓦を砕いたり、あるいは粘土をこねてレンガをつくったりしました。
その他にも、雄勝の町をもっとよく知るために、雄勝硯の職人さんの工房を訪れたり、漁船にのってホヤの収穫を体験したりなども。船の上で食べる獲れたてのホヤの、なんと美味しいこと!
2019年に再訪して、薪割り体験
Googleでの仕事が終わり、「イノベーション東北」のサービスも終了してしまったので、しばらくモリウミアスの活動とは疎遠になってしまっていましたが、2019年の夏に久しぶりに雄勝に訪れ、短時間ですがまたモリウミアスでボランティア体験をしてきました。裏山に行って、ひとかかえある太い杉の木を切り倒し、それを麓まで運んで、斧を使って薪割りをするという作業。全身汗だくになりつつ、体を使って行う作業は、とても爽快で楽しかった!来てよかった。
「公益社団法人MORIUMIUS」への寄付
というわけで、今回の寄付は「公益社団法人MORIUMIUS」へ。ボランティアとしてはモリウミアスの活動を何度も手伝っていますが、こうした形での寄付は初めて。こういう時期だからこそ、できることをやれれば、と。
年始に振り込みのあった1万円の原稿料を元手に、これまでお世話になった方々や団体に、ささやかながら寄付を通じて応援をしています。シリアの医療支援、モチベーションメーカー、そして今回のモリウミアス。寄付をするたびに、noteでその背景やストーリーを書いています。
残りの予算は5,000円になりました。では、また次回。