見出し画像

新七夕物語'22 vol.2

稲垣冬馬「NO MASAO, NO LIFE.」の歌詞の意味と解説を書いていきます。


[ 1. 歌詞全体の解説 ]

まずこの投稿全体の解説から。

▷▶︎▷投稿全文はこちら
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0J9xYHtcBQKCSm8cY5aTWnEfhGNdkT3CJwAAtrDQeKvG66GS5CDXvPTqrixCsZ67Zl&id=100002369445867

「NO MASAO, NO LIFE.」は友人の格言、「大切な人がいない人生なんて考えられない」という意味で引用しました。

その強いメッセージ性とは対照的に、〝ともに人生を育てていける歓び〟を、友人と話していると感じます。また雨は虹だけでなく、花や草木を育てます。そしてお気に入りの傘をさせる時間。

後半では、別の友人との再会を描いています。
前半を〝和合〟とするなら、後半は〝洗練〟かもしれません。
自分自身の感情や思考に気づき、今感じていることに向き合う。内観は本当の自分への一歩を踏み出すきっかけとなったりします。
今を好きに…もっと好きに…あなたがなれたら、僕も皆も嬉しいです。

[ 2. 歌詞の深読み ]

ここからは抜粋し、歌詞の深読みをしていきます。

大洗・新潟・舞鶴は上陸済みのため、若狭から入国。
福井から三重へ、当日のアポにも快く迎えてくれた。

北海道の苫小牧港を出港し、福井県の敦賀港から本州入りしました。

一夜明け、パートナーのKAORIが友人に勧められた、〝若狭姫神社〟へ向かいました。ここには〝夢姫〟が祀られていて、「KAORIさんしか思いつかない!」と言われたからです。そしてそこには〝夢彦〟もいました。

昔話の七夕物語では、織姫と彦星は年に一度の7月7日の夜にしか会えません。仲が良すぎたふたりは仕事を忘れ、みんなが困ってしまいました。それに怒った天の神さまは、ふたりを天の川の東と西に別れさせてしまったからです。

現代の織姫と彦星は、毎日逢っていると僕は考える。お互いを見つめ合う時期を経て、ともに同じ夢を見つめる。皆が自分自身と、また大切な人たちと、よりよい関係性(パートナーシップ)を築いていってほしい。

二人の紡いだ糸を手繰れば
今咲く花の愛おしさが増す

子供たちの笑い声も泣き顔も
振り返るその日で待っている

きっと僕たちも迎えるのだろう、
それが一緒に生きるということ。

友人夫婦のお宅に泊まらせてもらい、ご夫婦の出逢いや馴れ初め、色々な話を聴かせてもらった。
「小説より奇なり」、ドラマチックでハートフル…今あるこの時間、空間瞬間が、より愛おしくなる話ばかりだ。

そして話を聴いてる横では、子供たちが笑ったり泣いたり賑やかにしている。
彼らが成長し、ご夫婦も歳を重ねられ、あの頃(この瞬間)を振り返り微笑む姿が浮かぶ。きっとこの日々もそれを楽しみにしている、そんな空気に僕たちはやさしく包まれる。

となりではKAORIも嬉しそうに聞いている。
こんな風に時間を、いのちを、重ねていきたい。
それが生きる奥深さの一面かもしれない。
瞬間がこんなにも永遠と響き合っている。

そして開けてくれた窓から過去を見る

不確かな確かは僕を核心へ押しやった

ありがとう島ちゃん、行ってくるね。

翌日の昼過ぎ、自宅でコーヒーをいただく。

僕は昨年末に東京から北海道へ引越した、KAORIの近くで生きていたいからだ。ただそれだけでいいのに、生活するには〝それ以外〟のことを求められることがある。僕は〝それ〟で循環させていきたいと思っている。
今回の旅はそのきっかけを見つけるような、出逢いの瞬間が訪れるような気がしていた。

僕がそんな顔をしていたからか、奥さんが昨日と違う角度から話してくれた。色々な話から、バラバラだったものが紐付けられる感覚だ。
いつの間にか自分を檻に入れていたような、解釈を狭めていたことに気づく。
その想いは旦那さんだけでなく、家族だけでなく、もっともっと大きく…さまざまものと寄り添っている。

そのまっすぐな気持ちに触れさせてもらい、自分の方向性を確かめる。
今ここで聴けてよかった、以前の僕なら受け取れなかったかもしれない。小さな自分を恥じた季節(とき)もあったけど…どうやったって消えない灯を、その使い方を、照らし方を、その燃やし方を聞かせてもらった。

愛知を抜けて静岡へ、めぐみさんへも当日の連絡だ。

緑神輿や赤神輿、神輿話に花が咲く。 

輪っか職人の正さんも合流して、
再定義と尊しを重ね夜は更ける。

富士零奉納祭まであと一日。

三重を出発し愛知を通り、静岡の友人宅へお邪魔した。静岡に行ったら、まずこの人に会いたいと思っていた。彼女も自分の素直な気持ちを生きる、素敵な女性だ。
当日の連絡なのに快く迎えてくれた、有難い。
彼女もお神輿を引いて、地元静岡を歩いた(お神輿についてはどこかのタイミングで話します)。

あなたらしいは美しい。
そんな凜として生きる彼女たちだからこそ、言葉のひとつひとつに重みがあり、僕や皆を感動させてくれる。
多様化全盛の現代でも、誰かと比べて苦しんでる方はたくさんいる。彼らは自分を傷つけながら、ときに大切な人をも傷つけてしまう。
多くの方に彼女たちの声が届いたら嬉しい。

仕事終わりに、彼女の友人も来てくれた。
彼は自分の仕事に誇りや信念を持っていました。
正しいと思ってもできないこと、理不尽なことが社会にはあります。でも信念を持って仕事にのぞむことで、多くの人の歓びになります。そんな仕事ぶりが、言葉からうかがえる。

仕事とは?自分とは?生きるとは?
問い続けることは、歩くことに似ている。

TO BE CONTINUED

[ 3. step by step ]

学校では、問題を解く力を育てられる。
与えられた問題を早く正確に解くよう求められ、それができる者が優秀だと教わる。

でも時代は大きく変わった。
これまでとは異なる次元の問題と向き合わざるを得なくなった、正解のない問いだ。
自分に問い続けることや主体的に動くことで、各々が正解という道をつくり、ともに頂を目指しているのかもしれない。

「自分には問う力がない」「やりたいことがわからない」…そんな風に思う方もいるかもしれない。でもそれは新しいものでなく、すでにあなた(自分)の中にあるものだと僕は思う。
小さい頃に好きだったもの、学生時代に熱中したことetc…誰しもが持っている。

でも大きくなるにつれ、大好きなことを考える時間が減ったり、好きだと思っていたことを忘れてしまう。
だから僕たちは「あなたの夢はなんですか?」と聴く。それはあなたへの問いであり、わたしたちの今だ。
その答えは日々変わる。そう、夢も生きてるからです。
変えられない過去やこれから出会う未来に不安を抱くのではなく、今この瞬間をともに生きたい。あなたのそんな、存在になりたい。

この内容があなたの背中を押せたり、あなたを優しく包むものになれたら、嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?