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STORY OF STARS -100km歩こうよ大会編-
🌌新暦七夕から旧暦七夕へ
夢の天の川を架ける大冒険🎋
夢道1日目 July 7, 2018
前日、7月6日。
僕たちは『100㎞歩こうよ♪大会』に出場するため
道東の弟子屈町を目指した。
今年で13回目を迎える本大会。
この大会の話を聞いたとき、僕には神輿とともに
歩いている姿が、鮮明に見えた。
そして神輿を見たみんなの嬉しそうな顔も
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素晴らしい前夜祭から一夜明けた、7月7日。
富士夢祭り、100㎞歩こうよ♪大会が始まった。
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スタート神輿は絵理さん、
先日琵琶湖を赤神輿とともに一周した。
グングンみんな追い越していく
三者三様、僕は絵理さんと歩いたり香さんと
歩いたり、それぞれのペースでそれぞれを
楽しんだ。
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第3CPあたりから雨がひどくなり、疲れも
出てきた。
神輿は絵理さんにまかせ、香さんと歩いた。
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美しい景色は途方もなく広がり、
日が沈めばその美しさに畏怖すら覚える。
でもきっと開拓でやって来た人たちは
この美しい大地に夢を見、未来に託したかった。
そう僕たちに
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足が痛くなり、気持ちが弱くなる。
でも〝わっしょい〟すると
心の奥底に咲く、情熱の火は灯り、
「わっしょい わっしょい」に
すれ違う方たちも笑顔になり、笑顔をもらう。
神輿がなくても、幟がなくても、
僕たちはわっしょいだ。
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そして第4CPの下までやって来た。
900草原という高原?の上に、第4CPはある。
山道、砂利道、雨道、暗道…
自分の体を上げるだけで精一杯なのに、
絵理さんは神輿とともにここを上がった。
香さんは泣きながら…でも香さんが泣いてくれたから、僕たちはたどり着けた気がする。
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各CPはクローズの時間が決まっていて、
第4CPに到着したはいいが、身体を癒すには
とても短い時間だった。
みさこさんが香さんのマッサージをしてくれ、
なんとか出発。
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登れば、降る。
今度は真っ暗な道を下りていく。
もう限界なんてとっくに過ぎてるのに、
魔法の言葉を使うと足は前に出た。
でもその言葉だって、きっと一人じゃないから
発していれたんだと思う。
夢道2日目 July 8, 2018
もう多分8日だろう…
僕たちは雨の中、第4CPから第5CPに
向かって歩いていた。
随分前から最終者に付く車が、
僕たちの後ろにいた。
乗ってしまえば楽なのに、疲労のピークはとうに
過ぎているのに、香さんは歩き続けた。
どうすれば歩けるのか、
どうすれば気持ちに沿えるのか、
その局面に立つと、何もできない自分がいた。
でも、それでも、歩くしかなかった。
そして第5CP到着。香さん、リタイア。
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僕もリタイアしようと思った。
ここに来るまで無駄に走ったり、
めちゃくちゃなペースだった。
歩いてもタイムアウトかもしれないし、
全員でのゴールはなくなった。
無理する必要はない
でも…コシーがいる。
あのとき見た未来に、僕は背中を押された。
「全員でゴールだよ」
そう、コシーに言われた気がした。
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第5CPのクローズ時間ギリギリに、絵理さんと
出発。香さんも心配だが、サポーターさんが
いるから大丈夫。
それより僕の体力が保つのか?
…体力とか、どうだっていい。
神輿がゴールできれば、どうなってもいい。
それだけが僕を動かした
第5CPから第6CPまではずっと上り坂。
遅れを挽回すべく、ギアわっしょいで進む。
途中声も出なくなったが、
それでも止まることはできない。
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第6CPに着くと、かとちゃんがいた。
みんなの顔が見れて気が緩んだのか、
僕の顔は痙攣で引きつっていた。
ぽぽさんにマッサージしてもらい、
身体はなんとか動くようになった。
遅れを少し挽回し、第6CPを出発。
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そして第7・第8CPを通過し、ゴール。
ギアわっしょいの反動で立つことも出来ず…
でもみんなでゴールできてよかった
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ゴール前、僕は絵理さんに「もう出ない」
と何度も言った。
それぐらいしんどかったし、
これだけ空っぽになったのは初めてかもしれない。でも今思うのは、もう一度みんなでゴールしたい。もちろんコシーも一緒にね
その後お風呂に入り、ごはんを食べ、
弟子屈町周辺を散策した。
昨日は暗くて見えなかった景色を、
その美しさを、改めて知る。
渦中では気づかない、それは人生も同じだ。
でも改めて、別の何かを通して、誰かの言葉や、
大切な人の笑顔で、僕たちは何度も思い出す。
そう、ありがとうねと。
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夢道3日目 July 9, 2018
昨晩は100㎞歩こうよ♪大会の第1CPだった
砂湯で車中泊。
大会中はゆっくり見れなかった、
砂湯やお店を見て回りました。
屈斜路湖のほとりで足湯しながら
両親や家族とここへ来た話を香さんから聞き、
過去・現在・未来が、今ここで、
香さんという今で、結ばれている。
離れても消えることないその結びが、
きっとこれからも彼女を守ってくれる。
そんな気がした
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僕は両親や家族を大切に出来ていたかな?
思い出は思い出になってしまい、
もうそこへは戻れないような気がする。
…でもそうでないことも、僕は知っている。
スワンボートを見ながら、そんなことを
考えていた。
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名物のクッシーラーメンを食べ、
神輿が待つ川湯神社へ。
温泉街だけにゆるりと出発。
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美しい景色がゆっくりと流れていく
しばらく進むと藻琴山の麓に出た、ここから峠だ。
足の痛みは引かず、超ゆっくりしか歩けない。
それでも山々はそこで、僕たちを待っている。
登っても登っても、まだ登り道。
バスや車はあっという間に小さくなる
北見や札幌ナンバーを見ながら、
ヒッチハイクも考えたが出来なかった。
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ようやく展望台がある場所までやって来て、
そこに観光で来ていた方が声をかけてくれた。
生き返る
富士夢の話をし、夢を描いてもらった。
ほんの数分の出来事だ
でもそれがこの世界を、僕を救う。
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そこから少し上がったところに鹿がいた。ずっとこっちを見ていたので、富士夢の話をした。
ハンカチは描けそうにないので、礼だけ言って
別れた。
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雨が本降りになり、霧が視界を阻む。
トンネルを抜けると1台の車が止まっていた。
峠の麓で神輿を見かけ、仕事終わりにもう一度
見かけ、声をかけてくれたとの事。
この先クマが出るかもしれないし、
このペースでは峠を越えられないと言われ、
車で運んでいただいた。
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反対側の麓まで下り、道の駅で降ろしてもらった。あのまま歩いていたら、いや歩けなかった
だろう。
香さんに迎えに来てもらい、旭川へ帰って来た。
当初の計画は、3日かけて旭川へ戻る予定
でした。ただ13日の出発を考慮し、車で帰ることにしました。
色々な気持ちが入り混じる中、
それでも放ち続けていくんだと感じた
雨の月曜日。
夢道5日目 July 11, 2018
弟子屈町から旭川に戻り2日目…今日は
水野染工場さんに新調した法被を取りに行き、
あさひかわ新聞さんの取材を受け、
絵理さんとイオンへ買い出し。
水野さんはよさこいの衣装など手掛ける、
旭川市の老舗染工場。
香さんの法被リメイクで相談に行ったが、
もっと素敵な方法を提案してもらいました。
今後乞うご期待👘
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その後あさひかわ新聞さんで取材。
先日発売された、香さんの新聞を買いに行った際
夢殿観音出発の話をしたら取材OKとの事。
事前の打合せを済ませ、当日来ていただきます🗞
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そしてイオンで買い出し。
北海道の七夕は8月7日、
各社の七夕菓子に目を輝かす二人✨
数多の七夕菓子から厳選し、次の現場へ。
久しぶりの青空に、風をつかまえたくなる。
荷物の移動を終え、北海道の母のっち宅へ。
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いつ飲んでも変わらない美味しさと、
いつ会っても変わらない安心がここ。
コーヒーの味はもちろん、のっちとの時間が
一番のブレイクタイムなのかもしれない。
いつものように長居してしまいました
出発まであと2日…
夢道6日目 July 12, 2018
いよいよ出発を明日に控え、
今日は神楽岡公園で出発式。
神楽岡公園は神が楽しむ岡、
昨年桜夢祭りをした場所です。
平日の昼間ということもあり、
集まったのはいつものメンバー。
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香さんが挨拶し、恒例の夢紹介。
そこへ〝ええじゃないか祭り〟で出逢った
いずみさんとりんちゃんが来てくれた。
そしてかっきーのライブ🎶
そこへ…あさっぴーがやって来た‼️
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