STORY OF STARS -100km歩こうよ大会編- 28 TomaInagaki 2022年12月23日 11:46 🌌新暦七夕から旧暦七夕へ 夢の天の川を架ける大冒険🎋夢道1日目 July 7, 2018前日、7月6日。僕たちは『100㎞歩こうよ♪大会』に出場するため道東の弟子屈町を目指した。今年で13回目を迎える本大会。この大会の話を聞いたとき、僕には神輿とともに歩いている姿が、鮮明に見えた。そして神輿を見たみんなの嬉しそうな顔も前夜祭にて素晴らしい前夜祭から一夜明けた、7月7日。富士夢祭り、100㎞歩こうよ♪大会が始まった。いってきますスタート神輿は絵理さん、先日琵琶湖を赤神輿とともに一周した。グングンみんな追い越していく三者三様、僕は絵理さんと歩いたり香さんと歩いたり、それぞれのペースでそれぞれを楽しんだ。硫黄山をバックに第3CPあたりから雨がひどくなり、疲れも出てきた。神輿は絵理さんにまかせ、香さんと歩いた。美しい景色は途方もなく広がり、日が沈めばその美しさに畏怖すら覚える。でもきっと開拓でやって来た人たちはこの美しい大地に夢を見、未来に託したかった。そう僕たちにCMで見るような広大な牧場足が痛くなり、気持ちが弱くなる。でも〝わっしょい〟すると心の奥底に咲く、情熱の火は灯り、「わっしょい わっしょい」にすれ違う方たちも笑顔になり、笑顔をもらう。神輿がなくても、幟がなくても、僕たちはわっしょいだ。そして第4CPの下までやって来た。900草原という高原?の上に、第4CPはある。山道、砂利道、雨道、暗道…自分の体を上げるだけで精一杯なのに、絵理さんは神輿とともにここを上がった。香さんは泣きながら…でも香さんが泣いてくれたから、僕たちはたどり着けた気がする。CPでは地元の名産をいただける各CPはクローズの時間が決まっていて、第4CPに到着したはいいが、身体を癒すにはとても短い時間だった。みさこさんが香さんのマッサージをしてくれ、なんとか出発。タイ古式のマッサージをうける登れば、降る。今度は真っ暗な道を下りていく。もう限界なんてとっくに過ぎてるのに、魔法の言葉を使うと足は前に出た。でもその言葉だって、きっと一人じゃないから発していれたんだと思う。FUJIYUME2018夢道2日目 July 8, 2018もう多分8日だろう…僕たちは雨の中、第4CPから第5CPに向かって歩いていた。随分前から最終者に付く車が、僕たちの後ろにいた。乗ってしまえば楽なのに、疲労のピークはとうに過ぎているのに、香さんは歩き続けた。どうすれば歩けるのか、どうすれば気持ちに沿えるのか、その局面に立つと、何もできない自分がいた。でも、それでも、歩くしかなかった。そして第5CP到着。香さん、リタイア。😢僕もリタイアしようと思った。ここに来るまで無駄に走ったり、めちゃくちゃなペースだった。歩いてもタイムアウトかもしれないし、全員でのゴールはなくなった。無理する必要はないでも…コシーがいる。あのとき見た未来に、僕は背中を押された。「全員でゴールだよ」そう、コシーに言われた気がした。第5CPのクローズ時間ギリギリに、絵理さんと出発。香さんも心配だが、サポーターさんがいるから大丈夫。それより僕の体力が保つのか?…体力とか、どうだっていい。神輿がゴールできれば、どうなってもいい。それだけが僕を動かした第5CPから第6CPまではずっと上り坂。遅れを挽回すべく、ギアわっしょいで進む。途中声も出なくなったが、それでも止まることはできない。次回は靴を履いて歩こうね第6CPに着くと、かとちゃんがいた。みんなの顔が見れて気が緩んだのか、僕の顔は痙攣で引きつっていた。ぽぽさんにマッサージしてもらい、身体はなんとか動くようになった。遅れを少し挽回し、第6CPを出発。左:主催者のかとちゃんそして第7・第8CPを通過し、ゴール。ギアわっしょいの反動で立つことも出来ず…でもみんなでゴールできてよかったもう動けない…ゴール前、僕は絵理さんに「もう出ない」と何度も言った。それぐらいしんどかったし、これだけ空っぽになったのは初めてかもしれない。でも今思うのは、もう一度みんなでゴールしたい。もちろんコシーも一緒にねその後お風呂に入り、ごはんを食べ、弟子屈町周辺を散策した。昨日は暗くて見えなかった景色を、その美しさを、改めて知る。渦中では気づかない、それは人生も同じだ。でも改めて、別の何かを通して、誰かの言葉や、大切な人の笑顔で、僕たちは何度も思い出す。そう、ありがとうねと。FUJIYUME2018神の子池摩周湖夢道3日目 July 9, 2018昨晩は100㎞歩こうよ♪大会の第1CPだった砂湯で車中泊。大会中はゆっくり見れなかった、砂湯やお店を見て回りました。屈斜路湖のほとりで足湯しながら両親や家族とここへ来た話を香さんから聞き、過去・現在・未来が、今ここで、香さんという今で、結ばれている。離れても消えることないその結びが、きっとこれからも彼女を守ってくれる。そんな気がした砂湯温泉にて僕は両親や家族を大切に出来ていたかな?思い出は思い出になってしまい、もうそこへは戻れないような気がする。…でもそうでないことも、僕は知っている。スワンボートを見ながら、そんなことを考えていた。名物のクッシーラーメンを食べ、神輿が待つ川湯神社へ。温泉街だけにゆるりと出発。美しい景色がゆっくりと流れていくしばらく進むと藻琴山の麓に出た、ここから峠だ。足の痛みは引かず、超ゆっくりしか歩けない。それでも山々はそこで、僕たちを待っている。登っても登っても、まだ登り道。バスや車はあっという間に小さくなる北見や札幌ナンバーを見ながら、ヒッチハイクも考えたが出来なかった。一人神輿…ようやく展望台がある場所までやって来て、そこに観光で来ていた方が声をかけてくれた。生き返る富士夢の話をし、夢を描いてもらった。ほんの数分の出来事だでもそれがこの世界を、僕を救う。そこから少し上がったところに鹿がいた。ずっとこっちを見ていたので、富士夢の話をした。ハンカチは描けそうにないので、礼だけ言って別れた。What's Your Dream?雨が本降りになり、霧が視界を阻む。トンネルを抜けると1台の車が止まっていた。峠の麓で神輿を見かけ、仕事終わりにもう一度見かけ、声をかけてくれたとの事。この先クマが出るかもしれないし、このペースでは峠を越えられないと言われ、車で運んでいただいた。尾形さんに出逢わなかったら…反対側の麓まで下り、道の駅で降ろしてもらった。あのまま歩いていたら、いや歩けなかっただろう。香さんに迎えに来てもらい、旭川へ帰って来た。当初の計画は、3日かけて旭川へ戻る予定でした。ただ13日の出発を考慮し、車で帰ることにしました。色々な気持ちが入り混じる中、それでも放ち続けていくんだと感じた雨の月曜日。FUJIYUME2018夢道5日目 July 11, 2018弟子屈町から旭川に戻り2日目…今日は水野染工場さんに新調した法被を取りに行き、あさひかわ新聞さんの取材を受け、絵理さんとイオンへ買い出し。水野さんはよさこいの衣装など手掛ける、旭川市の老舗染工場。香さんの法被リメイクで相談に行ったが、もっと素敵な方法を提案してもらいました。今後乞うご期待👘後にオリジナルTシャツもつくってもらうその後あさひかわ新聞さんで取材。先日発売された、香さんの新聞を買いに行った際夢殿観音出発の話をしたら取材OKとの事。事前の打合せを済ませ、当日来ていただきます🗞そしてイオンで買い出し。北海道の七夕は8月7日、各社の七夕菓子に目を輝かす二人✨数多の七夕菓子から厳選し、次の現場へ。久しぶりの青空に、風をつかまえたくなる。荷物の移動を終え、北海道の母のっち宅へ。いつ飲んでも変わらない美味しさと、いつ会っても変わらない安心がここ。コーヒーの味はもちろん、のっちとの時間が一番のブレイクタイムなのかもしれない。いつものように長居してしまいました出発まであと2日…FUJIYUME2018夢道6日目 July 12, 2018いよいよ出発を明日に控え、今日は神楽岡公園で出発式。神楽岡公園は神が楽しむ岡、昨年桜夢祭りをした場所です。平日の昼間ということもあり、集まったのはいつものメンバー。香さんが挨拶し、恒例の夢紹介。そこへ〝ええじゃないか祭り〟で出逢ったいずみさんとりんちゃんが来てくれた。そしてかっきーのライブ🎶そこへ…あさっぴーがやって来た‼️ ダウンロード copy ここから先は 204字 / 2画像 このマガジンは2018年夏に、北海道から本州へ渡り、富士山まで歩いて夢を届けた大冒険です。当時書きためたものを一部編集し、旅の写真と合わせて綴ったものです。 新七夕物語'18 1,177円 現代の織姫と彦星の物語は次の局面を迎える。新たな神輿での出発を果たしたが、本州上陸後は解散し…「100km歩こうよ大会編」「北海道横断編」… 期間限定!Amazon Payで支払うと抽選でAmazonギフトカード5,000円分が当たる 購入手続きへ ログイン #夢 #パートナーシップ #七夕 #新七夕物語 28 この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか? チップで応援