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備忘録 ver. モモ①

読んだのは23年⁈22年⁇だったかな
当初投稿にする予定はなかったけど、気づきの多い作品だったから残しておこうと思う。

タイトルは聞いたことあるよね
この『モモ』のテーマは時間、副題も「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語」とある。

主人公は“モモ”という女の子。
モモは不思議な子で、町外れにある円形劇場に住んでいる。丁寧な掃除夫“ベッポ”や口達者の“ジジ”など魅力的なキャラクターが出てくる

児童文学とあるが、大人のほうが刺さるだろう。

✐☡

モモは犬や猫にも、コオロギやヒキガエルにも、いやそればかりか雨や、木々にざわめく風にまで、耳をかたむけました。するとどんなものでも、それぞれのことばでモモに話しかけてくるのです。

友だちがみんなうちに帰ってしまった晩、モモはよくひとりで長いあいだ、古い劇場の大きな石のすりばちの中にすわっていることがあります。頭の上は星をちりばめた空の天井です。こうしてモモは、荘厳なしずけさにひたすら聞きいるのです。

こうしてすわっていると、まるで星の世界の声を聞こうとしている大きな大きな耳たぶの庭にいるようです。そして、ひそやかな、けれどもとても壮大な、えもいわれず心にしみいる音楽が聞こえてくるように思えるのです。

2章 めずらしい性質とめずらしくもないけんか

最初のチョイスは…しばしば挟まれる、美しい表現。

作者ミヒャエルエンデはドイツ出身。
演劇活動をする一方、さまざまな詩や小説を書いた。他の作品も読んでみたくなる

モモがすてきな遊びをおしえてくれたからではありません。モモはただいるだけ、みんなといっしょに遊ぶだけです。ところがそれだけでーどうしてなのかはだれにもわかりませんがー子どもたちの頭に、すてきな遊びがひとりでにうかんでくるのです。毎日みんなは新しい遊びを、きのうのよりもいっそうすてきな遊びを考え出しました。

3章 暴風雨ごっこと、ほんものの夕立

モモは豊かな想像力と特別な“聞く力”を持っていました。モモに話を聞いてもらうと悩みが解決してしまう

まだこの辺りは本編前のショートストーリー。

ここで彼はしばらく考えこみます。それからやおらさきをつづけます。
「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな? つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸(いき)のことだけ、つぎのひとはきのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」
またひとやすみして、考えこみ、それから、
「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな、たのしければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃあだめなんだ。」
そしてまたまた長い休みをとってから、
「ひょっと気がついたときには、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶ終わっとる。どうやってやりとげたかは、じぶんでもわからん。」彼はひとりうなずいて、こうむすびます。「これがだいじなんだ。」

4章 無口なおじいさんとおしゃべりな若もの

掃除夫ベッポのセリフ。
こういった気づきが散りばめられている

✐☡

第一部からは3箇所紹介、来週以降で第二部・第三部の紹介をしていく。
読んだことある人は、好きなフレーズやポイントを聞かせてもらえると嬉しい。

𓌉◯𓇋

今月末1月29日から、『camino』の第4シーズンがはじまる。
食事の話題を中心に…健康に関心がある方、体型や体質に悩んでいる方、パフォーマンスを上げたい方、色んな方に参加してほしい。

𓆸

Today is the birthday of a special person.

Can't tell you directly, but glad you're happy.

Happy birthday, congratulations...thanx.

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