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お風呂の愉しみ レシピシリーズ① 入浴剤[前編]

半年ぶり…5度目の入浴回は前田京子さんの著書、『お風呂の愉しみ レシピシリーズ① 入浴剤』を参考にさせていただく。

これまで効果的な入浴方法などを中心に書いてきたが、今回は自身でのクラフトがメインである。
バスソルトやバスオイルのつくり方が丁寧かつ、シンプルに(自宅にあるもので)に書かれている。

好みのものになかなか出会えないあなた、自分で作ってみるのもいいかもしれない。

[前編]ではバスソルトやバスシュガーを、[後編]ではバスオイルやにごり湯のつくり方をご紹介します。

✎𓂃


バスソルトと入浴剤は、“分類”に違いがあります。
いわゆる入浴剤は「医薬部外品」、バスソルトは「化粧品」か「雑貨」、もしくは「医薬部外品」。

医薬部外品に分類される入浴剤には、あせもや荒れ性、冷え性などの効果効能を持つ有効成分が含まれています。パッケージに「医薬部外品」もしくは「薬用」の文字と、効果効能が記載されているでしょう。

一方バスソルトは、入浴のためにハーブなどアロマ成分も調合された塩です。
身体をあたためたり、香りによってリラックスできたりすることから、バスタイムを楽しみたい方が愛用する。

バスソルトは「自然塩のバスソルト」と「エプソムソルト」の大きく2種類に分けられる。
エプソムソルトは硫酸マグネシウムが主成分、塩分は含まれていないがマグネシウムを含んでいる。
美容によいとされている点はどちらも同じだ

01 最も人気のある入浴剤

それがバスソルトだ

どんな塩でも、ひとつかみを無造作に
湯船に投げ入れるだけで、あざやかに保温効果を
発揮してくれます。

Bath Salts

だから冷え性の方にはおすすめだし、これからの季節は有り難い。

ミネラルの多い岩塩を使うと湯の肌あたりが柔らかになる

天然オイルを組み合わせれば、肌への保湿効果を加えることもできるそうだ。
また精油(エッセンシャルオイル)を合わせることで、花やハーブ、果物などの香りを楽しみながら、精油の持つスキンケア効果や、気持ちを安らかにするなどのアロマテラピー効果を取り入れることができる。

ゼラニウムとローズウッドを使ったバスソルトは気分をうきたたせ、幸福感をもたらす。

傷ややけどによいとされ、高いスキンケア効果を持つラベンダーを使ったバスソルトは、気持ちを優しく落ち着かせ、ゆったりとさせてくれる。

常備菜のようにバスルームを彩るのも、いいかもしれないね。

02 バスソルトの作り方

材料(4-5回分)

■ローズのバスソルト
 天然粗塩…1カップ(200ml)
 熱湯…4分の1カップ(50ml)
 レッドローズのドライハーブ…大さじ山盛り1杯
 精油 ゼラニウム…15滴
    ローズウッド…5滴

■ラベンダーのバスソルト
 天然粗塩…1カップ(200ml)
 熱湯…4分の1カップ(50ml)
 ラベンダーのドライハーブ…大さじ山盛り1杯
 精油 ラベンダー…24滴


道具
・ふたつきのガラス容器
・コーヒーフィルター、またはガーゼと茶こしなど
・耐熱皿
・スプーン
・広口ガラスびん
・保存容器(ガラスがのぞましい)

ハーブエキスを使ったバスソルトの作り方

作り方

①ふたつきのガラス容器に乾燥ハーブを入れ、
 熱湯を注ぎ、ふたをして自然に冷ます。

②冷めたらコーヒーフィルターなどでこす。
 紙のフィルターを手にとり、花びらや実に
 含まれている水分をきっちりとしぼりとる。

③耐熱皿に分量の粗塩を広げ、②のハーブエキスの
 約3分の1の量をまわしかけ、スプーンなどで
 かき混ぜて、全体に色をなじませる。

④皿ごと2-3分ほど電子レンジにかけ、水分を
 飛ばす。水分が飛んだら取り出してかき混ぜる。

⑤残りのハーブエキスの半分を再びまわしかけ、
 かき混ぜてから電子レンジにかけ、水分をば 
 す。これをもう一度繰り返し、エキス全量の色
 を、塩に移す。

⑥色のついた塩が冷めたら、大きめの広口ガラス
 びんなどに移し、分量の精油を加えてふたをし、
 よく振ってできあがり。

⑦好みのボトルに移して密閉し、保存する。
 使うときは、浴槽1杯の湯に対して、全体の
 4分の1から5分の1の量を入れる。

ハーブエキスを使ったバスソルトの作り方

ね、思ったより簡単でしょ⁈

ラベンダーは色が飛びやすいから、様子を見ながらね。

03 バスシュガーの作り方

『砂糖やはちみつの糖分が持つ保湿効果は、塩に含まれるミネラル分より湯の肌あたりを柔らかくする』と、京子さんはいう。

夏の保湿に向いているが、簡単だから一度試してほしい。

材料(1回分)

白い角砂糖…3個
茶色の角砂糖…2個
精油 レモン…3滴
   はっか…2滴

作り方・使い方

①角砂糖1個ずつに精油1滴ずつを落とし、
 しみこませてできあがり。

②湯船に①の精油をしみこませた角砂糖5個を
 すべて入れ、溶かしながら入浴する。
 まとめて作り置きをするときは、
 ガラスボトルに移して密閉し、保存する。

レモンとミントのバスシュガー
夏はバスソルトよりバスシュガー

04 バスハニーの作り方

簡単なものは、はちみつとハーブだけでつくれるバスハニー。
しっとりとした保湿は春夏秋の3シーズン楽しめる

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