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ブリーフシステムとインプリンティング「脳の特性は認識する働きと認識のパターン」

ブリーフシステム

タイトルにもありますが、脳は何かを「認識する」働きと、その「認識パターン」を持っていて、これを「ブリーフシステム」と言います。

ブリーフシステム(Belief System)とは、その人が持っている信念と言うべきもので、あらゆる認識のカタマリです。

インプリンティング

人は生まれた時から「周囲の人々」や「見聞きした事」など、あらゆる情報によって自分以外のものからインプリンティングされていきます。

インプリンティング(Imprinting)は、刷り込み、刻印づけとも言います。インプリンティングに関する報告は1872年、イギリスの博物学者ダグラス・スポルディングによるものまで遡る事ができます。

典型的な例としては、鳥類のヒナが、タマゴからかえって直ぐに親を記憶して追いかける現象で、ノーベル生理学・医学賞を受賞したコンラート・ローレンツによる研究が有名です。

自分で本当に選択をするには

ブリーフシステムは信念とはいえ、自由意思で獲得したものでなく、他から植えつけられた後天的な認識パターンです。

例としては、親がパン好きだった場合、レストランでパンかライスかという選択をする時に、無意識のうちにパンを選んでしまうというような事です。

また、両親以外にも、テレビやYouTube、検索サイト、学校の先生、親友などからのインプリンティングもあります。今後はAIからもインプリンティングはあるでしょう。

彼や彼女、AIなどからのインプリンティングによって、あたかも自分で選んだかのように、他者の思考、選好から形成されたブリーフシステムが無意識に自分の人生を選択するのです。

ですから、他者に縛られない、自分で本当に選んだ人生を送るためには、インプリンティングされて構築された認識パターンであるブリーフシステムを改変する必要があります。

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鈴木一弘
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