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「給料を払っているのだから当たり前」。。。恐怖経営で私が失ったもの
こんにちは!
秋は毎食ご飯が美味しい…というのは以前もお話しましたが、
先日渋谷にある二郎系の野菜炒め定食屋さんに行ってきました。
二郎系だけど麺はないです。
量も多くて野菜もたくさん摂れて大満足です。
B級グルメが大大大好きなので、おすすめのお店教えてください。
さて、今回は私の著書『社員を喜ばせる経営』(現代書林)より、
今いる社員が辞めずに育つ、人材育成の成功法則をお届けいたします。
シリーズものです。
ここからでもスムーズに読めますが、是非過去のものもお暇なときにご覧ください。
書籍から引用しつつ、当時を振り返りながらお話します。
私の怒鳴り声が響き渡るほど、社員の声は静かになっていった。青年会議所を卒業して、全ての時間を会社の仕事に充てるようになると、思ってもいなかったような小さなアラが社員の仕事によって幾つか見つかるようになった。(※書籍から抜粋・編集)
要するに仕事を任せていたのであまりチェックをしませんでしたし、追い込んでいなかったわけですね。
私も忙しかったし、青年会議所でいませんでしたから。
青年会議所が終わって実際に会社にいると、色々なアラが見えてくるわけです。お客さんに対しても、私は会計士という自負もありましたので、説明をしていても自分の発言に自信がありました。
ところが社員はそういうことができてなかったように感じました。
それに対して、ぼろ糞に怒ったね、すごく。
お客さんの為にそんなことも言えないのか、みたいなね。
アラがいくつも目に付くようになってしまいました。
お客様企業へのサービス事業について、全て私1人の考えと計画で進め、社員には私の指示通り動くことを求めました。この頃、私は社員にも1人1人の個性があることや得意不得意があることを理解せず、一律に私と同じレベルで業務をやり遂げることを求め、命令していたというのがこの時期です。
給料を支払っている社員だから当然。
なぜ俺の言う通りやらないんだ!
俺と同じようにできないのはどうしてなんだ!
と、ミスを発見する度に社員を呼びつけて怒鳴っていました。
私の怒号は毎日のように事務所内に響き渡りました。一方で、社員がきちんと仕事をした部分については、給料を払っているんだから当たり前、とばかり、褒めるようなことも一切してませんでした。
社員のやる気をなくすような最悪の経営者であった、ということが言えます。私は人間として相手を尊重するタイプですから、正当な反論があればしっかり耳を傾ける準備は持っていたはずです。むしろこの言葉を待っていた面もありました。しかし社員から返ってくる言葉はありませんでした。
私が怒鳴れば怒鳴るほど、社員は静かになっていき、イライラもさらに募り、雰囲気も悪くなる一方でした。
やがて大変なことが起こりました。
私の右腕・左腕になってくれていた幹部社員たちがごっそり辞めていったのです。 (※書籍から抜粋・編集)
やっぱり尊重し、信じて任せる経営をしないといけません。幹部の皆さんもプライドありますからね。プライドをズタズタに切り裂いてしまったと思うんです。
これをやってしまった為に、幹部が辞める状況に陥りました。
社員数自体はそんなに減ってないんですが、新入社員が増えて、
幹部が辞めるという、質の低下は否めなかったというのが、その当時の記憶として鮮明に覚えています。
この話の動画は下記から視聴いただけます。チャンネル登録・高評価もよろしくお願いいたします。
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