退職したら愛社精神が増した(ように感じた)
はじめに
僕は4回ぐらい転職しています。
その中で、会社は好きだけど転職した会社もあります。(その逆もありますが -_-;)
好きな会社は、退職後は純粋に会社のことを応援していますし、様々なメディアに掲載される情報をウォッチして、「いいね!」していたりします。
なんなら在籍してたころより会社の情報をキャッチアップしているのではと思えます。
会社の元上司に
「なんでそんなに会社のことを好きになっているの?」
と驚かれていたこともあります。
自分でもその理由がよくわかっていなかったので、本記事では退職した会社を好きな理由を考えてみたいと思います。
そもそもなぜ転職するのか
退職した会社を好きな理由を考える前に、僕自身がなぜそもそも転職をするのかを考えてみます。
過去、複数回に渡って行ってきた転職ですが、転職理由はどれも本質的には同じ理由であると感じています。
その理由を簡単に言うと、会社が考える方法論が僕が好む方法論とは異なるということに尽きるのかなと思います。
ちなみに、ここでいう方法論とは、組織文化や風土なども含まれます。
組織文化や風土は、組織の構造や開発プロセスなどに影響を及ぼすと考えます。(会社規模によっては、構造が文化に影響を及ぼしたりもしますが)
もちろん、方法はあくまで方法に過ぎず、重要なのはビジョンです。
企業ビジョンは、転職先を選ぶ際で最重要ポイントでもあります。
ビジョンは入社する前から確認しやすいですし、入社後にコロコロ変わるようなものではありません。
しかし方法論は、社外公開されているのは一部だけな上、言語化も難しいため入社前に正確に把握することは困難です。さらに方法論は様々な形に変化していきます。
よって、ビジョンのアンマッチは起こりにくいが、それを実現する方法についてのアンマッチは起こりやすいと言えそうです。
退職すると方法論は他人事
ビジョンへの共感はあるが、方法論については共感できない。
この状態で退職するとどうなるのか。
方法論は、その会社に所属している上では、自分の仕事に直結する話です。しかし、退職した身としてはどんな方法論であろうが構いません。
ではビジョンはと言うと
ビジョンは、入社前から共感できていたものなわけで、自分の価値観が変わらなければ引き続き共感できます。
例えばなんらかの社会課題を解決するというビジョンであれば、退社したあとであっても、自分事にも関係する話として共感できます。
このようにして、退社後には共感だけが残り、愛社精神が生まれるのかなと思います。
というか実態としては愛社精神自体は入社後に増え続けていったかもしれないですが、嫌なことが目につき始めて、その愛社精神が曇っていったのかもしれません。
方程式にするとこんな感じ?
離職は新陳代謝
ここまでが退社することにより、むしろ愛社精神が増すという話をしました。
今までの話を表面的に捉えると、社員に合わせた働き方を提供できず残念ながら離職者を出してしまった。
というようなネガティブな結果に見えるかもしれません。
しかし、これは会社が成長するために必要な新陳代謝なのではないかとも思えます。
特にベンチャー企業であればあるほど、自然の流れとも言えそうです。
最後に
愛社精神が増すのが一般的かどうかはわかりませんが、僕の場合の一例を挙げさせてもらいました。
未だにその会社のことは応援しているので、ぜひビジョンに向けて邁進し続けてほしいと心から願っています!