AIと音楽③―みんなの考え【インスタde思考実験 Vol.1】
長々とすいません。続きです。
人間は何に価値を置くのか…? 何を評価するのか…?
所謂バズる曲はAIの領分となり、人の音楽では誰が何を伝えるかがより一層重視されていく気がする
「誰が」伝えるか。これに尽きそう。
あいみょんとサザンといきものがかりの要素をAIが分析して曲作ったら、 そりゃバズるでしょ。(偏見あり。異論は認めます。)
そうなるとリテラシーの問題。結局曲そのものではなく、それをだれが作り、 だれが歌うのか、という曲のパッケージで音楽が評価されることになるのかも。
「バズる⇒曲に価値がある(とされる)」は危険な思考なのか。
なぜなら、AIが作ったら科学的にバズる曲が生み出せるのだから。
科学的なものだけが音楽の価値なの??
それこそ、価値観の多様化とも関わってくるのか。
AIが作る曲のようにバズらないけど、「私はこの曲に価値を感じる」というその人独自の価値観。「誰が何と言おうと私はこれが好き」と自信をもって言えること。
それができない社会では、AIが科学的にバズる曲を世に出し始めたとき、文化は薄っぺらいものになってしまうのかも。文化って、思っているより危うくて、脆いのかも。
まあ、これが人間を人間たらしめる要素の1つかね。
AIの作る音楽が、人間の評価の仕方・価値の置きどころの考えを揺さぶってくれる。おもしろい。
AIの音楽がもたらす新しい未来と問題
AIが作った曲を人間がアレンジしてみた! とか、人間の作った歌をAIがアレンジしてみた! とかなったらめっちゃ面白そうって思った。
AIって人間より著作権緩そうやから2次創作とか増えて音楽がもっと豊かになればなあという願い
確かに、人間とAIのかけ算で新しい音楽が生まれるっていう希望も!!
人間と人間の共作では生まれないものが生まれるのかも。日本の寿司が海外の食と組み合わさることで、新しい形に変化したように。
AIと人間の共作ということで、AIの正確な音楽に、人間の【揺らぎ】が組み込まれたとき、音楽は豊かになるのだろうか??
AIの「科学的に」生み出す【揺らぎ】と、人間の生み出して「しまう」【揺らぎ】は、果たして同じものとしてとらえられるのだろうか?
ふと疑問。権利って、どうなるんだろう?
AIが音楽を作ったとして、評価されるのはAI? プログラマー? それとも楽曲?
利益は誰が手にするの? プログラマー? はたまたAIが金銭的利益を??
もしAIが人権(AI権…?)を求めたとき、人はどう対処するのだろう?
自分で学習するのだから、AI が自身の権利を求めてもおかしくはない。
(将来的には、AIが自分の作った楽曲による儲けを使って、Amazonで買い物してるかもしれない笑)
また、話は権利からちょっと飛躍。
もしAIアーティストが多くの人間のファンを有し、 AIが人格として捉えられたとき、AIのあり方が大きく変わる気がする。AIは人間と同格に扱われるの か??(ファンが「AIアーティストに権利を!」と主張し始めるかもしれない。)
AIが人格として認められたら、AIのアイドルが生まれたとき、AIに恋するなんてことがあるかも! 逆にAIが人に恋するかも!(AIに恋されたらどうしよう…)
技術が進んで、AIを搭載した人型のヒューマノイドが生まれたとき、ヒューマノイドに恋するなんて夢の話だろうか?
そうなったらもはや、LGBTQどころの話ではなくなる。性別という概念がぶっ飛ばされる。
っていうヒューマノイドと人間が共生している社会を取り上げたマンガ『AIの遺電子』もおすすめ。
一話完結だけど、一つ一つが考えさせられるテーマを持っているマンガ。
AIは概念をどう理解するのか…?
大衆向けの曲ばっかりでマニア向けのクセのある曲はできなさそうかな
1人の人間が生涯で経験できるものより遥かに多くのことを経験(?)できるAI。
だからこそ、より多くの人にうける大衆向けの曲を生み出せるのかも。
でも、もしAIがいろんなアーティストの音楽を学習し、それらの要素を取り入れた音楽づくりをできるとなると、これまでにない 「クセしかない」音楽ができる可能性も!?
(美空ひばりとサザンと湘南乃風と絢香の要素を混ぜた音楽って、どういうものになるのだろう…)
また、「クセのある」ということをAIなりに分析し、音楽を作った場合、 どんな音楽になるのだろう??
「クセのある音楽」を定義しろと言われても、なかなか言葉では説明しにくい。それに、個人によってその定義は異なるはず。
そんな抽象的であいまいな概念を、AIはどう理解し、それを基にどう表現するのだろうか?
また、果たしてその表現されたものは、今の人間にうけるものなのだろうか?
人間にとっても定義の難しい概念を、 AIがどう理解し、表現するのか。気になる~!!
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続く。