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飴と鞭

飴と鞭とは、為政者の人民懐柔策で、一方は弾圧法規を制定すると共に、一方では生活に役に立つ政策を実施することである。 
            ビスマルク(ドイツ)

ドイツ帝国の鉄血宰相のビスマルクが使ったもので有名な飴と鞭。
現在、世の中では、甘やかすことも大事だけど厳しくすることも大事。のような意味で使われています。そんな僕のメンタルのお話をしたいと思います。

遡ること、中学生時代。
何もないごく一般的な中学校に通っていた僕は、1年と3年で同じ方が担任の先生になりました。
その先生は、努力することや、ミスをしても取り戻したり、反省したら、許してくれる。いわゆる優しい先生、いい先生でした。そういった先生はなかなか怒らないから、怒ったら怖いというのは、学生たちの中では定番の話です。
なので、わざわざ怒らせることをしようとか、悪いことをしようとは思いませんでした。
ただただ、この人の甘さについて行こうと思っていました。(以下 飴)

同じく、中学時代。
サッカー少年だった僕は、中学校の部活動ではなく、クラブチームに所属していました。
自分で言うのもあれですが、そこそこ強いチームだったので、もちろん練習も、私生活についても厳しいものでした。

そんな中出会った監督は存在自体が鞭でした。
一つのミスに対して、2言で怒る。
プレーにおいても、練習の休憩中であっても、バスの移動時間であっても、私生活であってもです。
言葉でボコボコにされました。
(以下 鞭)


飴と鞭の両立

そんなこんなで、中学時代、自分にとっての、飴と鞭が存在しました。
鞭で叩かれても、飴で癒してくれる。
そんな生活を送っていました。
もちろん、両方にメリット、デメリットはありました。

メリット
鞭 普段から怒ってるからこそ、褒めてくれた時、成功した時などの喜びは大きい

飴 存在自体で優しい

デメリット
鞭 なし
飴 甘えてしまう

そうです。あれ?鞭にデメリットってなくない?って思ってしまったんです。怒ること=悪ではないのです。あくまでも指導なので理不尽に怒ってくるならデメリットになりかねませんが、正論を言っているだけなのです。

  

極論
〜メンタル〜

極論を言うと、強靭なメンタルを鍛えられたのは、前者。そう、鞭のおかげです。
間違いなく、飴によって、成長した部分もあります。しかし、鞭の厳しさがあってこそ、強いメンタル、人間性が鍛えられたと思うし、受験の辛い時や、テスト期間など、最後に自分を後押ししてくれるのは、いつも厳しくしてくれていた鞭の方なのです。

人によって、褒めたら伸びるタイプ。追い込まれるとできるタイプ。この2つは分かれると思います。しかし、人生という、長いスパンで見た時に、甘やかされるより、厳しくされることの方が自分のためになるのではないでしょうか?

まあ、僕は鞭を打つような人間にはなれる気がしませんけどね😜

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