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問わず語り

僕は来年の春に30歳を迎える会社員。

30歳を迎える直前か直後か、
来春からカナダでワーホリ生活をはじめることにした会社員。
及びバンドマン。
もちろんその頃には元会社員になる、現会社員。

大学新卒入社からの転職2回、現在3社目。
どちらかというと情熱的に人生を捧げて
仕事をしてきたタイプではなく、
「それ以外」のために仕事をしていたと思う。

26歳でようやく一人暮らしをはじめた
今の1Kの部屋には思い入れがある。好き。
音楽は聴くのも演奏するのも好き。
バンドはきっかり1ヶ月後に解散予定。
寂しいけどそれも込みでひとつの青春のあり方かもしれない。つまりしかたない。
最近の週末はよくハンバーガーを食べに出かける。

石川町(横浜)のCENTRAL BURGER SHOP

ハンバーガーが好きだし、多分ハンバーガーも
僕のことをそれなりに好きだと思う。

仕事に燃えない情熱の行き先は
中古で買ったヤマハのギターであり
したり顔で一室多灯に仕上げた7帖1Kの賃貸であり
毎朝身につけるアクセサリーとサングラスであり
愉快な友達であり
聡明で快活な恋人である。

そして今は来春のカナダ行きにも。

西洋の趣味でいうと、
僕は大学時代にロンドン短期留学に行って以来
それなりにブリティッシュかぶれ。

通っていた語学学校の窓から

日本の学校で習ったのはアメリカン・イングリッシュだけど
ロンドンで語学学校に行ってみたり
英国映画のマネをして喋ったり
英国人の友達に英語を教わったりするうちに
今ではごちゃまぜなアクセントで喋る。
恋人はものすごく流暢なアメリカン・イングリッシュを喋る。
努力家で好奇心旺盛で行動的な恋人は
僕のもっとも尊敬する人物のひとりだ。

とにかくそんなこんな、
30歳の節目にカナダ行きを決めた僕の人生は
音を立ててカーブを曲がろうとしている。
もちろんいい意味で。常にこうありたい。
楽しそうな方へ、アドレナリンの出る場所へ、
よだれ垂らして走りながら僕はオジサンになるんだ。

以上、ワクワクしちゃった三十路キッズの
自己紹介でした。

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