くろとぴんく⑧
2024年4月18日
手術翌日なので痛みもピークだ。
トイレで起き上がろうと、柵を掴んで体を支えたいけれどが痛くてなかなか起き上がることができない。
やっと起き上がると、歩くのがまたさらに痛くて猫背のお婆さんになってしまう。
この術後の痛みの感じは、、、場所が違うだけで、10年前の帝王切開と似ている。。。
点滴の針がつながっていることもストレスだったけれど、昼頃には外れた。
ただドレーンというチューブが傷口にくっついていて、傷口から出た血が体にたまらず外のバッグに溜まるようになっていて、これを退院までつけなければならず、なんとも気持ち悪くて常に不快である。これ、帝王切開の時もあったような気もする。
昨日は食事はなしなったが、今日は食事が摂れる。
でも左側が痛くてどうにもこうにも食欲がわかない。
横になることしかできないけれど、そのうちに同じ体勢が辛くなって体勢を変えようにも、寝返りも打てないからつらい。
痛み止めを飲もうとするが、お薬のシートから粒を取り出す力を指に込めるだけでも激痛。
時間が過ぎて痛みが引くのを待つしかない一日。
点滴が取れて本のページを捲りやすくなったので、本を読む時だけは気分転換になった。
2024年4月19日
良く眠れてすっきり目が覚める。
起き上がる時など左側を動かすと激痛なので動かせはしないが、動かさずじっとしていれば、痛みを感じることも減った。だいぶ楽になったかもしれない。
売店まで歩いてみた。
リンパをとった為らしいが、突っ張る感じが何とも不快。
無理すると痛むからベッドにいよう。
ほんと、窓から見える桜が綺麗。
2024年4月20日
術後3日経ち、痛み止めを飲まなくても過ごせるようになった。
歩くと痛いけれど、デイルームと売店までなら歩ける。
痛みが引くのをひたすら待つ数日だったので、怖くてまだ傷は見ていない。ショックを受けるのが怖いから見ていない。
病室から見える桜、毎日綺麗で眩しい。
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