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大学ランキング動画で考えた。
はじめに
最近、自分の所属する企業に入社してくる人の学歴を見ていると、最終学歴にある大学が優秀な人が多いです。ついでに言えば、いたって真面目な人揃いです。
今の大学ランキングって、自分の時代の大学ランキングとはだいぶ変わっているのだろうなと気になったので、関連する動画を覗いてみました。
上記によると、私立大学ランキングの分類は以下です。
SSランク(最難関):5校
Sランク(準最難関):15校
Aランク(難関):23校
Bランク(準難関):21校
Cランク(中堅):37校
Dランク(準中堅):43校
Eランク(下位):86校
Fランク(最下位):316校
グラフにすると以下のような形になります。
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ちょっと分かりにくいですかね。ピラミッド構造が分かるように表現を変えると、以下のような感じです。これを見ると、裾野が大きく広がった構造になっていることが見て取れます。
※「学校分布」なので、学生数で見るともう少し上側が膨らむと思います。
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1.ピラミッド構造の特徴
最上位のSS(最難関)はわずか5校で、非常に少数のエリート校に限定されている。
下位になるほど学校数が増加し、最下位のFランクには316校もある。
これは典型的なピラミッド型の階層構造を示しているが、裾野が極端に大きくなっている歪な構造。
2.大学ランキング分布
約546校の私立大学がランキング対象。
2023年文科省資料では624校。約80校はランク不明。上位2ランク(SSとS)の合計は20校で、全体の約3.7%にすぎない。
下位2ランク(EとF)の合計は402校で、全体の約74%を占めている。
3.教育市場の特徴
少数の難関校と多数の一般校という二極化した構造。
中堅(C)より上位の大学は101校で、全体の約18.5%。
これは日本の高等教育が「大衆化」している一方で、一部の大学が高い選抜性を維持していることを示している。
このような階層構造は、進学指導や大学の経営戦略、さらには高等教育政策にも大きな影響を与えていると考えられます。特に少子化が進む中で、下位ランクの大学の経営持続性が課題となる可能性があります。
ニュースでもときどき新入生の募集を停止する大学の例を見ることがあり、地元でも活気が感じられず大丈夫かと思う学校があります。大学の破産ということも、日常のこととして増えていくのでしょうね。。。
学生の方々に伝えたいこと
現在の大学進学率は、2022年度の統計では、大学+短大で60%を超えているようです。「大学に行けばそのあとの人生は安泰」という時代は終わり、社会に出れば早々競争にさらされます。社会に出るときに、学歴フィルターの犠牲になる人もいるかもしれません。でも腐らず、与えられた場所で、「実績を残すこと」に注力してください。
良い学歴を得た人も、決して油断しないで下さい。
「学歴が良い=仕事ができる」は必ずしも成立しません。学歴が良くても仕事ができない人、私の周りにいっぱいいます。
自身の力をより良く発揮できる分野を見つけ、自分の輝ける場所を作ってください。
また、学費も年々高騰しており、現在の学生に占める奨学金利用の割合は55%を超えるというデータがあります。
このことは、学生が社会に出てからいきなり借金返済に直面するという現実を示しています。月々の返済額は人それぞれでしょうが、それだけのリスクを払って学生生活を送るのだということを認識すべきだと考えます。
これらを理解したうえで、学生生活の貴重な何年かを無為に過ごすことなく、充実したものにしてほしいと思います。
我々のような50代くらいになって、
「あの頃もう少し頑張っておけばよかった・・・」
と後悔することがありませんように・・・・
後悔先に立たずとは、よく言ったものとしみじみ思います。
*と、自分の息子にも説教したけど、刺さらんよなあ。😛