12th week ドローイングと歯磨き【からだ こころ脳】
いつになったら、涼しくなるの!と思っていたら、いきなり涼しくなり、びっくりするやらあきれるやら。もう少しゆっくりじんわりと季節は進んでいなかったっけ?!と季節に文句を言いたくなる。ということで、涼しくなったのをいいことに、ちょこっとからだを動かすのも、少しハードなことに挑戦したい。今週は、「ドローイング」。お腹を内側に引っ張り込む単純な動きであるが、なかなか効果を感じにくい。意識してドローイングしている時間や回数を確保するのはどうだろう。歯磨きしている間、ずっとドローイングを続け、1日2回できたら少しはお腹も変わるだろうか。電車に乗っている時にも意識してみたい。何かとセットにすると習慣になりやすい!
「からだを動かす」ことが「こころ」や「脳」に及ぼす影響について。
やらなきゃいけないと分かっているけどやる気が出ない(デフォルトモードネットワーク)時、気持ちを前向き(中央実行ネットワーク)に切り替えるのが「顕著性ネットワーク」と言われています。
その「顕著性ネットワーク」は、からだからの情報を得て、「デフォルトモードネットワーク」と「中央実行ネットワーク」を切り替える重要な役割をしているそうです。この3つのネットワークの関連性によってこころの状態が変化することを「トリプルネットワーク理論」といい、これらのバランスが崩れると「うつ症状」のようになることが分かっています。3つのネットワークがうまく働くためには「からだを動かすこと」が有効であり、生活の中に運動を取り入れていくことが推奨されます。
やる気が出ない、マイナス思考になってしまうことで辛いときには、「からだを動かす」簡単なことを一緒に取り組んでみませんか?
「トリプルネットワーク理論」については
東京工業大学 小谷泰則 先生の記事を
参照しました。