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設立10年

2012年11月21日。
ナチュラルパラドクスという会社を設立した。
あれからちょうど丸10年が経った。
10年前、Facebookにはこんな投稿していた。

独立から、2年。 natural Paradoxは法人化をしました。 多くの人に助けられ、多くの「ご縁」に支えられ、 ここまでやってこれました。 本当に感謝しております。 書道家の友人(日置さん)に書いてもらった、 ナチュパラのコンセプトを肝に据えて、 一人でも多くの人に元気を届けられるような、 新しいタイプの動画スタジオづくりを目指します! 今後とも宜しくお願いします。

Posted by Hideo Utsunomiya on Wednesday, November 21, 2012

不思議なもので、10年経った今も、設立したその日に書いた文章とまったく同じ感想を抱いている。

多くの人に助けられ、多くの「ご縁」に支えられ、
ここまでやってこれました。本当に感謝しております。


そう、ナチュパラに関わってくれた仲間やお客さん、ずっと応援してくれる人たちや家族、友人への感謝の気持ちしかない。そして、シンプルにこう思っている。

いい仕事のリレーが、いい未来をつくるんだなと。

いろいろな紆余曲折、挫折しかけた瞬間は山ほどあれど、
いい仕事のリレーがいい作品を生み出し、いい作品がまたいいチャンスをつくっていきた気がする。薄紙を1枚ずつ重ねるようにして積み上げた10年だ。

そして、今、正直な気持ちとしてはこう思っている。

「まだまだ、オラ、こんなもんじゃねーぞ」
(こういう時、なぜか孫悟空みたいなキャラが自分の中に生まれる)

でも、心はそう叫びたがってる。

もっともっと仕事したいし、もっともっと暴れたい。
もっともっとつくりたいし、もっともっと遊びたい。
もっともっと表に立って、もっともっとワクワクしたい。

今日、ある人に「どうして設立日は11月21日を選んだんですか?」と聞かれた。たしかテレビか何かでこの日はとても縁起がいい日だと知ったことがきっかけだった気がする。大安吉日とか一粒万倍日的な何か。つまりただの気休めだ。気休めでしかないが、頼れるものが何もない時はそういう気休めが意外と心強かったりする。

そんなエピソードを伝えると「11月22日ならいい夫婦の日なので、11月21日にはまた何か語呂合わせ的な意味があるのかと思いました」と言われた。考えたことなかったが、そう言われた瞬間に、ふと

「あ、いい21世紀をつくる会社なんです」
と咄嗟に思いついて答えた。

相手は笑っていたが、(あれ、結構よくね?)と自分の心のなかではほくそ笑んでいた。今度誰かにきかれたときはドヤ顔でそう答えることにしようと思った。いや、正直、本当にそういう気持ちはあるのだが(後付けのくせに)当人の思いが先行しすぎてよかった試しは有史以来1度も存在しないので、今はまだ胸の奥にしまっておこうと思った。(と言いながらnoteには書くやつ)

そして、これからまた次の10年が始まる。
2032年11月21日の20周年を目指して。

「10年」といえば、学生の頃、ケツメイシの「手紙〜未来」という曲をよく聴いていた。歌詞に何度も「10年」という言葉が登場する曲だ。友達とカラオケ行く時はいつもこの歌を締めに歌っていた。

改めて聴くといい曲だな。

もうカラオケなんて随分と行っていないけれど、
今夜だけは少し歌わせてください。
(こういう時、なぜか誰にも頼まれてないのに率先してマイクを握りしめるキャラが自分の中に生まれる)

でかい未来に期待抱いているだろうか十年後中年の俺
惚れ惚れするほどに俺 どれほどの男になっているのか 
今の俺に勝っているのか
優しく俺をそこで待っているのか
一ニ三年じゃ足んねぇわかんねぇあと何年
頑張って辿り着ける感銘 
半生 振り返ればピントずれたヒント
行き先は誰も知らねぇ神様もきっと
全ては決まっているさなんて君は言う
嗚呼くだらない つまらないし心埋まらない
つまらない小さぇ人生より
綱渡りの人生で憂さ晴らし 俺はそれがいい
あえて知らないページ 俺がめくろう
誰も知らないレール 俺が築こう 
まだ見たことない未来で勇敢に戦う俺がいる
きっとそうだろ どうなの?
未来の俺らの状況は!?
まだ見たことない未来で勇敢に戦う俺がいる
きっとそうだろ どうなの?
未来のみんなの状況は!?

ケツメイシ『手紙〜未来』より

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