モンゴルで食べたもの① 牛肉三昧の日々
モンゴルで食べた料理は、どれもこれも初めて食べるものばかりだったが、総じて日本人の口に合う料理だった。
1日目 朝 ボルツクとスープ
ボルツクは、モンゴルの揚げパン。オールドファッションのように固く、もそっとしている。
甘さは控えめなので、ジャムをつけて食べる。このボルツクは、スーパーで買ったもの
。
チキンスープには野菜が入っていた。モンゴルでは野菜をあまり食べないと聞いていたので、驚いた。
1日目 昼 ホーショールとポテサラ
お昼ご飯はホーショールだった。
ホーショールとは、ひき肉を小麦粉の皮で包み揚げた、モンゴルの揚げ餃子である。
このホーショールは、生地から作った手作り。調理場でじゅわわわわーっと豪快に上げている音が食堂まで響き、心地よかった。
皮は薄く、肉がぎっしり詰まっている。
かなり歯応えがある肉で、二つくらいでお腹いっぱいになった。
かき玉スープは、お米と牛肉が入っているという違いはあったものの、日本のかき玉汁と同じ味だった。世界中どこにいっても変わらないのだなと思った。
1日目 夜 牛肉スープと胡麻パン
夜ご飯は牛肉入り野菜スープだった。
基本肉はぶつ切りなので、ゴロゴロと大きい。
肉の脂もたっぷりなので、具材はシンプルだが、結構重たかった。
胡麻パンはポソっとしているので、スープに浸して食べた。
食後に、モンゴル人の女の子アノカちゃんからミルクキャンディをもらった。これが結構美味しかった。ほろっと柔らかく、肉に疲れた口を、優しく癒してくれた。
2日目 朝 羊肉と牛肉のソーセージとボルツク
2日目の朝は、なんだかヨーロッパのような食事だった。もちろんパンはボルツクで、ソーセージも羊肉と牛肉だ。
ちなみに、今日のボルツクは、手作りだ。捻りドーナツのような形をしている。揚げたてのボルツクは、空気をたっぷり含んでしゅわしゅわで、とても柔らかかった。
2日目 昼 小麦麺のスープと牛肉のソース煮込み
2日目の昼食は豪華だった。
牛肉入りスープというスタイルは、毎食変わらないが、今回は麺入りだ。
平たくて短く、弾力のある小麦麺で、例えるなら「茹で時間の短いうどん」だった。
牛肉のソース煮込みは美味しかったが、正直、味の細かい部分は忘れてしまった。
ただ、初めて柔らかい牛肉が出てきた!と思ったことは、よく覚えている。
そして、今回初めて、しっかりした形のご飯が出てきた。日本と同じうるち米で、塩で味付けされていたので、塩おにぎりのようだった。
2日目 夜 丸麺のスープとパン
牛肉入りスープ、もう何回目だろうか。
今回はスパゲッティのような丸麺だった。
ジャガイモ、にんじん、玉ねぎがゴロゴロ入っていて、ちょっと豚汁ぽかった。
食後に、アーロールを味見させてもらった。
アーロールとは、ヨーグルトを発酵、乾燥させて作る、モンゴルのチーズである。
見た目はきな粉のようだ。
ほんの一欠片だけもらったのだが、これがかなり強烈な味だった。
強い酸味に続いて、非常にクセのある乳の味が広がる。ブルーチーズの臭みを一段階強めた感じだ。
正直私の口には合わなかったが、栄養価がとても高く、保存がきくため、遊牧民の貴重な食料源である。
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