サンダルを片付け忘れたときに
当校ボランティアスタッフが、スクールでの日常について記事を書きました。
サドベリーではルールを違反した時に怒られることはありません。
しかしルール違反をした人は、「なぜ違反が起きたか」と「今後どうすべきか」ということを皆に納得してもらわなければいけません。
先日、私はベランダに出た時に、スクールのサンダルを片付け忘れてしまいました。
これは、「その場を離れるときには使ったものを片付ける」というルールに違反しているので、ルールミーティングで私の話し合いが開かれました。
そこで私は、自分がサンダルを後で片付けようと思っていて忘れてしまったことや、自分のうっかりしていた部分を反省していることを伝えました。そして、次回からは片付けを後回しにしないことを約束しました。
ミーティングに出席していた皆はこの内容に納得してくれました。
ルール違反がいけないことなのではなく、違反に向き合わないことがいけないこと。
違反をごまかしてしまったり、バレるまで逃げ続けたり、反省や改善の姿勢を見せずに信頼を失ったりしてしまっては、社会で生きていくことはできません。
ただサンダルを片付け忘れたときにでも、生徒が社会で生きるヒントを感じ取ってくれたら、と思っています。
(ボランティアスタッフより)
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