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書店員さんからの絶賛の声を一挙ご紹介! メディア紹介で大反響!&さらなる大重版決定! 第34回鮎川哲也賞受賞作・山口未桜『禁忌の子』(東京創元社)

10月19日放送のTBS系情報番組「王様のブランチ」BOOKコーナーでの著者インタビューや、小説紹介クリエイター・けんごさんによる動画での紹介などの反響が大きく、さらに大きく重版がかかった第34回鮎川哲也賞受賞作・山口やまぐち未桜みお『禁忌の子』

装画:Q-TA/装幀:大岡喜直(next door design)

救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第三十四回鮎川哲也賞受賞作。

禁忌の子-山口未桜|東京創元社

電子書籍での試し読みは第2章まで読める大増量版です!

すでに読まれた方々から絶賛の声が続々と届いております。
今回は、刊行前の原稿を先読みしていただいた書店員様からのコメントを一挙にご紹介いたします。
※掲載はお名前の五十音順です

「何故同じ顔?」「2人の共通点は?」
「?」がいっぱいありすぎて、あり得るかもと納得しながらグイグイとお話に引き込まれました。
文教堂 本部 青柳将人さん

禁忌の子というタイトルがここまでぴったりだと思ったのもはじめてで、さらにここまで裏切られた! と思ったのもはじめてでした。矛盾しているようにしか聞こえないと思いますが読んでいただければきっと、この思いをわかっていただけると信じています。
大垣書店京都本店 荒川夏名さん

感情がないという城崎の事件への好奇心にとても共感しました。事件の内容もさることながら、主人公2人の「人間」としてのやりとりを、文章にはせずとも強く魅せてくれた作品だったと思います。めっちゃ面白かったです。
未来屋書店日の出店 池戸はづきさん

物語の始まりから、ぐっと惹き込まれます。知りたいようで、知ってはならないと揺れてしまう。思いもよらぬ真実に絶句。物語が終わっても、まだ考え続けてしまう。ミステリと共に、医療の光と影を炙り出す作品でした。
未来屋書店大日店 石坂華月さん

あり得ない事件の発端から、徐々に手繰り寄せらる武田医師のルーツと真実。現役の医師にしか描け得ない医療現場の緊迫感や生殖医療の闇。見事なまでに本格推理小説の形式に則りながら医療界の問題点を提示した傑作。新たなる社会派小説作家の誕生である。
高坂書店 井上哲也さん

衝撃に次ぐ衝撃。
読み進めるうちに「禁忌の子」という言葉が重く心に伸し掛かってくる。全てが明かされた先にある彼らの背負うものの重さと決意に胸が熱くなった。色々なことを考えさせられる物語だった。
東京旭屋書店新越谷店 猪股宏美さん

自分と瓜二つの死体とは!仰天の導入から畳みかける謎に膨らむ疑惑。開けてしまった禁断の箱に隠されていた出生の秘密。ここには研ぎ澄まされた理性と、受け継がねばならない愛がある。読みどころしか見当たらない!
オフィスアルパカ(ブックジャーナリスト) 内田剛さん

自分が一気読みしていることすら、中々気づかせてもらえなかった。物語の緩急が心地良くてたまらない。
もうただただ……この作品と山口未桜さんという作家が誕生したことが嬉しくてしょうがない。
未来屋書店明石店 大田原牧さん

ものすごい小説を読ませて頂きました。衝撃に次ぐ衝撃。自分の読むスピードがもどかしく、ページを隠しておかないと、先走って読んでしまう。結末の記憶を消してもう一度読み直したいです。
三省堂書店一宮店 加藤裕美さん

大変面白かったです。本人にかかわる謎、というのがよかったです。事件は他人の謎を探偵が解く、のが大半なので、今回自分事で進められていくのがよく、医者が医者を書いていますので、安心して読めました。
くまざわ書店営業推進部 栗城梓さん

リアルな医療現場の描写、頭脳明晰 容姿端麗な旧友のバディ、もう完璧です。過去から現在、登場人物の背景も深く描かれているとても厚みのあるストーリーに本格的な医療ミステリが加わってとても新人の方とは思えない作品でした。
ジュンク堂書店郡山店 郡司めぐみさん

読んでいる最中も、読後も、事件の核心となるテーマがずっと頭から離れませんでした。登場人物ひとりひとりの思考や行動について、どう感じるか、自分ならどうだろうかとこんなに考えたのは初めてです。
ジュンク堂書店池袋本店 小海裕美さん

地に足のついたゴリゴリの社会派。この結末にあなたは何を思うでしょうか?希望か絶望か。
卓示書店河口湖ベル店 小滝香さん

複雑に絡み合った謎が解かれた時の衝撃を忘れることが出来ない。
ミステリの読み応えもあり、心に残る良作でした。
未来屋書店入間店 佐々木知香子さん

冒頭からぐいぐい引き込まれた!ルーツを辿るうちに解き明かされる光と影。現役医師である著者ならではのリアルな医療小説であるとともに、大満足のミステリ小説。城崎先生シリーズをこの先も読んでみたい!
CHIENOWA BASE 鈴木智春さん

何て作品だ……。真相が明るみになるたびおどろきの連続でした。ラストはまさか!! と読む手が止まらない程でした。「密室」の章で「紀伊國屋書店」のワードが出たのはうれしかったです。興味深い作品をありがとうございました。
紀伊國屋書店エブリイ津高店 髙見晴子さん

「自分と同じ外見をした人間の死体」!! 非現実的な出来事のはずなのに、読んでいくと、十分に現実でありそうな事だと思わされ、別の意味で怖くなりました。医療関係の説明がとても分かりやすく難しい設定も、するりと理解する事ができました。
丸善丸の内本店 玉井佐和さん

自分と同じ顔の死体――魅惑的すぎる謎から始まり、リアルな医療ミステリからの、見事すぎるロジカルな謎解きに痺れ、人間ドラマに慄然とする。悲しみと希望とが同居するラストまで怒涛のように展開する、一気読み間違いなし、本格ミステリ界に新たな綺羅星が登場した!
未来屋書店有松店 富田晴子さん

奇妙な繫がりが張り巡らされた壮絶な事件を目のあたりにして、価値観や倫理観が覆り、正義とは何かとこの年になって改めて考え直しました。ただ人を本当に心から思いやる気持ちはなにものにも代え難い『正解』なのだと思いました。
未来屋書店新浦安店 中村江梨花さん

非現実的な出来事に衝撃を受けた冒頭から、軽やかな語り口に誘われるまま引き込まれて夢中になって読んだ。医療ミステリだから専門用語も多いが、会話も含めた文章のテンポが良く、詰まらずに読める。ミステリの醍醐味を存分に味わえた傑作。これこそ読書の、ミステリの楽しみ。
HMV&BOOKS OKINAWA 中目太郎さん

幾重にも入り組んだ物語が、一見シンプルなタイトルに、何重にも意味を付与していく。
自分とそっくりな死者というフックに意識を誘導されて、すぐ横にさらなる深淵があると気づけるか、扱っている題材もセンシティブですが、読んだ方と感想を交換したい。
スーパーブックスあおい書店春日店 並木宏誌さん

探偵役の城崎の美しい容姿に人間の感情を持たないような個性的なキャラクターも物語をより魅力的にしています! 城崎が探偵の医療ミステリーのシリーズとして続編を是非、読みたいです! 面白すぎて興奮しました!!
ジュンク堂書店名古屋栄店 西田有里さん

驚いた。本格ミステリ読んで犯人知って驚くことはこの歳でもうないと思っていたが…
驚き桃の木山椒の木と超絶古い言葉を使うことでしか表現できない自分に怒りをおぼえた。
三省堂書店小田原店 萩原一良さん 

自分は何者なのか、根源への問いが次第に現代の問題を浮き彫りにし、ミステリーとしての面白さはもちろん物語の深みに惹きつけられる。瓜二つの身元不明の遺体との関係性から予測不可能な終盤まで、衝撃につぐ衝撃で心を揺さぶられます。
マルサン書店サントムーン店 原田里子さん

緊急搬送されてきた溺死者は自分と瓜二つだった。兄弟がいないはずの医者武田が受けた衝撃。ここまでで十分に不気味で謎めいた設定であるのに、実際にはそれはほんの序章にすぎない。山口未桜さんには大注目ですね。
精文館書店中島新町店 久田かおりさん

航&響介のバディ最高!自分とそっくりな死体というインパクト大かつミステリアスな冒頭から美形相棒登場。ラストまで目が離せず、本当に面白かったです。映像化希望!ミステリーと思っていたら医療ドラマでさらに読み進めていくと、社会派でもあり、家族の物語でもある。
未来屋書店小山店 松嶋真知子さん

社会派、医療ミステリであるとともに、論理の展開が本格ミステリで、その多重的な構造に圧倒されました。探偵役の城崎のキャラクター造形がとても魅力的でした。一作の探偵役で終わるには勿体ないキャラクターだと思いました。
ジュンク堂書店旭川店 松村智子さん

また鮎川賞からすごい作家が現れた。
冒頭の強烈な謎から、主人公の出生の謎に迫るエモーショナルな展開、解決編での犯人限定ロジック。
ドラマティックでありながら本格マニアをも唸らせる医療ミステリの傑作。
啓文社岡山本店 三島政幸さん

読み終えて、タイトルに込められた本当の意味がわかった時の戦慄。
これは美しくも悲しい愛の物語でもある。
これがデビュー作とは末恐ろしい作家がまた1人誕生した。
六本松 蔦屋書店 峯多美子さん

まさか、という真相に本当に驚きました。そして理解するタイトルの意味。折り畳まれた真実がぱたぱたと姿を現す様子が、ただただ、見事でした。
読後は「なるほどそんな問題もあるのか」と今まで思いもしなかった事柄について深く考えてしまいました。
田村書店吹田さんくす店 村上望美さん

過去に埋もれた秘密の鍵を見つけた時、驚愕の事実が露見していく。複雑に絡み合った、因果の糸が解きほどかれた真相に、心身をしぼられるような涙が滲みました。それぞれが、自身を見つめ、共に歩んでいく姿に、尊い勇気があふれました。
紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん

今年読んだミステリで1番面白い!
自分と同じ姿をした死体。
そこから全ては始まっていくなんて誰が想像できたでしょう。
くまざわ書店調布店 山下真央さん

自分と同じ顔に出会った瞬間から怒涛の展開が最後まで凄かった!一気読みせずにはいられない医療の知識とミステリがスパークする作品だ。
うさぎや矢板店 山田恵理子さん

冒頭の同じ姿かたちの死体との遭遇から、その世界に入り込み、隠された真実を知りたくて、一気読みでした。
著者の医師として人間としてのまなざしは厳しくて温かい。私はこの作品で決して忘れてはいけないものを心に刻みました。
ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん

ミステリの面白さがこれでもかっ!と詰まっている。
圧倒されました!ページを捲る手が止まらないというのはまさにこの本の為にある言葉。現役医師が描く、医療×本格ミステリ……なんて最高なんだ!!
文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子さん

自分と同じ姿形の遺体。それだけで自分の存在というものを信じられなくなってしまう。自分のルーツとは。調べ始めたら起こる事件に翻弄される主人公。
医療小説だが大変読みやすく、ミステリとしてもかなり驚かされた。
宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみさん

自分と瓜二つの死体が運ばれてくる、という衝撃的なシーンから始まり、少しずつ自分のルーツについて調べていく中での病状だったり病気だったりの説明がさすが現役医師……! 
本格的なロジック、ラスト、全てが素晴らしかったです。
未来屋書店高崎店 吉野千鶴さん

私の予想を少しずつ裏切り、最後の意外な結末に感心しました。現役医師の書いたミステリという強みを存分に活かし、整った文章、イメージしやすいキャラクターで面白かったです。
名古屋大学生協南部生協プラザ 渡邉典江さん

多くの読者の心を掴んだ本作を、ぜひ一度お手に取ってみてください。


■山口未桜(やまぐち・みお)
1987年兵庫県生まれ。神戸大学卒業。現在は医師として働く傍ら、小説を執筆している。2024年『禁忌の子』で第三十四回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。


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