革命のはじめ方【レッスン9】『なぜ、人がいないと家は朽ち果てるのか?』
これは先述の『エリートほど改革中毒者』の記事で、私たちの周りを包んでいるシステムについて書いた。では、そもそも何故システムが発生するのだろうか。いやいや、それは我々人間が作っているんです、と言うかもしれないが、本当にそうなのだろうか。そんなことについて考えていきたい。
思考体において『事象のシステム化』は運命づけられているのではないだろうか。この意味がわかるでしょうか。もっと別の言い方をすると、思考という存在がシステムを生む。私の言葉の伝達力ではこれ以上うまく伝えられないのが悔しいところだ。思考とシステム化は表裏一体と言ってもいい。私は思考について次のような仮説を立てた。
■認知的存在(思考や認知)によるエントロピー逆行仮説
生物の持つ思考能力によって、その認知範囲のエントロピーが下がるのではないか。認知は物質のエントロピーを下げるアルゴリズムを持っているのではないか。物質が万有引力を有するのと同じように、生物という認知能力を持つ存在はエントロピーを下げる。
実は我々の世界においては物理的性質よりも認知による影響の方が大きいのではないか。重力や電磁気力にばかり気をとられて、認知による影響については検証すらしていない。認知の無い状態を我々は知る由もないため、その事実に我々はまったく気付いていないし、気づきようもない。認知とはメタファ化のことであり、私の言うところのシステム化に他ならない。
よく知られる例としては、量子論的には、メタファ化すると波動的存在は粒子となる。波動的存在とは情報という量子である。それが認知によって粒子という実態になり、我々の認知世界に現れる。我々の言うところの世界とは認知世界のことなのではないだろうか。
もしかすると、人がいないと家が朽ち果てていく理由はここにある。人が認知している認知空間のエントロピーは減少していき空間内は整っていく。人が認知していない空間ではエントロピーは増大していき、事物は乱雑になっていく。つまり朽ち果てていくのである。
これが生物つまり『認知的存在』の有する能力なのではないだろうか。我々『認知的存在』はエントロピーを逆行させるのではないだろうか。
◇◇東京ハバナの理屈の想定外のコーナー◇◇
東京ハバナです。私はシステムについて理解し考察することで、世界を支配するシステムの歯車をわずかでも確かめたいと思っています。皆さんはどうでしょうか。そんな気持ちになったことはないでしょうか。システムは重力のように我々に圧し掛かり、空気のように我々には見えない。
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