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「もっと!こどもの視展」へ行ってきました!
先日、東京西海オフィス(世田谷区用賀)から徒歩20分ほどの場所にある〈 二子玉川ライズ スタジオ&ホール 〉で開催中の「もっと!こどもの視展 ~こどもになる12の体験~」に足を運んできました。こちらの展示は、大人が子どもの視点で世界を知ることや体験することを通して、子どもへの接し方や社会のあり方を考える展覧会。
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メインビジュアルポスターを見ると、子どもの目の前に置かれている黄色いマグカップが、Commonのマグカップにそっくり!というか、Commonのマグカップ!?と社内で一時話題に。これは、ぜひ一目見なくては!と今回展示場へ向かいました。
主催する 〈こどもの視点ラボ〉 は、子どもの視点を研究するチームで、大人が子どもの視点を体験できるような展示を多数開発されています。今回の展示には、以下のような12個の体験ブースが用意されていました。
・「ベイビーヘッド」 – 赤ちゃんの頭の重さを実感できる
・「2歳の朝食」 – 「大人が2歳児の手のひらになってみたら?」 をビッグサイズの牛乳パックとマグカップで体験。(こちらから、東京大学・赤ちゃんラボの開一夫先生を迎えて、マグカップの実物と約二倍のビックサイズマグを比較している様子がご覧いただけます)
・「4mの大人たち」 – VRで巨大な大人に怒られる気持ちを体験
・「ベイビーアイ」 – 子どもの視力で世界をのぞいてみる
・「大人ランドセル」– 大人サイズに換算して見ると、その体感重量はなんと約18.9kg!その驚きの重さを体験
・「2歳でWALK」 – 大人の歩幅についていく大変さを実感
・「こどもおんど」 – 大人と子どもの体感温度の違いを学ぶ盆踊り
このほかにも、「あなたの知らないおむつの世界」や「裏こどもずかん」など、日頃子どもたちが感じている世界を楽しく体感できる展示がありました。
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まず、牛乳パックを片手で持ち上げてみると「結構重い…!!」が第一印象。子どもが両手で牛乳パックを支える光景をよく目にしますが、深く共感。確かに両手で持ちたくなる。それをコップに注ぐなんて、至難の業に思えてきます。「注ぐ」という、下方に傾けて一定の傾き加減でストップするという動作が、こんなにも不安定に心許なく感じ、自力でコントロールしにくいとは正直思いませんでした。
ましてや、マグカップの直径内に勢い良く出てくる液体を見事的中させるなんて、そもそも難しいこと。これまで自分が自身の子どもの粗相時にかけてきた言葉や対応を猛省しつつ、自分の子どもが今後盛大に飲み物をぶち撒けてしまっても、こぼして当たり前!くらいの心持ちで、もう少し優しい言葉で寄り添ってあげよう、と心に決めました。
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また、『ある小学一年生の月曜日の持ち物』という名目で巨大な大人ランドセルを体験できるブースへ。考えてみると、大人になってからランドセルを背負うことってそうそうないですよね。順番を待ちながら、他の鑑賞者の体験の反応を見ていると、予想外の重さに驚く姿や、姿勢も前のめりになる様子を見て、待ち時間も相まってますますランドセルを背負うことへの期待が膨らみます。
いざ、自分の順番が回ってきまして、スタッフの方の指示に従い着席した状態からゆっくりと立ち上がります。
「ああ、この重さはうちの長男をおんぶしている時の重さと似てるな!」という直感的感想。約19kgの中身はというと、教科書ノート類、筆記用具、今の時代はタブレット、手提げには体操着や給食当番の白衣、上履き、それから水筒など。数分だけでも、これらを持って移動すると首や肩への圧迫感が。。普段、子どもたちは基本徒歩で登校しているわけですが、平坦な道だけでなく、坂道や階段もあるわけです。そして季節によっては、猛暑であったり、雨であったり、身体的にも精神的にも不調になりうる外的要因もあります。少しばかりの体験の時間ですが、子どもたちの気持ちを知れたような気がします。
普段、近隣の小学生たちが放課後に、Tokyo Saikai Showcaseのドーナツテーブルや室内にランドセルや手荷物を置いて、お友達とおしゃべりしていたり、外階段で遊んだり、思い思いに自由に過ごす子どもたちの姿を見かけます。ふらっとShowcaseにお水を飲みにきたりする子もいます。
地域に拓けた場所にしたい、そんな思いを建築に落とし込んでもらったこのオフィスですが、具現化できている大切な光景の一つかなと思います。
夏頃によくお水を飲みに来ていた低学年の小さな子どもたち。その当時は、ランドセルがとても大きく見え、その小さな体で一生懸命な姿を我々スタッフも日々見守ってきました。確かに、1日の疲れもランドセルにプラスで蓄積されているかのように、両手に手提げやらなにらやを抱えて、ずるずると引きづりながら立ち寄る日もありました。最近では、数ヶ月前まではまだまだ小さくて危なっかしい場面が多かった子も、なんだか頼もしく成長したように見えて、「あれ?なんか身長伸びた?」なんて会話もしたりします。
話が少し逸れてしまいましたが、大人ランドセルを背負ってみて、東京西海スタッフにとって、地域の小学生は身近な存在でもあるので、Showcaseに立ち寄ってくれた際には「お疲れさま」の労いの気持ちも込めて、声をかけてあげたいなと思いました。
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また、港区外苑前にある ITOCHU SDGs STUDIO内に「こどもの視点カフェ」 が2023年にオープンされており、こちらにも後日足を運んでみました。
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いちょう並木もすぐ近く、広々とした気持ちのいい場所です。
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こどもの視点に触れながらゆっくりできる2Fのカフェスペース
カフェでは、軽食や飲み物を飲むことができ、ここにも巨大サイズの朝食セットブースがありました。トーストや牛乳パック、マグカップを通じて、食事でも子どもの視点を体験できる場があります。同じフロアに併設されているKID PARKも、ボールプールなど体を動かして遊べるスペースや手先や頭を使うブロック遊び、アート制作を通してSGDsを学べるような工夫が凝らされた、充実したアクティビティがあり、お子様連れのお客さまでとても賑わっていました。
今回の展覧会は、子どもとの暮らしや社会をよりよいものにするヒントを、大人が実際に「子どもになってみる」ことで楽しく学べるユニークなイベントでした。二子玉川での展示は2月25日まで。親子で一緒に訪れることはもちろんのこと、大人だけでじっくり新しい視点を体験してみるのもおすすめです!
尚、東京西海では、こどものためのテーブルウェア『NUPPU』も取り扱っています。子どもの食器という観点からも、身近な展示を体験できました。Showcaseでは、全ラインナップをご覧いただくことができますので、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
Tokyo Saikai Showcase 東京西海株式会社
東京都世田谷区瀬田4-29-11 1F(環八沿いのレンガとブルーの建物です)
■ギャラリースペース:平日10時〜17時(12時〜13時クローズ)
予約不要。一般のお客様も自由にご覧いただけます。
在庫がある商品はご購入いただけます。
(現金不可。クレジットカード / 交通ICカード/PayPay利用可能)
公式Instagram:https://www.instagram.com/tokyosaikaishowcase/
臨時閉館やイベント情報は、公式Instagramでご案内します。
法人のお客様は、事前にお問い合わせください。
info@tokyosaikai.com
◆今回の記事で記載させていただいたCommonのカップの一覧です。お気に入りのサイズ、容量、カラーのマグカップを見つけ、お子さまはもちろんのこと、親子で使われてみてはいかがでしょうか?