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【第二話】ティン・パン・アレー(Tin Pan Alley)は人じゃないよ。

音楽ビジネスのスタートと変革


ティン・パン・アレー(Tin Pan Alley)は、ニューヨークマンハッタンにある28丁目のブロードウェイと6番街に挟まれた一角の場所の名前です。

日本だともしかしたらバンドを思い浮かべる人もいるかもしれません。

細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆さんによるユニット(ティン・パン・アレー)がありましたよね。
          ↓これこれ

めっちゃ古くてかっこいい

こちらの皆様も今や全員レジェンド過ぎる方達ですが、その人たちにとってもこのティン・パン・アレーはインスピレーションの源であり、最大限のリスペクトを込めたバンド名だったのではないかと思ってます。

第一話スコット・ジョプリンが生み出したラグタイムの旋律は、すでにアメリカ中を席巻していました。その波紋は、ジャズやポピュラー音楽全体への影響を拡大していきます。

みなさんニューオーリンズを知っていますか?
ニューオリンズ=ジャズの故郷
なんて呼ばれ方もしたりします。

めっちゃ港町でしょ。

昔は、船での移動が多く、港町や貿易が盛んな都市は、どんな国でも、文化、音楽が入り混じる“交差点”になりやすいので、新しい音楽が生まれたり発展しやすい環境でした。

ニューオーリンズもその例外ではなく、フランスやスペインなどヨーロッパ系の文化に加え、アフリカやカリブ海方面からの影響も受け、黒人コミュニティや移民がそれぞれの音楽を持ち寄ったことでジャズやラグタイムが花開きました。
港町は船乗りをはじめ、多くの旅人や労働者が集まるため、自然と異なる言語やリズム、ダンスが混ざり合い、その結果として独特の音楽シーンが生まれてきました。

あのビートルズもイギリスのリヴァプールも港町。多くのミュージシャンが活躍する下地になりました。

ね。めっちゃ港。

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