IRの読み方

この記事では、IRの読み方を基本的な視点でまとめていこうと思います。
また、読む人の目的や属性(投資家、営業活動中の人、就活生.…)によって着目ポイントは異なると思いますが、今回は基本的な部分をまとめます。
私自身はIRをを普段から読むような人間ではないので、初歩的なところを抑えていこうと思います。


●IR とは
・英語では、Investor Relations:インベスター・リレーションズ
・企業が株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績の実績、今後の見通しなどを広報するための活動を指す。

●なぜIRを公開するのか
・情報開示を積極的に行う企業は行わない企業に比べて、株式市場で評価される傾向があるため
・また投資家が次の投資先の判断を行ったりする資料であるため、一般人が見ても、企業動向が理解できるように作成されている


●抑えておくべき3つの資料
決算短信
・企業の決算発表の内容をまとめた書類
・メインの有価証券報告書は決算の3ヵ月以上後にしか発表されない
・そこで要点(企業の決算結果)をなるべく早く投資家へ知らせるために各企業が作成するもの

有価証券報告書
・株式を発行する上場企業などが開示する企業情報
・開示される情報は、企業の概況、事業の状況、財務諸表など
・有価証券報告書を略して「有報」と呼ぶこともある
・一般にも開示されるもので、EDINETなどをとおして閲覧できる

説明会資料
・発表会にて、有価証券報告書では伝わりにくい部分を補足するための資料



IR情報を見る際のポイント
売上高

・今期の売上高
・近年の売上高の変化
営業利益(純利益)
・今期の営業利益(純利益)
・近年の営業利益(純利益)の変化
好調(不調)の要因
・外的要因
・内的要因
来期以降の経営戦略
・注力する事業領域
・解決すべき課題とその戦略




お読みいただきありがとうございました
次回の#企業情報を読む では、
・実際の企業のIRを読んでみる
・EDINETを見てみる
あたりを書いていこうと思います。

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