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PASMOとSuica、併用できるかな? ※修正あり
※2019/12/31、2020/1/14修正あり。
時差BizキャンペーンでPASMOを購入
東京都交通局が「都営交通2020冬の時差Bizキャンペーン」を実施するというので、記名PASMOを購入して都営交通のポイントサービス「ToKoPo」に登録。ついでに東京メトロのポイントサービス「メトポ」にも登録してみた。
これまでの時差BizキャンペーンはIC定期券の利用が条件で、定期を買わない私は対象外。今年の夏は記名PASMOの利用が条件となり、PASMOを買えば参加できたのだけど、ふだん使ってるモバイルSuicaが便利すぎるので参加を見送っていた。
そして冬のキャンペーン発表。対象期間は夏の7週間から2週間半と短くなったものの、付与ポイントは最大6倍となる30ポイント(30円相当)。還元率が運賃220円の13.6%超ということで、年明けのキャンペーン開始に間に合うように都営地下鉄の駅でPASMOを買い、ToKoPoとメトポに登録した。
ToKoPoの会員カードが意味わからん
メトポ。ウェブで仮登録するとお客様番号、WEBパスワード、駅パスワードが発行され、東京メトロの駅にある券売機でお客様番号と駅パスワードを入力して本登録が完了。駅でPASMO購入→自宅PCで仮登録→翌日に駅で本登録という流れ。PASMOを買って、その場でスマホを使って仮登録すれば、すぐに本登録までできちゃうのかも知れない。
一方のToKoPo。ウェブで仮登録すると約2週間(年末年始等を除く)で会員カードが発送され、都営地下鉄の駅にある券売機で会員カードとPASMOを紐づけて本登録が完了となるそうだ。会員カードが届くのが年明けになるので本登録はまだ終わってない。なんで物理カードなんて送ってくるの?メトポと同じようにIDとパスワードを発行するだけでいいじゃん。意味わかんないよ。
PASMOとSuica、どっちがお得?
ToKoPoとメトポに登録したので、それぞれのポイントから、PASMOとモバイルSuicaのどちらで乗車するのがお得か比べてみた。
ToKoPoは、都営地下鉄に乗車する毎にたまる基本ポイントが2ポイント、土休日ボーナスポイントが1日につき+2ポイント。さらに、同じ日に都営地下鉄と都営バスに乗ると付与される乗り継ぎボーナスポイントが+2ポイント。日暮里・舎人ライナーと都電荒川線でもポイントがたまるけど、使うことがほとんどないので省略。
メトポは、東京メトロに乗車するとデイリーポイントが1日につき3ポイント。土日祝日に乗るとホリデーポイントが1日につき+4ポイント。さらに、1か月に10回乗る毎にボーナスポイントが10ポイントずつ付与される。
モバイルSuicaはビューカードでチャージすると1,000円につきJRE POINTが15ポイント還元されるので、ToKoPo、メトポの付与ポイントを0.015で割った数字より運賃が安ければPASMO、高ければ今まで通りモバイルSuicaを使うのがお得となる。
都営地下鉄。平日は133円以下ならPASMOなんだけど、都営地下鉄の運賃は最安で178円なので、平日はモバイルSuica一択。土日や祝日は266円以下ならPASMO。ただし、1日1回のみ。
東京メトロ。平日は200円以下、土日や祝日は466円以下ならPASMO。どちらも1日1回のみ。東京メトロはたまにしか乗らないのでボーナスポイントは考慮しない。
やっぱりモバイルSuicaか
最も利用頻度が多い平日の都営地下鉄がモバイルSuica一択という結果に。
それ以外のケースでも事前に運賃を調べてPASMOとモバイルSuicaのどちらを使うか判断しないといけないし、オートチャージ対応のクレジットカードがなければ券売機などでチャージしないといけないとか、1日1回しかポイントが付与されないため、利用頻度が少ないとポイントをチャージする前に失効してしまう可能性もあることを考えると、キャンペーンなどでお得なことが分かっていない限り、モバイルSuicaを使うのが一番なのかなあと思う。
クレカを使えばPASMOがお得!でも……
ここでPASMOもクレジットカードを使うとさらなるポイント還元があることが分かり、東京メトロの「To Me CARD(一般)」で試算してみた。
まず、オートチャージ1,000円毎にメトロポイントが5ポイントたまるので、チャージの還元率は0.5%。さらにメトロポイントPlusの乗車ポイントとして、東京メトロ乗車毎に平日2ポイント、土休日6ポイント。メトポのポイントと合わせると、平日は初回乗車時に5ポイント、2回目以降2ポイント、土休日は初回13ポイント、2回目以降6ポイント。
モバイルSuicaとPASMOのクレジットチャージの還元率の差は1%なので、ToKoPo、メトポ+メトロポイントの付与ポイントを0.01で割った(100倍した)数字より運賃が安ければPASMO、高ければモバイルSuicaを使うのがお得となる。
都営地下鉄。平日は運賃200円以下なら何度でもPASMO。土休日は初回400円以下、2回目以降200円以下ならPASMO。
東京メトロ。平日は初回500円以下、2回目以降200円以下、土休日は初回1,300円以下、2回目以降600円以下ならPASMO。
クレジットカードでオートチャージすると、土休日初回の都営地下鉄、平日初回と土休日の東京メトロはPASMOがお得。それ以外はモバイルSuicaとPASMOがほぼ互角。最も利用頻度が高い都営地下鉄の平日220円はわずかにモバイルSuicaがお得だけど、総合すると都営地下鉄と東京メトロはPASMOを使うと決めてしまっても良いレベルかなとは思う。
ちなみに、モバイルSuicaをやめてPASMOに一本化したらどうなるか。モバイルSuicaはチャージで1.5%、JR東日本の鉄道利用で2%で計3.5%なのに対し、PASMOはJRで使うと還元はチャージの0.5%だけ。現時点でPASMO一本化はあり得なかった。
とりあえず情報収集を継続
PASMOのオートチャージに対応したクレジットカードは他にもあるので、もう少し情報を集めてみようと思う。その間に、長年モバイルSuicaを使ってきた私がPASMOとの併用をストレスなくできるのかも明らかになるはずだ。クレジットカードの申し込みは、問題なく併用できることが分かってからでも遅くないだろう。
※2019/12/31、2020/1/14追記 To Me CARDのオートチャージによるポイント還元に認識間違いがあり、2019/12/31に誤り訂正の投稿を行いましたが、訂正が別投稿になっていると分かりづらいため、2020/1/14に「クレカを使えばPASMOがお得!でも……」以降を修正しました。大変失礼しました。